劇場公開日 2014年1月31日

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「【金と欲への度を越えた執着心を持つ滑稽な男の姿を辛辣に描く。マーゴット・ロビーの美しさと尺の長さに腰を抜かした作品】」ウルフ・オブ・ウォールストリート NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【金と欲への度を越えた執着心を持つ滑稽な男の姿を辛辣に描く。マーゴット・ロビーの美しさと尺の長さに腰を抜かした作品】

2019年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

幸せ

 ー 初見以来、早や6年。印象的な場面は今でも記憶している。ー

・ディカプリオ演じるジョーダン・ベルフォード(この作品はこの稀代の詐欺師の実話である。)とジョナ・ヒル演じるドニーがペニー株の売買で巨額の利益を稼ぎ出し、ドヤ顔で演説するシーン。(私は密かにディカプリオを”ドヤ顔大王”と呼んでいる)

・カリスマブローカーを演じたマシュー・マコノヒーが、駆け出しのベルフォードに対して、不思議な口笛(金が消えていく様を表現)とともに株売買について、アドバイスするシーン。

・糟糠の妻とさっさと別れ、美貌の2番目の妻ナオミ(マーゴット・ロビー この作品を足がかりにスターダムを駆けあがっているのは周知の事実。)に翻弄される姿(ノーパンのナオミに近づこうとして、赤いハイヒールで遮られる姿、それを監視カメラで覗き見する男達・・。)

・警察の手が身辺に近づくのを察知し、しかし「レモン」をキメていたため体が麻痺し芋虫のように車道を這って逃げようとするベルフォードの凄い形相(このシーンを観た時には、ディカプリオは念願のアカデミー獲ったかな、と思ったなあ)

 <179分という長尺と、金融用語が頻繁に出てきて ”?”となる部分もあったが、それでも強いインパクトを受けた作品。
  ブルー・チップ株、パンプ・アンド・ダンプ、ピンクシートといった金融用語が頭に入っていると、より分かり易いと思います>

 <2014年2月1日 劇場にて鑑賞>

NOBU