「9割型銃で片付くのがつまらない。」パージ 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
9割型銃で片付くのがつまらない。
アメリカ人のガス抜きの為、一年に一夜(12時間)殺人でも何でも合法で許される法律(パージ)にて、あるホームレスを匿う事で自ら家族も狙われる話。
正直、見所はパージと言う法律だけ。
セキュリティ万全の家が舞台と言う事で、「その家に迫り来るモノ」を期待していたのだが、そのモノが只のホームレス・貧乏人撲滅隊であり、パージ開始当初堂々と家に挨拶に来る時点で拍子抜け。
サスペンスらしきものを感じるんだけど、娘の彼氏の行動やホームレス黒人の最初の行動などに逆として違和感を感じ、武器も9割型銃だけで何とかしようとしてる時点で全体の脚本・演出的に中身が無いとも感じた。
また襲う側は「シャイニング」のジャック・ニコルソンを見習って貰いたいものだ。
「この法律で自制心をコントロール出来なくなる人々を描きたかったのだろうな。」だけは感じた。
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