イコライザーのレビュー・感想・評価
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最強すぎ。
『狼よさらば』と『タクシー・ドライバー』と『エクスタミネーター』を足して1で割ったようなヴィジランテ映画
19秒で世の不正を抹消するホームセンター店員のお話。ダイナーで知り合った娼婦がボコられた復讐でマフィアを瞬殺・・・『狼よさらば』と『タクシー・ドライバー』と『エクスタミネーター』を足して1で割ったようなヴィジランテ映画はアラフィフにこの上ない安らぎを与えてくれます。
デンゼル・ワシントンはイイ人役と悪役を演じ分けることにかけては伊東四朗並みに達人芸、こういうジャンル映画にばかりに出てくれる天使、娼婦役のクロエ・モレッツも実にキュート、総合的に自分が映画に求めている全てが詰め込まれた大傑作でした。まさか『ザ・シューター 極大射程』を超えてくるとは思わなかったアントワン・フークワはどんどん腕を上げているなと感心、きっちりビービー泣かされました。
俳優の鑑。
試写会にて鑑賞。
80年代後半のTVシリーズ「ザ・シークレット・ハンター」の
映画化らしいが(日本では90年代)、まったく知らなかった^^;
CMで言っている通り、必殺仕事人!ホントそれだけの話。
警察が介入しない悪を抹殺するのがデンゼル演じる主人公、
マッコール。というわけで、設定としてはとても単純。
ただねぇ…。とにかく暗いんだ、内容が。でもって残酷。
設定もさすがに原作そのまんまじゃないのだろうけど、
今時ロシアンマフィアとか、そこでクラシックをかけるの?
という感じで、どこをとっても実に古臭い(爆)
そこへ、新生キャリーの肉々しさがまだ記憶に新しい
クロエちゃんを娼婦役!?に当てているのがかなり微妙。
おそらくこのいたいけな娼婦が可哀想…という風に見せる
つもりだったんでしょうが、でもさぁ、相手は彼女ですよ?
そんなもん、デンゼルが介入しなくたって、バッサバッサと
私ひとりでやっつけられるわ!?っていう迫力が出ます。
うーん…というわけで、設定、内容、演出、キャスト、特に
悪いところは見当たらないんだけど、なんか面白くない…
という、ダラダラとした長さが気になった作品でしたねぇ。
とはいえ、中盤から後半にかけては、けっこう魅せます。
デンゼルは何をやらせても巧いねぇ♪という充実感に殺傷力。
宣伝で19秒って言ってますけど、それよりかかってますが。
でもササッと悪を片づけて、笑顔で知らんぷりしてるところは、
仕事人の鑑。あらゆる物品や道具を駆使して殺りまくるところは
とても痛快。ホームセンターの従業員なんで、場所柄、そこの
道具を使うことが多いんですが、どうせならすべてその道具で
殺って欲しかったなー。なんて思いましたけどね。必殺!も
かなりそういった道具や設備面での面白さがあったもんだから、
ついつい観る方も期待しちゃいます。
まぁそんなことより、やっぱり暗さと長さが問題か。
(スカッとするのはデンゼルの白い歯。爽やか笑顔は俳優の鑑)
必殺仕事人
上映前に京本政樹さんの「必殺仕事人」と関連づけたトークイベントがあった。
確かに本作品には「必殺シリーズ」を彷彿させるところがある。
アクション作品を重ねる毎にどんどん強くなっていく感があるデンゼル・ワシントンだが、齢60を数えて演じた主人公マッコールは、今までの中で最強のような気がする。
普段はホームセンターで真面目に働く従業員で、不眠症の為、深夜に近所のカフェで読書するのが日課。
このカフェで良く顔を合わせるロシア系娼婦のテリーと知り合ったことから、彼の平穏な日常に変化が訪れる。
歌手になる夢を持ちながら、出口の無い日々を送るテリーが、ロシアン・マフィアに酷く痛めつけられたことを切っ掛けに、マッコールは封印していたもう一つの「顔」と「力」を解放する。
京本政樹さんが出演していたシリーズではないが、本作品を観ていると、「必殺シリーズ第2弾 必殺仕置人」のオープニングナレーションを思い出す。
「のさばる悪をなんとする
天の裁きは待ってはおれぬ
この世の正義もあてにはならぬ
闇に裁いて仕置きする
南無阿弥陀仏」
この主人公も「必殺シリーズ」のキャラクター同様「商売」で使う物、身の周りの物で悪を仕置きする。
そのスタイリッシュで容赦無さ加減も「仕事人」という感じだ。
原案・脚本・監督等の製作スタッフが「必殺シリーズ」を知っていたかどうかは分からないが、そのエッセンスを色濃く感じさせる本作品、続編、続々編の登場を期待したい!
デンゼル
秒殺仕置人
結構グロいのでR-16指定です。
まずこの題名と予告編を見て思ったのは、
どこかのマフィアグループを一つ潰すぐらいで、
差別がなくなる訳でもないのに、
「イコライザー」とはちょっと大袈裟かなと。
「エンド・オブ・ホワイト・ハウス」もそうだけど、
いやいや、世の中そんな単純じゃないって(苦笑)
そんなちょっと現実離れした勧善懲悪な展開に、
リアリティーを持たせようとしたのか、
妙なところのディティールにこだわっていて、
前半は撮影の仕方とか、結構好きだったりします。
それが終盤になると、ちょっとクサイかもね(笑)
さてクロエちゃんですが、薄幸にはとても見えません。
「キャリー」の時もそうだったけど、
今回はヘイリー・ベネットと比べて見てしまうので、
実年齢と同じマイナーの役だというのは分かるんですが、
やっぱり心身共に健康優良児にしか見えません(苦笑)
夜更けにぼっち爺さんが行きつけのダイナーで、
まったりカフェラテ(紅茶?)飲みながらVAIO開いて、
16歳の売春婦と話したり、、、デジャブのような(苦笑)
劇中でVAIOが拝めるのもこれが最後なのかな?
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