バイオハザード ザ・ファイナル : 特集
[全映画ファンへ緊急報告]“最終章だけは”見逃してはならない!
絶対他言無用の《秘密》&映画ファン体験必須の《アクション》
もう一度言う、映画ファンこそ、この結末を見逃してはならない!!
日本発の大ヒットゲームを原作に、2002年から大ヒットを続けてきた「バイオシリーズ」が、ついに完結する。シリーズ最終章「バイオハザード ザ・ファイナル」が、12月23日(金)より世界最速で日本公開。果たしてそこには何が描かれていたのか。これだけは言える、「映画ファンよ、この最終章、この結末だけは見逃してはならない!」。
映画ファンよ聞いてくれ──映画.comがこの目で見てきたことを
言いたいがここまでしか言えない……
約120分内に起きた《怒涛(どとう)の衝撃》の数々を!
いよいよ世界最速で、原作ゲームが生まれた地・日本でその全貌が明らかになる、シリーズ最終作「バイオハザード ザ・ファイナル」。今や戦うヒロインの代名詞となったアリス(ミラ・ジョボビッチ)の戦う旅路の果てには、いったい何が待っているのか? 「早く見たい!」といても立ってもいられない映画.comは、「世界最速」よりもさらに早く、その内容を目撃するチャンスに恵まれた。我々の目前には……予想をはるかに超える怒涛の衝撃が待っていた!
作品を重ねるごとにアクションシーンのアイデアとクオリティが高まり、その比率も増してきたのが本シリーズ。今度はどんなアクションが飛び出すのか……と、身構えていたら、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「ザ・レイド」シリーズに匹敵するほどのアクションシーンのたたみ掛け。銃、ナイフ、爆薬など、アリスはこれまでにもあらゆる武器を駆使してきたが、今回は特にバイクアクションが目を見張る。ひとつの困難を乗り切ると、すぐさま次の困難が襲ってくる。まさに最終作に相応しい、息をつく暇もないほどのアクションの連続だったのだ。
シリーズ第1作から14年。アリスと因縁の対決を繰り広げてきた敵対組織「アンブレラ社」だが、彼らはいったい何のために人間をアンデッド(ゾンビ)に変えるウイルスをまき散らし、執ようにアリスの命を狙うのかハッキリとは描かれていなかった。その大きな「謎の真相」が、今回、完全に明らかにされているのだ。その内容をここで書いてしまうのは、映画ファンの楽しみを奪ってしまうため書けないが、「なるほど、そういうことだったのか!」と驚きとともに膝を叩いてしまうのは確か。さらには、敵組織を管理する少女の姿を持つAI「レッドクイーン」の正体までも明らかになっていた!
さらに、「最強の戦闘能力を持つヒロイン、アリスとは何者なのか?」という、「バイオハザード」シリーズを知る者なら、誰もが感じる最大の謎、「アリスの正体」にまで踏み込んでいるのがゾクゾクする。これまでにも、アリスがアンデッド・ウイルスによって強化され、クローンが作られたことが描かれていたが、ヒロインとして登場するアリス本人が一体何者なのかその《真実》は明らかにされていなかった。その真相が、ついに判明するのだ。そして……詳細は言えないが、さらに待ち受けるエモーショナルな展開に、映画.com編集部員の心が揺さぶられたのも付け加えておこう。
映画.com編集長もうなる、最高のエンタテインメント!
アクション、サスペンス、映像美──まさに《極上のフィナーレ》
映画.com編集長も、VFXアクション映画史に名を刻む大ヒット・シリーズの最終章を鑑賞。アクション、サスペンス、映像美に満ちた極上のフィナーレを前に、何に注目し、何を思ったのか。映画ファンに向けてメッセージを記した。
アクション、ヒロイン、VFX、ゲーム原作etc.──常識を覆してきた挑戦作
「ザ・ファイナル」だからこそ振り返る、本シリーズの誇るべき《軌跡》
本作でついに「伝説」が終わる。全6作の飽くなき挑戦によって、アクション、ヒロイン、VFX、ゲーム原作など、それまでの映画の常識を覆した野心的シリーズ。この誇らしき軌跡を見れば、シリーズの終幕を見届けることが、映画ファンのあるべき姿だと感じられるはずだ。
本シリーズのジャンルを問われると、もはや「バイオハザード」と答えるしかない。本シリーズはそれほどまでに既存の「アクション」というジャンルの考え方を超えた。累計世界興行収入は1000億円をゆうに超え、シリーズを重ねるごとに単独での興収も右肩上がりを記録した。世界的ヒットを果たした日本発コンテンツとしても、その存在感はダントツだ。
ジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」3部作をきっかけに、映画界の一大ジャンルとなったゾンビ映画だが、「ホラー・ファンや、コアな映画ファンの中で熱くなっているジャンル」という性質が強かった。そこに、大掛かりなVFXとスタイリッシュなアクションのテイストを織り込み、娯楽映画化、メジャー化させたのが本シリーズなのだ。
「ゲーム映画」として大成功を果たした点でも、本シリーズの功績は大きい。2000年代に入るまでのゲーム原作映画といえば、「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」「ストリートファイター」などがあったが、ファン以外も巻き込んだヒットは実現できていなかった。だが00年代に入り02年に第1作「バイオハザード」が登場したことでそれが実現。映画ファンも納得のスケール&クオリティを誇るゲーム原作映画のパイオニアとなった。
「エイリアン」のリプリーや「トゥームレイダー」のララ・クロフトなど、それまでにもアクション・ヒロインの先駆けは存在していたが、「主人公はやっぱり男」というのが本格アクション映画の常識だった。だが、それを大きく変えたのが、ミラ・ジョボビッチ扮する主人公アリスだ。シリーズが進み、アクションが先鋭化するとともに、ジョボビッチ自身の身体能力もアップ。「ヒロイン・アクション」という新ジャンルを定番化させたのだ。
アンデッド(ゾンビ)を扱い、アクションたっぷりの本作だけに、良作を好む映画好きにはスルーしてしまう者もいた本シリーズ。しかし、目の肥えた映画ファンからは「てんこ盛り」の内容に高評価を与える者も少なくないのだ。「魅力的なキャストと独創的な構成」「もう何でもあり。でも嫌いじゃない」と映画レビューではポジティブな意見も多数。しなやかさと強さを増していくアリスの魅力に、引き込まれる者も多いのだ。