「完結編鑑賞。」るろうに剣心 伝説の最期編 YazTJさんの映画レビュー(感想・評価)
完結編鑑賞。
伝説の最期編、劇場で見てきました。
前作の京都大火編と並び、ストーリーが続いているため、見なきゃいけない感に耐えられず…。どう収拾したのかなっと気になって…。
さて、原作があれだけ長いしキャラクターも多く、ほぼそれぞれにドラマがあるため、映画で2時間弱となればバッサリカットしなければいけないところは多少なりとも出てくるので、手先程度の扱いで終わった十本刀は致し方ない…。残念だがそれは仕方ない。
盲剣の宇水と斎藤一の対決は見れたが、ほんの5秒(笑)
やっと牙突が炸裂しました!一作目のショボい牙突の二の舞は避けてほしかったが、今回はしっかり決まりました。
今作品では確か、二回しっかり決まります。
前作では、一度構えたけど牙突が出る事はなかったんだけど、今回は◎
(上から目線…笑)
あと、四乃森蒼紫がようやく活躍します。
剣心との闘いも見応え十分です。やっと蒼紫が実写版で見れました。
前作の酷い扱い方は忘れて、今作品だけ見ましょうw
作品の前半は、もちろん剣心と師匠の修行シーン。
オープニングが2人の出会いのシーンという展開は予測済み。
(でも、タイトルの出し方が左下に小さく出てたのが寂しかったです)
願わくば、最期の闘いに師匠も登場して欲しかったが、まぁ、それも仕方ない。原作では京都で才槌と戦ってましたが、今回は名前さえ呼ばれないキャラになっていたので。
師匠の福山雅治はすごく良かったです。貫禄ありました、師匠として。
剣心より強いので、殺陣もかっこ良かった。
ただ原作の師匠と違って、自信過剰とも言える嫌みな性格がなかったので、残念な気もしましたが…。
(本作見る前から、分かってましたが、やっぱり九頭龍閃は出なかったです。あれは無理やろ(笑))
原作の中で修行して強くなるキャラが剣心と左之助ですが、左之助の成長はなかったですね。安慈との対決はしっかりあるんですが、二重の極みは炸裂せず! 見たかったけどね。闘い方もノリも一作目と同じだったので、残念。
ラストはやはり志々雄真実との対決。一度は4対1になり、剣心以外倒され、そして剣心対志々雄になり、決着。
終わり方は原作と同じです。ただ、天翔龍閃は一度だけ。
原作では一度仕掛けて、防御され、その後の連続して二度目で志々雄に当るんですが、映画では一発で炸裂。劇中、この奥義が出るのも一度だけ。ま、それも仕方ないですが、もう一度見たかったー。
原作では四乃森蒼紫と瀬田宗次郎は2人とも、奥義を喰らうんですが。。。
まぁ、致し方ないでしょう。
などなど原作ファンとしては妥協する点は数多にありますが、でも全体的には三部作の中では一番楽しいです。
ただ、ラストシーンだけ気に入りませんでした。
剣心「一緒に見守ってくれぬでござるか?」
薫「えっ?」
えええええええ?? それで終わりかい。
プロポーズしたみたいな感じだったけど、今作で薫とまともに会話するシーンなんてほとんどないし、薫が無事なのも人づてに聞くし、剣心と薫の絆が全く三部作通して感じられないため、プロポーズで終わっても「そんなのどうでもいいです」
それより、蒼紫、斎藤一のカッコいい退場が有ってほしかったし、一作目のラスト「ただいまでござる」は今作品のラストだろー。
一作目では剣心はどこにも行ってないし。「ただいま」は効力なかったんですが、今作品であれば効いたかな。
巻町操もいつのまにか退場してるし、、、
うーん。瀬田宗次郎がもっと描けていれば、エンドロールの後に、瀬田宗次郎のその後が付いていても良かったなー。
と、感想はこんなところです。
あとはBlu-rayになるのを待ちますか。