「志々雄真実の生き様をその目に焼き付けろ!!」るろうに剣心 伝説の最期編 ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
志々雄真実の生き様をその目に焼き付けろ!!
自分の認識が誤っていました。剣心が主役だとばっかり思っていましたからね。違ったんですね。まさかまさか、まさか志々雄真実の生き様を観る為の映画だったんですね!と、考えを改めましたよ。その為の前後編だったと。
いやね、まじでね。「凄い!」の一語に尽きますわ。
出血大サービスじゃないですか(実際に出血してるし)!
今迄の総決算というべき主要剣客の大量投入で、お祭り感満載ですよ!
緋村剣心&相楽左之助&四乃森蒼紫&斎藤一VS志々雄真実の狂い咲き焔大乱舞を堪能する為の三部作だったんですよ!見事ですから!ガチですから!もう!もう!素晴らしいったらないですよ!
『京都大火編』のレビューでは、瀬田宗次郎と剣心の殺陣が自分の中で一番のベストバウトだと書きましたが、今回はその二人の決着もあって、前回よりも格段にパワーアップしてるんですけども、それすらが霞むんですよ!VS志々雄真実の殺陣の前では!あれ本当よくやりましたよね、藤原竜也は。炎の噴き出す刀をブンブン振りながら、あそこまで激しい殺陣を多勢相手にね。包帯ぐるぐる巻きで息も苦しかろうに。
まあ、殺陣をこなしてきた量で言えば剣心演じる佐藤健君の方なんでしょうけども、もう、なんだろう。なんでしょうね。熱量が違うでしょ。志々雄真実なんですよね、この映画の凄みって。あれ観ちゃったら、そうとしか思えない。
いやごめんなさいね。さっきから志々雄真実を連呼しまくってますけども。まそれぐらい鬼気迫るというかね。これはもう観てもらうしかないですよ。観てください。
三作観て来て本当に良かったと、この映画に付き合って来て本当に良かったと、きっと心から思えるラストなんじゃないでしょうかね。
拙者はそう思うでござるよ、薫殿。