「今夜は戦争だ! 戦争になったらどうなる?」パージ りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
今夜は戦争だ! 戦争になったらどうなる?
一種のSFなのだけれど、アクションサスペンス映画ですね。
で、どっちで観るか、アクションサスペンスとして観ると、まぁ、普通の映画(そこそこドキドキハラハラする映画ってこと)。
ですが、SFと観ると結構おもしろい。
SFというのは、こんなことがフツーになったらどうななるんだろう、と仮定の世界で日常の感情を描くことに真骨頂がある。
ならば、この映画、意外といいのではないか。
1年に一晩だけ殺人を含むすべての犯罪が合法になる=戦争、と捉えれば、面白い。
対岸の火事と観てる(まぁ、防衛活動はしているけど)情況から、いつしか戦闘状態へ巻き込まれてしまう。
そんな情況になれば、ヒューマニズムなんて結構怪しい。
最後は、生きるか死ぬか、だからだからだ。
守るのは何なのか、命なのか、人間的同情心なのか。
まぁ、そんなことを考えさせられて、
「こんな挑発的な映画に考えさせられるとは・・・」
なんて思ってしまいました。
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