そこのみにて光輝く(ネタバレ)のレビュー・感想・評価

そこのみにて光輝く

劇場公開日 2014年4月19日
27件中、1~20件目を表示 映画レビューを書く

暗がりに輝く光 ネタバレ

仕事の事故で可愛がっていた部下を喪くしたショックを引きずり、死んだように生きている達夫(綾野剛)は、パチンコ屋で拓児(菅田将暉)と出会う。達夫は拓児にタバコの火を貸す。ただそれだけで、拓児は達夫を自分の家に誘う。拓児はそれほど人懐っこく、そして底抜けに明るい若者だ。
拓児の家は海岸近くのバラックで、そこには病気で寝たきりの父と母、そして姉の千夏(池脇千鶴)が暮らしていた。
拓児は傷害事件を起こして刑務所にいたが、いまは保護観察の身。千夏の愛人で町の有力者の中島は拓児の引受人になり、自分の会社で拓児を働かせている。
千夏は水産加工場で働くが、それだけでは家族を支えられず、夜の町で身体を売っていた。

綾野剛、菅田将暉、池脇千鶴、この3人が本当に素晴らしい。
達夫は拓児の明るさに救われ、拓児も達夫を慕う。そして達夫と千夏は愛し合うようになる。まわりから見たら、ひどい日常かも知れない。しかし、そこに光はあるのだ。
それは、お互いからしか見えない光だ。

終盤、達夫と千夏が達夫の部屋でスイカを食べているシーン。達夫は元の仕事に戻ることを決めた。千夏が言う。
「戻る前に亡くなった人のお墓参り行こう」
達夫はしばらく何も言うことができない。沈黙の後「ありがとう」とだけ言い、千夏の胸に顔をうずめる。
沈黙の長さ、短いセリフ、そして嗚咽。お互いがお互いを、どれだけ必要としていたかが伝わる。そして、この後2人は結ばれる(このシーンも素晴らしい!)。

映画は、達夫の元に彼の妹から手紙が届くシーンで始まる。妹は亡くなった両親のお墓の心配をしている。妹はすでに嫁いでいる。そして、達夫がお墓の問題に無頓着なのは、家族がいないからではないかと指摘する。

家族は面倒だ。
千夏は父の病気のために家を出ることも出来ず、そして身体を売っている。保護観察中の弟も心配だ。
千夏は達夫との結婚を決め、愛人の松本と別れようとする。松本は、地元企業の社長で周囲には鷹揚な態度を見せるが、実に“小さい”男で、拓児の雇い主でもあり、彼の保護観察の引受人の立場でもある利用し、千夏との関係を続けようとする。千夏が身体を売るほど困窮していることには手を貸さないクセに、だ。
千夏を巡って達夫と松本が争いになる。
殴り合いのあと、達夫が言う。
「家族、大事にしたらどうですか?」
松本が返す。
「大事にしてっから、おかしくなんだべや」

千夏は家族に縛られている。そもそも弟のことがなければ松本との別れ話も簡単なはずだ。
千夏は元気だった頃の父との思い出を大事にしている。しかし、重荷に耐えられず、千夏は父を手にかけようとする。駆け寄って達夫がそれを止める。

千夏の「今の」家族は大変だ。しかし、達夫と育むのは「新しい」家族だ。
終盤、もう一度、達夫の元に妹から手紙が届く。妹は達夫の結婚を祝福する。

ラスト、父の部屋から飛び出した千夏。彼女を追う達夫。2人を巡ってカメラはパン、そしてフレームは遠くに太陽を捉える。手前に立つ2人。そう、太陽は眩しくも2人を照らしている。
この後も、決して楽ではないだろう。しかし、彼らはお互いの存在に光を見出すことによって、生きていけるだろう。そういう希望を感じさせるラストシーンだ。
泣いていた千夏、こわばった顔の達夫だが、2人は僅かに表情を緩める。
綾野剛のインタビューより。
「この人たちはこの先も生きていくだろうと伝えることが、一番重要なんだと思います。」
暗いから、そこで輝くもの、それが光なのだ。

しろくま
しろくまさん / 2019年1月18日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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なんとも言えないきもちになる ネタバレ

パチンコ屋で出会った少年(菅田将暉)の姉と恋をして、その姉が身体を売ることを仕事にしていて、相手が菅田将暉の仕事場のオーナー。
この繋がりが3人の関係を崩していくのが、リアルに描かれていた。

一緒に山に行こうと居酒屋で話していたのが見終わってからではとても切ない。

父親の首を絞めたのに、名前を呼ばれて、どんな心境なのだろうと想像したけどできなかった。
最後の2人の笑顔が未来を見ているようで良かった。

kanaa
kanaaさん / 2018年10月13日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:VOD
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性の翻弄、憤りの罪 ネタバレ

『そこのみにて光輝く』(2014)

<性の翻弄、憤りの罪>

2月の朝6時前はまだ暗く、やがて明るくなっていくだろう。外出の用事があって早く寝床から出て、こうした時間にみる。GYAO!のキネマ旬報ベストテン特集からみて、1位だった作品のようだが、少しと言っても随分前に感じるのだが、日本映画専門チャンネルで、原作の佐藤泰志の特集と言うことで、この映画も幾つかの他の作品と放映していたかも知れない。勘違いしていて、15歳に関しての条件のある映画ということで、別の男の監督と別の女優の映画かと思っていたのだが、違っていた。監督は女性で、よくわからないが在日韓国人という関係の人なのか、そうした名前で、主演女優は池脇千鶴だった。池脇は清純な女子高生のコマーシャルで出てきたと思うが、わけあってとは言え、不倫は不倫であるから言語道断なのだが、不倫男性役が男闘呼組の高橋和也との正常位激しいバウンド付きのセックスシーンがある。池脇が34歳の肉感を少し見せている。こうしたシーンを挿入するのはどうしたものなのか。その見せ方の程度にもあるか。舞台は北海道らしい。
方言もそうなのだろう。時代背景はわからない。原作者が1990年に自殺している。1980年代なのだろうか。貧困の姉弟がいて、父親が寝たきりなのか、母親の貧困家庭に、無職になっている主人公の綾野剛が出会うのだが、きっかけはパチンコ店でふとしたきっかけで出会った貧困家庭の弟役の菅田将暉が、家に連れてくると、そこに姉役の池脇がいたという出会いから、男女としての関係性の部分は始まる。池脇は菅田がたまに仕事をくれる社長の高橋と不倫して、弟の仕事を貰っているような関係で、昼は塩辛工場で働いてもしている。貧困のために仕事を選ばない状態の女らしい。複雑ではあるが、そこに綾野が出てきて揺らぐということか。池脇は夜の性接待の仕事もしている。綾野も石材採掘の仕事中の事故でトラウマを持ち、ぶらぶらしている役らしい。綾野は『八重の桜』での松平容保のイメージが私はついてしまっている。だからこの映画は全然違うような人である。菅田将暉も『女城主 直虎』で井伊直政をやったのでみたが、『ピンクとグレー』も最近みて、特徴のある俳優だなと思っていたが、これにも出ていた。この作品のほうが早い。池上は誰にでも体を与えてしまう難しい女だが、気持ちは綾野にあり、「私と結婚でもしたいの?バカだと思われるよというセリフの後で、綾野は厳しい表情をする。高橋も菅田をかわいがってはくれるし、池上のことも思ってはいたりと、悪人の中にも複雑な面をみせるようだが、不気味に見える。
菅田は無邪気である。何をしたのよく把握できなかったが、仮釈放中なのだが、無邪気で悪人という感じではない。貧困のためという設定はあっても売春婦である女に関わっていく男。難しい局面だと思う。しかし女は、新たな男に出会ったことで揺らぐ。男は女の性接待居酒屋で、「ヤマで一人死なせたんだ。俺そいつに急げやって言ったんだ」「だから私みたいな女でいいんだ」「違う。もうこんな仕事(売春)やめれや」「わかんないんだよね。私には、まともな仕事もしたことあるけど、毎日会社いって毎日飲みにいっても、いるとこないんだよね。私には。そういうの。わかんないっしょ」という会話をする。女の本心はわからないが、男に私みたいな女と付き合うなという気持ちからそういうセリフを吐いたのかどうか。ウィキペディアには、綾野も菅田も仮面ライダーシリーズがデビューらしいとか、綾野は役作りで北海道の居酒屋で飲んだくれながら撮影に臨んだとか、菅田も映画やドラマでかなりの体重の増減を繰り返したなど出て来る。綾野と菅田は義兄弟にもなっていないが、つるんだりしている。変だが、いいコンビにみえる。と思ったら、不倫社長の高橋に綾野が会いに行く。綾野は池脇と別れてくれと高橋に行って、取っ組み合いの喧嘩をする。「みっともねえことやめねえか。」高橋に殴られ、綾野は口内を強く出血し、高橋の顔に血がかぶる。「家族を大事にしたらどうですか」「大事にしてっからおかしくなるんだや」。これは難しいセリフだ。意味がない場合もあるかも知れない。菅田は「仕事無くなっちまったじゃないか」と怒るが、綾野が「一緒にヤマに入るか」というと喜んで、「飲もうぜ。達夫(綾野の役)」とはしゃぐ。そこまでして、女を売春婦から抜け出さそうとした男だったのに、よくわからない映像ながら、脳梗塞かなにかで性欲だけある父親に肉体を与えているようなシーンがあった。これは衝撃的なシーンだが、そうだったのかよくわからない。その後、池脇が外に出てきて、喧嘩を「いい年こいて」と綾野に言って泣く。
綾野の役はハードボイルドに近く、女と寝てしまうので少し違うが、汚れてしまった女と家族を持ちたくなったということで、人を死なせてしまったと思っているトラウマのあるヤマに女の弟も連れて戻ろうとする。女もその弟も、救い出そうとする存在の出現だったかも知れない。食堂で綾野と池脇と菅田が集まるシーンは束の間の暗い背景の中での明るいシーンだったのかも知れない。男たちは仕事を選び、女は、不倫も売春も解消できそうだというシーンで終わっても良かったのかも知れないのだが、それなら救いの物語ともとれそうだが、それでも中途半端か。どうなるのか。暗い部屋で綾野と池脇がスイカを食べながら、「ヤマ入る前にさ。亡くなった人のお墓詣りに行こう」と池脇が語ると、綾野は泣き、「ありがとう」と返す。この男女の場合は、性愛は先に走ってしまったが、心からわけありながらも結婚しようとする気持ちはあった。複雑な時代が、田舎の1980年代なのか、あった。そしてセックスシーンになってしまう。ここら辺は複雑な日本映画というものだった。婚姻届けは出していないが、心から結婚しようとしている男女ではある。しかし、ここがドラマの難しいところで、そうしたシチュエーションにしなくても、婚姻届け後に性愛をすることも可能なのである。
これは至るところ、小説や映画に於ける問題点だろう。女性の監督による、セックスシーンの見せ方というのはどういうものかというのもあるかも知れない。小津安二郎や黒澤明はセックスシーンは露骨にしない名監督だと思う。映画監督にしても時代の感覚は劣化しているのか。原作者の佐藤は自殺している。こうした原作を書くというのが複雑なのか。高橋は池脇の後をつける。「腐ってんのよあんた」と言うが、「いいから乗れや」と言われて、車に乗ってしまう。仕事はくれたが、結局は
悪い不倫男だろうか。このシーンの音響は不気味で、背景も暗い。なぜ女は不倫男の車に、新たな男と約束した後に乗ったのか。高橋が「お前がいないとやってられないんだ」と言う。「どっかの店にいけばそんな女はいくらでもいるよ。早く済ませてよ」不倫関係の男女がカーセックスを始める。双方が醜い顔をしながらの汚いセックスを始めるが、女が泣きだして抵抗してしまう。男は何度も女の顔を殴る。殺したのかと思ったが、その後、顔の腫れた女が夕日の海を一人みている。これで不倫男との関係が切れたのだろうか。女はぎりぎりのところで自分を見失っていなかったのだろうか。男のほうも復帰しても爆発物を岩石に仕掛ける危険な仕事だ。そうした暗い拝啓にも、祭りのシーンが現れる。だが背景の音楽は暗い。高橋は町の人たちと何事も無かったように談笑している。音楽の不気味さから、菅田が祭りに入ってくる場面で悲劇を予想させる。姉を馬鹿にして殴ってなぶりものにした社長に弟は激高してしまう。祭りの中で弟は不倫の社長の腹を刺す。仮釈放中でもあったのに。弟は逃げる。家では母親が泣いている。綾野が拓児(菅田の役)は。と聞く。千夏(池脇の役)に、大丈夫だからと言って、街を探す。法治国家は、悪い人間をも法律で戦わないと不利になってしまう世界なのである。刺してしまうと、いかに正義感があっても悪者にされてしまうのである。弟は逃げるしかなかった。母と娘は泣くしかなかった。男は探した。弟は男のアパートの玄関で座り込んでいた。弟が笑いながら「達夫。タバコくれ」というと、男は弟に殴りかかった。そして肩をゆすった。一緒に座り込んだ。そして弟にタバコを差し出した。弟に至っては性関係の話は一切出ていない。正義に出たほうが法治国家は不利になる仕組みも持っているから、ドラマや映画にして抵抗するしかない面もある。セックスシーンのある映画ゆえにさらに複雑な事をしている。高橋の社長は死んでないという。「達夫。俺はもうヤマいけねえや」と泣く。「父ちゃんや母ちゃんや姉ちゃん。喜ばせたかったのに。俺もうなんもできねえんだよ」男は弟の肩を抱く。自転車で二人乗りして、これも法律ではだめだが、交番の前に行く。弟が手をあげて、にこりとして
出頭する。男は見送って去る。夜が明けかかっている。厚い曇りである。男は妹に手紙を書いていた。妹は、ナレーションで、お兄ちゃんに家族が増えるのがうれしいと返信するが、なぜなのか、池脇は父親の首を絞めて殺そうとしている。そこに綾野が帰ってくる。間一髪で寝たきりの近親相かんを予想する父親は助かる。もし殺していたらさらにどうしようもない所だった。画面がほとんど真っ暗にしてわかりにくい映像にしている。父親は男女に対して何か語ろうとするがわからない。女は泣き叫び、男は涙を浮かべる。そして外に出る。北海道の海の音が聞こえる。朝日が顔を出している。女は振り返り男を見る。顔には殴られた社長からの傷跡がある。泣いたような笑ったような複雑な表情を浮かべる。男は厳しいようなにこやかなような顔を向ける。そして寄りそう。そのシーンは綺麗だ。2014年のキネマ旬報のトップの作品。なぜこんなに複雑に生きねばならなかったのか。表向き優しい父と主人の顔をして羽振りよく貧困地域で開発をしながら、不倫に売春せざるを得ないように思いこんでしまったいた女を引きずり込む社長。それに対して、人を死なせたとトラウマでぶらぶらしてしまいながら、一つの家族と出会い、それを助けようと思ってしまった男。
しかし、それでもその男はそういう関係がうれしかった。運命は人に翻弄されるが、救いは人でもある。汚さと聖なるものが混在している社会。静かなピアノの音色で映画は終える。こうした社会だから悲しく美しいと思ってしまう映画である。だからトップにはなる。だが、社長と女が不倫関係でもない関係はあるし、婚姻届けを出しての順番も実際にはあり得る。トップの作品で考えさせられるとしても、私はあえてこうした映画への評価は下げるしかないのだ。

Takehiro
Takehiroさん / 2018年2月4日 / PCから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  泣ける 悲しい
  • 鑑賞方法:-
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スカッと ネタバレ

タクジがベンツの社長を刺したところでアドレナリンが出まくりました。タクジは山に行ったら死ぬー!と思いながら観ていたのでスガスガしく出頭できてよかったーと思いました。面白かったッス。

ヲタツ
ヲタツさん / 2017年10月15日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  興奮 幸せ
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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これが底なの? ネタバレ

雰囲気は好きだけど、
貧困やらを緻密に描いたドラマとしては微妙。

例えば、「場末の違法風俗で8000円の女」とは到底思えない
レベルの高い女性がでてくるが、その時点でリアリティが感じられない。

その辺の感覚なくして、底を説得的に描けるのだろうか。

いもりり
いもりりさん / 2017年9月25日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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人生の希望を連れてくる光か。 ネタバレ

鉱山の仕事で活躍する現実世界に戻ろうとする達夫と、再貧困の現実世界からの脱出が図れない千夏・拓児。この人間の組み合わせが、悲劇に悲劇が重なる重く暗いストーリーを織り成します。一縷の望みを描き、それを破壊する物語の酷さに胸が痛む。この世界に希望なんかない、幸福なんか絶対に訪れないという気分にさせられる。

最後のシーン、二人を照らす朝日が、人生の希望を連れてくる光だと信じて幕を閉じる。

くろかわポタリング研究所
くろかわポタリング研究所さん / 2017年7月14日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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一筋の光が ネタバレ

逃げられない悲しい現実の中に生きる人々。その中にさした一筋の光が消えていく。なんとも悲しい結末…。

ちびちょ
ちびちょさん / 2017年7月9日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:VOD
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まず、キャストが良かった。 綾野剛も池脇千鶴も素晴らしいけど、やは... ネタバレ

まず、キャストが良かった。
綾野剛も池脇千鶴も素晴らしいけど、やはり菅田将暉に注目してしまう私……。
あんな素晴らしいルックスなのにかっこよく見えない、ダサく見えるのはほんとすごい。

全体的に暗い重苦しい雰囲気だけど、登場人物は皆家族を大切にしてたり仲間を想っていたりと、思いやりのある人達。そんな人達が社会的には底と言えるところで生きていこうと必死にあがいてる。

この雰囲気だったから、ラスト後味悪いやつかなあと思ってたんだけど、あのラストで良かった。
色々あったけど、みんな前を向いていくような、希望を感じられるラスト。綾野剛の笑顔良かったです。

この映画の特徴として性的な描写が多くあるが、目をそらしたくなるような、胃もたれするような生々しいシーンになってる。それがまたリアルで。目をそらしたくなるようなものもしっかり描いてるのが良い。

あと池脇千鶴の家族。私の家族がああだったら、絶対に家を出ていくし、重荷に感じて関わらないようにしちゃうと思う。何とも言えないあの汚らしさというか、家に漂う空気感というか……。うまく表現出来ないんだけど、ここに居たくないって思っちゃう空気が漂ってて、負のオーラというか、ホームレスの人がまとっている空気と同じものをあのお父さんとお母さんから感じる。素晴らしい。
そんな家族を捨てないで自分の体を削ってるというのは、私だったら耐えられないし、こんな家族いなければって思っちゃうのは当然だと思う。足引っ張られてる、煩わしいと思ってしまうと思う。ちなつはすごい人。でもやっちゃいけないことがあって。

人を助けるっていうのは愛がないと出来ないことだなあと思った。たくお?は愛のある男だ!

うん、全体的に良かったです。

ますん
ますんさん / 2016年10月23日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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あなたには希望のにおいがする ネタバレ

そこのみにて光輝く
タイトルに相応しい映画でした

映画の中ですごく「目」が印象的でした
見開いていた目や、松本が失った目、すごく印象的でした

達也と千夏が海で抱き合うシーンは美しかった
特別海が綺麗な訳ではないのに、
やはり無条件で愛し合う男女は美しいんだと感じさせられました

真っ当に生きることができたら
他の人たちみたいに生きることができたら
どれだけ楽だろうか、救われるだろうか
みんな、不器用でもどかしい

綾野剛さんはこういう役の方が好きだな
口数が少なくて、無気力で、タバコをふかして
すごく似合ってたし、素敵だった、かっこよかった

火野正平さんの出演してる映画は初めて観たかもしれない
"芸能人プレイボーイの元祖"
彼の演技を観ることができて本当によかった

原作の佐藤泰志さんは41歳の若さで自ら命を絶った
彼の唯一の長編小説
彼もまた、きっと生きるという事に苦悩していたのではないか、そう感じました

かす
かすさん / 2016年7月12日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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微妙です ネタバレ

どのキャストも好演が光り、起伏の少ない人間ドラマでありながらラストまですんなり一気見できてそこそこ良作だと思う。
ただ見終わって考えて引っかかっる点がとりあえず二つ。

一つは、普段そのような店に足を運ばない男がたまたま一度行ったら再会してという設定がどうにも都合良すぎる。
女の側でもさすがにすんなり信じれない話でしょ。
せめて通りで見かけてつい追いかけたら…とかのほうが良かったのでは?

それから物語後半は造園屋社長に一方的に弱味を握られているかのような展開で話が進むが、普通この構図でそれはない。
大事な家族に長年の浮気をバラすぞと一言言ってしまえば済むし
そもそもそんな弱味を抱えた者が強気に出るような真似をするはずがないのでは。

チラ裏
チラ裏さん / 2015年9月6日 / フィーチャーフォンから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:-
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菅田正暉が光ってた ネタバレ

なんていい映画なんだ!

交番に出頭するシーン。横断歩道の向こうの点滅する信号。切なかった。

クライマックスの朝日は希望の象徴なんだろうか。

観てよかった。邦画の最高峰。

ローランド山
ローランド山さん / 2015年5月10日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  泣ける 幸せ
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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題名の通り、そこのみにて千夏が輝いていた。貧しくて、体を売っている... ネタバレ

題名の通り、そこのみにて千夏が輝いていた。貧しくて、体を売っている決して美しいとは言えない女性なのに、どうしてなのか。それが池脇千鶴の魅力だと思う。綾野剛との絡みは妖艶。ラストが印象的。この映画で初めて菅田将き(感じが出ない!)を知った。いい役者だと思った。

いつこ
いつこさん / 2015年3月13日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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池脇千鶴最高! ネタバレ

 暗いイケメンが特に何をするでもなくいい女をゲットする話は見ていてムカムカする。それというのもオレのようにへりくだってヘラヘラして結局何も手に入らない場合が多いからである。殊更悲惨な感じで売春といった境遇を描かなくてもいいのではないだろうか。売春婦は売春婦で売春婦の日常があり、それが普通になってしまう悲惨さの方がずっと根が深い。この映画のように貧困、寝たきり、介護、売春という負の連鎖を、さあ悲惨ですよね!と描かれると安全な場所から見物させられているようで居心地が悪くて、そんな表現はあまり好きじゃない。

 池脇千鶴がイケメンと海に入って若い二人なのでたまらなくなってキスをして体を求め合う場面はうらやましかった。いいなあ。

古泉智浩
古泉智浩さん / 2015年1月12日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  萌える
  • 鑑賞方法:映画館
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うーん ネタバレ

原作を読んだ後に映画を見たので、原作と違うなーと思うところは結構あった。ただ、主人公の過去とかあえてかえる必要あったかな?と思うところも多々あり、多少違和感を感じながら見る事となった。

綾野剛と、池脇千鶴、あと拓治役の男性は凄いハマり役で良かった。個人的には拓治役はもっといかつい男をイメージしていたけど、映画を見てみると全然違和感はなかった。
ただ、面白いかと言われるとそこまでかなという印象。時間があれば見るのは良いけど、そこまで積極的にお勧め出来る感じではないかなと思った。詳説版も同じ印象。

内容としては、昔の作業現場でトラウマを負った男が函館で無気力に
生活しているところを、パチンコ屋で知り合った拓治とその姉とのかかわり合いの中で、生き甲斐を見つけ出すっていうような内容。
正直、そんなに目新しいようなストーリーではないけど、役者の演技が良いので見てみるのもあり

けいすけ
けいすけさん / 2014年12月9日 / PCから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  悲しい 知的 難しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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思いのほか、良かった ネタバレ

実は、賞を穫った事によるミーハー的遅れ鑑賞組です。
まずは、冒頭のカメラワークに興味をそそられ
綾野さん、池脇さん共にその演技に引きまれました。
中でも、最近注目している菅田さんも出演していている事をその場で初めて知り、改めて彼の演技を観て、脱帽でした。

暗く切ない話の中で、無邪気な明るさを織り交ぜて、暗い中にも少しホッとする様な部分も、見事に演技されていました。
それが、余計切なくさせる部分でもありますが、

そして、それも最後には……

レビューにはズレますが、菅田さんと、もう一人注目している若手女優の方が主演される映画もあるそうなので、この映画を観て更にその思いを強くしました。

やまやん
やまやんさん / 2014年9月7日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい 難しい
  • 鑑賞方法:映画館
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おもしろかった ネタバレ

綾野剛さんも池脇さんもよかったけど、何より菅田将暉さんがめっちゃくちゃよくてファンになった。
愛すべきバカキャラだった。
ラストはきゅんきゅんする。大好物。

上田優作
上田優作さん / 2014年8月31日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  泣ける 楽しい 萌える
  • 鑑賞方法:映画館
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泣いた ネタバレ

そこのみにて光輝くを観てから余韻が続いている。愛を求める姿が美しくてでも哀しくて。どんな場所にいても今いる場所から逃げたくないって思う。
個人的には底辺のクソ社長の『家族大事にしてたらなぁ、おかしくなっちまうんだよ!』で、すごい哀しくなった

余んだ
余んださん / 2014年7月5日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  泣ける 悲しい 難しい
  • 鑑賞方法:映画館
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池脇千鶴。 ネタバレ

涙が出ないほど、なんか悲しいとかつらいとかじゃなかったんだなあ。

正直、前半は微妙だった。
なんでパチ屋で出会って家にいくのか
そしてなんで達夫と千夏は恋をするのか
(恋っていうと軽い感じでなんか嫌だけど)
そもそもなんなんだその家は。
そこまで性処理しなきゃいけないもんなのか。
風俗店で再会するとか偶然にもほどがあるだろ、しかも初対面のシーンからさほど時間経ってないし。
そこでキレたくせに達夫が謝りに来たらツンデレかよ、そして海水浴しながらキス。
もう意味不明。
流れが早すぎて唐突すぎてなんじゃこれ。
もしかしてハズレだったか。

って本気で思った。

でももう後半から引き込まれすぎた。

見終わってからなら、あんなよくわからないけど惹かれあった二人も理解できる気がする。

この作品では、愛してるとか、好きだとか、大切にするとか、一緒にいよう、そばにいるとか、そういう軽い言葉がひとつもでてこなかった。
お互いが知ることのない時間の映像のなかで他人を通して描かれ、ぶっきらぼうな言葉、表情、キス、セックス。

千夏の、どこまでも自分を犠牲にして家族を守ろうとする姿。
守りたいから守ってはいないだろう。
ただ、昔愛された記憶は消えないんだろうな。
特にたくじは、観ている私がとても愛おしく感じてしまう人間だったから、千夏もきっと弟を本気で守りたくて、あいつと一緒にいたのだろう。

池脇千鶴、本当に好きだ。
彼女以外で千夏役にはまりそうな女優は思いつかない。
あの美人ではない感じ、肉付きがいい感じ、スタイルが良いわけではない感じ

たしかわたしが小学生のときに太陽の季節というドラマで初めて知った
もう12年くらい前かな。
変わらず魅力的だ。

ラストシーンは息を飲む美しさ。
あの衝撃的なシーンからの、だったし。
そして映画タイトル。

こんなにラストが素晴らしいのなら
初めから真剣に観たのに、
という残念さから星4つ。

からし
からしさん / 2014年6月18日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  怖い
  • 鑑賞方法:映画館
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池脇が切なく可愛い ネタバレ

 遠近法を強調した被写体の配置で、どの人物の感情にフォーカスしているのかを明確に表現した画面。光彩のトーンは、背景から射し込む光をデフォルメして、その場の登場人物の感情を表しているかのよう。画面の力が、セリフ以上に人物の感情を表している作品だと思う。

 池脇千鶴がとてもいい女優になったと思う。
 彼女の演じる千夏を含め、登場人物たちはみな社会の周縁で寂しさを抱えている。地方都市といえども、彼らの境遇や孤独を受け入れてくれる温かみはなく、大都市のようにその大きな渦にのみ込んでくれるわけでもない。千夏の不倫相手も、町の顔役であり、造園業者を営む経営者ではあるが、一人で会社と家庭を守らなければならない孤独からは逃れることができずに、千夏とのセックスに依存している。ここでは社会の誰からも見つめられることがなく、その中に居場所を見つけることができないでいる。

 千夏の弟は、家族のために採石場で働く決心をする。
 採石場の事故で部下を死なせた佐藤は、千夏たちのために、辛い記憶を克服して仕事への復帰を決意する。
 そして、千夏は、寝たきりの父親を殺して、家族の負担を減らそうとする。
 こうした彼らの新しい決意は、すべてが実現することにはならないのだが、そこには暖かな光の射す彼らの居場所が現れるのだ。

 ラストの陽光の中で微笑む池脇がとても美しく可愛い。

よしただ
よしたださん / 2014年6月7日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい 幸せ
  • 鑑賞方法:映画館
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家族って・・・むつかしいですね ネタバレ

綾野剛さんが見たいだけで 見に行きましが・・
見に行って よかったです。

家族って難しい・・と思いました。
家族って なんなのでしょうか?
妻は 自分の意思で 妻になるのだから あのような夫でも 受け入れるか受け入れないか・・決める事ができますが・・
娘・息子は決める事ができないしどうすることもできないですね。
捨てることができない。
どこから 狂い始めるのでしょうか?
貧困でしょうか?
無知でしょうか?
自分のためだけに生きて行けば もっと幸せになれるはずだけど、捨てられない「家族」
親が 子どもに本当に教えなければいけない事を 考えさせられる映画でした。

syuko1
syuko1さん / 2014年5月25日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  難しい
  • 鑑賞方法:映画館
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