「こんなにも原作と違うのに★★★★(驚)」そこのみにて光輝く ハクタカさんの映画レビュー(感想・評価)
こんなにも原作と違うのに★★★★(驚)
(原作既読)
この監督、誰なんだろうって、映画鑑賞後に確かめたくなるほど、それくらいこの作品は凄かった。
原作と映画は、全くの別物でした。
そういうことを嫌う傾向がある私ですが、今作品はそこが逆に良かった。
2倍楽しめたという感想です。
小説は小説で、とても特徴的な書き方で、ぐいぐい引き込まれました。
映画の方は、その原作を尊重しながらも、別の道筋を立て、とても丁寧に、編み物を編むかのように、一つひとつを大事に表していたと思います。
原作と映画でこんなにも違うのに、両方好きだと思えたのは、おそらく初めてです。
池脇千鶴さんが、日本アカデミー主演女優賞を受賞したことを知りました。
見てくれている人はいる。
彼女が報われたことにも喜びを感じ、この映画は心に残る映画の一つとなりました。
コメントする