「原作の看板抜きで、良い作品」るろうに剣心 京都大火編 katさんの映画レビュー(感想・評価)
原作の看板抜きで、良い作品
小説・漫画が原作である作品が実写化した時には、色々と残念な結果に終わることが多いけれども、この作品はよく頑張って作られてるなと思いました。
前作との絡みで変更せざるを得なかった蒼紫周辺の部分を除いて、おおよそ原作の内容を忠実に再現しています。それでいて、なかなかしっかりした剣劇にもなっていて、「るろ剣」のブランド名がなくとも成功してたんじゃないかなと思えるぐらい。後編も楽しみです。
そうした中で個人的な価値観になってしまいますが、瀬田宗次郎はあんなニヤニヤ笑いではなく、無邪気なニコニコ笑いで居て欲しかったかなと。原作でも一貫してニコニコ顔だったから、同じ感想を抱いた人も少なからずいるのではないかと思うのですが・・・。
あと、操に方言を喋らせたのは著しくNGだったかと思います。当方、京都人ですが、一体全体どこの言葉やねんと思ってしまうぐらい不自然な方言になっていました。そしてその一方で、ずっと京都に住み続けていたはずの青空を始め、多数の人が完全に標準語。なぜこのような中途半端な状況になってしまったのか。この部分は減点です。
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