WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常のレビュー・感想・評価
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うーん、同調できん・・
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ろくでもない奴が林業の現地住み込み研修を受ける。
しかし厳しい伊藤に嫌われる。でもそのうちうまく行く。
村の祭りによそ者を出すと祟りが云々とか言う爺らを、
伊藤が説得して主人公を出させたりする。
そして時が来て研修が終わり、主人公は帰る。
でも懐かしくなったのか、すぐ村に戻る。
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デキないからその仕事しか無かったんでしょ?って感想。
もちろん林業に偏見は無い。普通は就職先として選ばんやろってこと。
ろくに努力もして来なかったからろくな就職がないだけで、
それはおれの学生時代もそうやったし、後から随分苦労もした。
でもそんなの当然のことです。感動するようなものじゃない。
しかし長澤まさみ、久々に見たけど玉井詩織にそっくりやな。
顔がってより、雰囲気が同じやわ(場)
自分の知らない世界を体感させてくれる名作林業映画
多分、ジャンルとして名前は無いですが、本作のように「マイナーな世界に入っていく部外者を主人公とした作品」は個人的に結構好きです。
最近の作品で言えば、グライダーを操ってタイムを競う航空競技に無経験ながら挑戦する主人公を描いた『ブルーサーマル』というアニメ映画とか、カーレースのテレビゲームの世界チャンピオンである主人公が実車を操りドリフトの技術を競う大会に出場することになる『アライブフーン』っていう映画がありましたね。
本作もまた、「林業」という一般の方にはあまり馴染みのない職種に従事する方々の生き様や、その中に入り込んで次第に馴染んでいく部外者としての主人公の描写が最高でした。ストーリー、脚本も素晴らしかったし、何より凄かったのは映像ですね。圧巻の自然描写やどうやって撮影したのか気になるシーンも多く、映像を観ているだけでも元が取れるレベルでした。
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大学受験に失敗して彼女にも振られ、自暴自棄になっていた平野勇気(染谷将太)。街中でたまたま林業のパンフレットを見掛け、表紙の美女に惹かれて林業研修に申し込んだ。携帯の電波が通じないほどの山奥にある神去村での研修がスタートしたが、あまりの過酷さに辞退しようかと思った矢先、パンフレットの表紙に映っていた美女・石井直紀(長澤まさみ)が神去村に住んでいると知り、辛い研修を耐えていく。
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映像・ストーリー・脚本・演出・役者陣。どれをとっても素晴らしい。
不満点はほとんど無くて、強いて挙げるならば、平野の元カノである清野菜名さん演じる女の子の扱いが雑だったことくらいですかね。
本作のような部外者としての主人公が自分の知らなかったマイナーな世界に足を踏み入れる系の作品は、その世界がどれだけ魅力的に見えるかによってその映画の魅力も変わってくるように感じます。例えば、先に挙げた『ブルーサーマル』というグライダー競技をテーマとするアニメ映画では、嫌々ながら航空部に入部した主人公が広大な青い空に魅了されていく様子が描かれ、それを鑑賞している我々観客も、スクリーンに広がる青空とグライダー競技の奥深さに魅了されていきます。本作でもまた、新緑生い茂る山々の広大さと林業の奥深さに主人公の平野が魅せられていくのと同時に、我々観客も山に強い魅力を感じ、木の香りが感じられるような没入感を覚えます。
主人公の成長をしっかり描けているのも好感が持てます。最初は林業に対していい印象を持っておらず態度も生意気だった平野が、直紀との出会いや神去村の男たちの林業に対する情熱や理念を知ることで段々と心を改め、仕事に真剣に向き合うようになる成長っぷりが素晴らしかった。彼の成長を「研修の残り日数を数えるのをやめる」「かつての生意気だった自分と同じ言動をした人に対して憤りを感じる」という間接的描写で見せてくれるのも非常に良かったと感じます。
とにかく、全編通してダレるところも無く非常に楽しく鑑賞することができ、観終わってから非常に爽快な気分になることができました。多くの方に観てほしい名作映画でした。非常に面白かったです!!オススメです!!
ヒルヒルヒル
林業について興味がなかったので、知らない世界を少し覗き、ほんの少し理解が深まった気がしました。
次の世代のために自分たちが仕事をして、その仕事の結果を見届けることが出来ないという話を聞いてなんて切なくてかっこいいんだろうと思いました。
勇気の目にヨキの仕事する姿を見てかっこよく写っているシーン。
勇気が一生懸命その仕事に向き合っている証拠だと伝わるのがよかったです。
最後パンフレットがイキイキした勇気に変わっているのがその後の彼を想像させるいい演出でした。
楽しい!林業リスペクト!
少し馬鹿にしてた林業、田舎暮らし、をしてみたら新鮮な驚きがあった、日々林業に励む毎日、少しずつ大切になっていった、この体験が自分アイデンティティと感じてきた。
そのような心境の変化がエンタメとして描かれて、存分に楽しめる!
主役は染谷くん??
大好きな伊藤英明、長澤まさみちゃんも良い役だったけれど、染谷くんに持っていかれたね。
申し訳ないけど、染谷くんの顔も演技も元々あまり好きじゃなくて、出だしの生け簀かない役柄で見るの止めようかと思ったくらい…でも終盤では染谷くんも立派な山の男になっていて結果なかなか良かった!
矢口監督らしい笑いもあり。
良い作品でした。
普通に楽しめたが…
全体を通してテンポが良く、非常に見やすかった。また、映像が綺麗で林業という日頃あまり触れることのない世界を知ることができ、笑える場面もあって良かった。
しかし、主人公の努力や苦悩の描写が少なかったように思う。
主人公はダメ男でチャラチャラしているという設定だったと思われるが、そんな男がなぜ田舎の厳しい林業の世界に1年間居続けられたのか、という理由がよくわからず、気づいたら田舎に馴染んでいた。
映画とはいえ根拠なく上手くいく場面が多すぎたように思う。
杣人そまびとの日常
林業にスポットが当たっている映画って新しい。今までの人間関係を捨ててでも、誇りを持てる仕事を見つけられるってすごいなと感じた。もとが現代っ子で希薄な中に生きていたからこそなのかな。
他にも林業の作業は沢山ある中で、俳優陣は伐採だけはしっかりマスターした、という印象。それでも、田舎のコミュニティーならではの人情や排他意識まで伝わってきた。優香も西村直美も長澤まさみも、生活感に溢れながら活力溢れる演技が上手だった。
日が沈めば仕事が終わる林業でも、妊活の時代か。継いでくれる跡取りを残すのも、後継者育成も難しいのだろうな。しょうもないのしか応募してこないというのも想像がつくし、大変そうだけれど、実は身の回りの家具や家に通じている必要な職業。
伊藤英明が海も山も攻略して、身体も役者としてもどんどん大物になっていくのが面白い。
娯楽であり日常でもある
今までにない史上最高の笑いあり、感動あり!自分がしたいと思ったことをやろうと思えるような作品!
勇気が林業やヨキ、ナオキ、その他の人達を通して成長が見れる。矢口監督らしい所々の面白さやボケが良く、エロティックな描写も矢口監督ならではの魅力だ。主題歌である"Happiest Fool"もすごく良い。元気で明るさがあり、未来が明るいことを示唆しているようにも思える。林業らしい仲間や、四季の変化も観られ、とても自然らしさを感じた。
勇気が始めは帰れるまでの日数を計算していたが、過ごしていくうちにそれをも忘れ、村での暮らしや林業が好きになっているというもの成長であると感じた。
染谷将太、長澤まさみ、伊藤英明はじめ、豪華キャストでとても素晴らしかった。後半など、勇気を含めみんな笑顔なのが素敵だと思う。エンドクレジットも笑顔が溢れていて素敵!
また、一年の研修の終わりを待ち侘びている勇気と、過去に恋愛で研修生に裏切られた直紀の、二人のぎこちない関係と心情の変化も、豊かに描かれていて魅力的でした。
幸せとは人によって異なる。自分のペースで幸せを求め生きていく。それを人との繋がりとともに描いているということが、この作品の何よりの素晴らしさ。
なあなあな日常がとても素晴らしい。
6/2(月) Movix亀有にて
6/9(月) イオンシネマ浦和美園にて
6/17(火) TOHOシネマズ船橋にて
火災発生
6/18(水) イオンシネマ浦和美園にて
結果がでるのは、おいらが死んだあとなんや
映画「WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常」
(矢口史靖監督)から。
時代のスピードが速い分、誰もがすぐに結果を求める傾向にあるが、
この映画は、そんな考えを蹴飛ばしてくれる作品、と言える。
林業の素晴らしさ、いや林業に携わっている人たちの考え方が、
観ている私たちに、多くのことを気付かせてくれた。
自分たちが伐採してきた木を、わが子のように眺め、こう自慢する。
「よそのに比べて、うちのは節もないし、
レコード盤みたいに年輪が細かで均等やろ?。105年の間、
先祖が丁寧に枝打ちして、間伐したから、こういう木になるんや」
そして、こんなに高く売れるなら全部売っちゃえば?という主人公に、
「自分が生きとるうちのことしか考えとらんやろ」と叱り飛ばす。
種を蒔いた農作物が、半年もすれば収穫できる農業を比べて
「林業はそうはいかん。ええ仕事をしたかどうか、
結果がでるのは、おいらが死んだあとなんや」と嬉しそうに話す。
全てが「まぁ、なあなあやな」という言葉で片付けてしまうが、
「なあなあ」とは、神去村の人々の口蔵であり、
「ゆっくり行こう」「まぁ、落ち着け」といったニュアンスらしい。
村民全体が、すぐに結果を求めず、限られた時間を丁寧に生きている、
そんな感じさえした。
三世代で「木を育て、林を育て、森を育てている」感覚が心地よい。
林業という職業は、技術だけでなく、人生観が大切だな、きっと。
自然回帰
矢口監督の作品は、ウォーターボーイズ以降のものはだいたい観ている。
その中ではウォーターボーイズが一番好きだったけど、ウッジョブはそれを超えるかもしれない。いや〜面白かった。
喜び、笑い、感動、、林業を通して色んな要素がつまった映画だった。
特に好きなところは、
染谷くんが林業の魅力、山の魅力に心奪われていくところや、
会議の場でヨキさんが染谷くんを山の男だと認めてくれるシーン、などなど。
けっこう泣けるところもあったし、
最後の祭りでの丸太滑りは観ていて爽快だった。
何度でも観たい映画!
邦画ファンなら見てほしいなー。細かいところまで。
出だしから良かった・・・。大体導入部分ってちょっとダラつくけど、この作品は上手い。すぐに引き込まれて・・主人公が林業の世界で奮闘する姿が楽しめた。染谷くんの演技力もすごくって・・ナチュラルでいい。この青年がやがて・・林業の素晴らしさに気づき、最後戻ってくるところなんかグッときて
ぜひ、若い世代の方々にも見て頂きたい。映像にムダがなくってすごく心地よい。全編的に楽しめた。満足な一作と出会って感激。
ぜひ、邦画ファンなら見てほしい。映像の素晴らしさにきづかされた。
後半盛り込み過ぎでは
「銀の匙」と似たような設定で、受験競争に落ちこぼれた主人公が、現状逃避的(きっかけは美女がモデルのポスター)に林業研修生に応募する。しかし美女との出会いと、自然に囲まれてのスローライフをイメージした主人公を待っていたのは、厳しい教官のしごきと命を落とす危険のある過酷な労働だった。
人生に目的も生きがいも見いだせない主人公が、弱音を吐きながら段々杣人として成長していく過程は目新しくはないものの、染谷将太の素直な演技もあって応援したくなる。
鬼教官を演ずる伊藤英明は正にそのまま林業のプロになれるくらいの熱演だし、優香もパワフルな夫に負けない、逞しい女房振りを発揮している。最近の彼女は演技の幅が一挙に拡大し、様々な作品で活躍しているのは嬉しい限りだ。
ただ後半の展開にはいささか不満が残る。
子供が行方不明になった時の山神様の助力が、あんなに直接(物理)的である必要はあったのだろうか。
親の電話に出るため祭りの行列に遅れた勇気を、直紀がバイクに乗せて先行する男たちをかき分けて爆走するが、このようなことが許されるのだろうか。
ラスト男根を模したご神木にまたがった勇気が、地球最後の日を思わせるレールを下降して、女陰を模した子宝祈願のシンボルに突進していくシーンにしても、果たしてこれは本来の祭りの姿として許容されるものなのだろうか。周りの人々は特に怒っていないので許容されるのかもしれないが、それなら地元の人間も御柱祭のように我先にご神木に取りついても良いのではないだろうか(私の住んでいる地域にも祭りはあるが、伝統としきたりには厳しく、特に新顔が勝手な事をすることは絶対に許されない)。
前半の「杣人や林業に携わる人々の状況を真摯に描く」雰囲気から一変して、少しエピソードを盛り込み過ぎて上滑りしているような気がする。所詮ドキュメンタリーではなくエンターティンメントだと言ってしまえばそれまでだが、スローライフ研究会に向けた厳しい批判の眼差しと、何か山村の祭りを茶化したような描写との整合性が取れていないようで、多少の違和感を覚えた。
エンドクレジット後のワンショットはそれまでの流れとドンピシャで、非常に良かった。
やっぱり矢口監督作です!
伊藤さん、海猿・・・山猿の言われる通り期待裏切らずにバリバリでした。
手鼻も最高ですし優香ちゃんとも良い夫婦ですね。
映画館の空間が大自然と温かい家族・仲間に包まれて、
観ている人達も気持ち良く映画の中に吸い込まれいく感じです。
自然と仲間と家族と恋愛・・・矢口監督の安心して、
期待裏切らずの作品だと思いました。
ちなみに2回観ちゃいました!
いい映画
染谷将太くんの表情がとても活き活きとしていて可愛らしく、見ていて楽しかった。体を全然鍛えてなくて、年齢の割にだらしない感じも自然でよかった。
クライマックスの絶叫マシンのようなダイナミックな場面は、足の縄ぐらいすぐほどけるだろと思ったのだが、それはそれでとても迫力があって面白かった。
これまで矢口監督の映画は、あんまり面白そうな感じがしなくて見ていなかったのだがとても面白かった。ひとつの場面で重層的に物語を紡いでいて、表現のレベルの高さを感じた。食わず嫌いをしていたことを反省し、過去作をこれから見させていただこうと思った。
林業や田舎暮らしがとても魅力的に描かれていて、もし人生をやり直せるなら林業はすごくいいなあと思った。若い人で、林業を志す人が増えるのではないだろうか。林業に対してとても敬意が払われていて、どの場面も神々しさを感じた。
青春です
てきとー
動機不純で、はじめた仕事
なんもなく、仕事も知らなくて
でも、そこで、続いている仕事には、歴史や重いがちゃんと受け継がれている。
そんな、仕事風景の厳しいさ楽しさ
ずけー、つたわったさ ^ ^
そんな林業にはいった若者も変わっていく姿は、男なら正直あこがれ、こんな青春してぜー
になる ( ̄ー ̄)
羨ましいです、、
染谷将太さんの演技の表情が、よかった、爽やかに沁み渡りましたよ ^ ^
自分たちの仕事は、子供や孫の代のためって
本当すごいかっこいい世界です。
本当に、強さと優しい気持ちをずっと一緒にもっていないといけないのだと、ひしひしと感じ、憧れました、かっけーです。
出鼻で一掃。
花粉症の季節が到来する度にいつも思うことがある。
林業やってる人で花粉症の人っていないよなぁ~?と。
花粉なんか伊藤英明の出鼻で一掃だ!(あ、ゴメン)
思いきり体質改善したいのなら「林業」ってのはどうよと
実際に考えたこともある(私が、じゃないけど^^;)
様々な職業をテーマに面白可笑しく解説してくれる矢口監督、
前回のロボ爺(ジー)も映像的に大変面白かったけど、
今回は原作モノに挑んでいる(三浦しをん)のが珍しい、
と思ったら脚本でずいぶん変えているみたいだ^^;やっぱり。
映画ライターさんも書いてらっしゃるけど、
ホントにこの監督はあざといというか、あらゆるところでの
配分が実に巧い。笑いあり、感動あり、教訓あり、お色気あり、
タイトルや副題まで爆笑オヤジギャグのような仕上がり。
狙って狙って作っているのは言うまでもないだろうが、
実際仕上がり具合にそつがないのは大したものだなぁと思う。
例えば(大変な仕事である)林業のドキュメンタリーをしっかり
描く作品なら、おそらく幾らでも真面目に作れるのだろうが、
お笑い交えたエンターテインメントに仕上げるのが重要という
コンセプトに逆らわず、堂々とバカバカしさを貫く姿勢がいい。
楽しい映画を観せられて不機嫌になる奴はいないと知ってる。
その気もないのに林業を選んじゃったバカ者(若者)の描き方も
少し前の「銀の匙」と似た導入で、一番ダメっぽい奴が成長する
過程もほぼ同じ。主人公の成長度合いと村の住人との触れ合い、
気構えのない人間の方が、失敗を恐れないからいいよなと思う。
実際に女目当て^^;で入ったこの世界を、勇気(染谷)はおそらく
一生の仕事として生きていくかもしれないのだから夢は広がる。
とはいっても、昨日今日でアッサリと習得できる仕事ではないし、
日々の鍛錬から一本の木を切らせて貰えるところまでは大変だ。
笑いながらもその大変さに「私にゃムリ」と感じた人も多いだろう。
どうせ居なくなる人。に初めから数えられるほど世界として厳しい。
フニャとした顔(ゴメンねホント)の染谷くんならではのパワーが
徐々に演技面で神格化してくるのが面白い。伊藤英明のヨキは
パワフルで、もう人間の括りじゃないもんな、と思った。
彼は海猿から山猿へ、次は空猿?宇宙でも呼吸してそうな感じ。
(個人的には自治会長(柄本)が怖かった、ちゃんと挨拶しないとね)
地元出身者も納得の出来!
この映画が撮影された「津市美杉町」近辺在住の者です。本当は★5を付けたかったのですが、もしかしたら地元贔屓のためかもしれませんので、あえて★4.5とさせていただきました。
方言についてですが(他の方のレビューで)気になった方もおられるようですが、自分の場合は全く気になりませんでした♪
特に伊藤英明さんの発音はネイティブな三重県民が聴いても全く違和感がなく(自分的には)完璧でした。
「ああ、会社や学校の先輩でこういう人、必ず一人か二人いたなあ…」って感じでしょうか。
笑いあり感動あり、あとちょっぴりエロいw(特に三重近辺に在住の方には観て欲しい)そんな映画です。
方言が気になりながらも面白かった
当方は三重県出身です。神去村のモデルである旧美杉村出身ではないけれど、方言は結構近いし美杉の同級生もいる者の耳には、第1地元民の人からして、あれは三重のアクセントちゃうんさなーと思った。
しかしまぁ、関西地方の方言はどの映画もドラマもひどい。上手やなーと思える人はほとんどおらんよね。
もちろん、方言に限っての話ですが。
この映画も予告の時点でありゃまぁ、、というアクセントやったから、どんなもんよと思いながら観た。マキタスポーツと西田尚美が案外上手やった。
方言以外はとても楽しめた。
三浦しをんファンでもあるので原作既読での鑑賞。
原作とは違う設定もよかったように思う。
あと、方言でのリアリティはなかったけど、映像がすごーく雄弁だったと思う。
わたしにとっては懐かしい故郷の緑の色、杉の香りが漂ってきそうな説得力のある映像で、よかった…
苦手やった田舎も目線を変えるとすばらしいんやなーと、思った。
家が常にガラ空きなのとか、土間とか…あるあるですよ。車で2時間は近い、とかも。確かにそうよ。
鹿はさばいて食べへんけどね…うちはイノシシ…マムシみたことないけどね。
三重県中部の山奥の感じはよくでてた。
あと、車で2時間の街のスーパーが、懐かしかったー。
ということで、楽しい映画でしたよ。
あんなど田舎の村に、美人ばかり!
染谷将太はコメディに向かないのでは?
伊藤英明はハマリ役だった。
もっとコメディとして弾けるか、成長物語か恋物語のハートウォーミングを強くするか、いずれも物足りなかった。
山林の村のロケーションは素晴らしい。
巨木を切り倒すシーンの迫力は、三浦しおんのマイナー業種を深堀した原作の映像化に色を添えた。
神事に向かう場面も迫力はあったが、主人公がバイクで追う演出にスリルが欠けていた。
面白くはあったものの、残念さが残る。
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