「要所要所でしらける」MONSTERZ モンスターズ moさんの映画レビュー(感想・評価)
要所要所でしらける
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好みによって感想が分かれるとは思いますが、あくまで主観です。
公開日に見ましたが、ただただ人が死ぬ怖い映画という感じだった。
殺し方もホラー映画ぽく、不気味で後味の悪さがあった。
”男”に操られて終一を襲いに来た大柄の男2人組が突然めちゃくちゃに殴りかかるシーン(しかもコンクリートの壁に穴が空くレベルの怪力。普通の人間じゃありえない。)や、ホール内に居る人間全員が操られてつぎつぎに終一に対して席から立ち上がって罵声を発するシーンやホールの上階席から操られた人々が自ら次々飛び降りて死ぬシーンなど、「え…???なんで?」としらける場面が多々あった。
しかも、藤原竜也が出演しているのだから、頭脳戦的な要素も期待していたが、”男”に立ち向かう人々や警察の行動がちょっとお粗末だと感じた(”男”が視界に入った人を操れることはわかりきっているなら、SATなどが銃で狙撃するより隙を見て目を隠せばいいのではないだろうか…逆に警察の群衆など大勢で立ち向かえば向かうほど大変なことになるのはわかりきっているのではないか…など)。いろいろとツッコミどころが満載だった。殺し方の残酷さや不気味さはホラー映画的要素でもあるので、この映画の設定においては必要ではないと感じた。見終わった後に「怖かったけど面白かった!」ではなく、「ただただ怖かった。不気味だった。以上。」という後味の悪さしかなかった。強いて良い点を言うなら、藤原竜也の目力の強さと山田孝之の格好良さと2人の演技力である。
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