「ミラさんに感謝しかない」バイオハザード ザ・ファイナル Cディレクターシネオの最新映画レビューさんの映画レビュー(感想・評価)
ミラさんに感謝しかない
1作目が作られてから
はや14年で、本作は6作目かぁ(笑)
いよいよファイナルなんだね。
アリス役のミラ・ジョヴォヴィッチさんも、
おばさんになっちまったけど、
アクションはキレキレで驚いた。
仲間たちと合流するまでは、
アリス視点でとても緊迫した
アクションが続く。
映像も集大成的に良くできていて、
すごい迫力だった。
おおっこれはいいぞと、
思ったのもつかの間...。
お話はいいろいろと矛盾しまくりで、
展開もご都合主義でむちゃくちゃだ(笑)
ワシントンも崩壊してるから、
前作のつながりもキツい。
突然でてくるゾンビや敵や爆音で
ゲーム的な薄っぺらい演出。
まるでアリスを操作する、
バイオハザードのゲームをやってるよう。
しかも画面は暗く、切り返しが激しくて、
何をやってるかわからない。
これはCGに破格値をかけられない場合の、
逃げというか誤魔化しなんだけど。
スクリーンを追いかけているだけで
疲れちゃうし、
戦ってる様子が掴めないから、
あんまり怖くない。
話題のローラさんもしょぼいので、
あまり期待しない方がいい。
存在感もあるキャッチーなキャラクターなのに、
もったいなかったなぁ。
ご都合主義の結末にキャラは使い捨てで、
心理描写も皆無。
無理やりなファイナルに、
シリーズファンはお怒りのようだけど、
1作目の直結だとシンプルに考えれば、
オチとしての完結はしているのかなぁ。
アリスはもう使えないだろうから、
腹落ち感はあったよ。
出生のヒミツも、まあまあ。
エンドロールは、
終わるまで席を立たないでね。
結構意味深なメッセージがあるから。
まぁエンタメとしては
アクションの連続で、
何も考えなくていいし
楽しめたよ。
何より14年間も楽しませてくれた、
ミラさんに感謝。
ありがとう、お疲れ様でした。
彼女がアリスのイメージを拭い去る、
次作に期待だなー。