「AKIRA」MONSTERZ モンスターズ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
AKIRA
ずっと目隠しをされた少年。父親(三浦誠己)からは「あいつは化け物なんだよ!」と罵られ、怒鳴られ母(木村多江)の前でぶたれた結果、少年は能力を使い、父親を死に至らしめる。落とした本は超能力を描いた『AKIRA』だった。
20年後、人々を操り銀行強盗をやり遂げる男(藤原)。右足は義足だ。ある日、いつものように力を使ったとき、一人だけ力が通じない者がいた。その名は田中終一(山田)。運送屋をしていた終一は地図マニアで平凡な男だったが、何事もなかったように振る舞い、直後に車にはねられる。全治4,5ヵ月と診断されるも3日で退院した終一ははねた雲井(田口トモロヲ)が営むギターリペアの会社ユートピアを訪れるが、慰謝料がもらえそうになかったため、そこに就職してしまう。その娘である叶絵(石原)に惹かれていく。「地図と結婚したい女」という本を自費出版したいらしい(笑)。
気になりすぎた男は直接雲井の家に忍び込み能力を試すが、やっぱり効かない。そこで叶絵を操作し、雲井を突き落として殺し、終一も叶絵にナイフで刺されることになった。しかし、終一もまた特殊能力を持った人間。生まれたときから驚異の治癒能力があったのだ。幼いころ、車に同乗していた家族が全員死亡したのに、彼だけは生き残った過去があることも明かされる。さらに、なぜかその時から警察の柴本(松重豊)は目をかけていたのだ・・・なぜか警察は終一と超能力男の写真を公開指名手配する。そして超能力vs不死身男の決戦が!
『AKIRA』の単行本を20年経っても愛読書にしている超能力男がいい。。劇場で多くの観客が操られて飛び降り自殺するシーンは壮観だったけど、無駄な部隊を突入させたり、もっと考えて行動してもらいたい。目隠しすればいいってわかってんだからさ~(笑)。ラストはちょっと安っぽいドラマ仕立てになってたけど、普通に考えても操ることもできない不死身の男に勝つことはできないよな・・・