「【”仕事の成功の秘訣はチームワーク、人柄、話術、熱意そして最後まで諦めない事!”今作は中年オジサンがグーグルのインターンになり、人生逆転勝利を収める気持ち良きコメディである。】」インターンシップ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”仕事の成功の秘訣はチームワーク、人柄、話術、熱意そして最後まで諦めない事!”今作は中年オジサンがグーグルのインターンになり、人生逆転勝利を収める気持ち良きコメディである。】
■営業トークの腕は天下一の30歳の中年セールスマン、ビリー(ヴィンス・ボーン)とニック(オーウェン・ウィルソン)。
だが、彼らの会社は、デジタル時代到来のあおりを受けて倒産してしまう。職を失った二人は、Googleのインターンになることを決意。何とか面接を合格するが、他のインターンは優秀な学生ばかりだった。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・爽快な映画である。Googleのインターンになった30歳の中年の元セールスマン、ビリーとニックが、デジタルには疎いモノの、その持ち味であるポジティブシンキングと、セールスマン時代に鍛えたセールストークで、優秀な他のインターンたちとの競争を勝ち抜いて行くのである。
・特に良いのは、序盤のインターン同士でグループを組むときに、ビリーとニックが独りぼっちだったアジア系のヨーヨーと、いつもスマホばかり見ているスチュアート、インド系の女性ネハルという、二人をインターンとして合格させたライルが言う所の”異分子”達のチームが、一人一人の個性を発揮し、チームワークを構築して行く過程である。
・彼らと対照的なのが、優秀だが仲間に冷たいグレアムが率いるチームである。グレアムは仲間なのに太った男子生徒を揶揄い、ビリーとニックのチームに矢鱈と嫌がらせをする所などは、全くもう‼なのであるが、実は会社はインターンたちの成績よりは、人柄と仲間に対する態度を見ているのである。(私の会社だけかな?違うと思うなあ。)
<そして、ビリーとニックのチームは、味はピカ一だがインターネットでの営業を固辞するピザ店の主人を得意のセールストークで口説いて、その店のチェーン店化の可能性を認められて、晴れて正従業員になるのである。
それを一部始終見ていたのが、人前では喋らない、いつもヘッドフォンをしているインターンシップの総責任者だったという設定も爽やかである。
ビリーとニックの明るい二人は、彼にも事前に普通に接していたのであるから。
今作は、中年オジサンがグーグルのインターンになり、人生逆転勝利を収める気持ち良きコメディなのである。>