「ナメてたら19秒で正義執行」イコライザー しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
ナメてたら19秒で正義執行
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"イコライザー" シリーズ第1作。
Amazon Prime Videoで鑑賞(吹替)。
本作も、ナメていたオヤジが実は最強だったパターンのひとつだが、他と一味違うのは、単なる脳筋に陥らず、理性的に敵の正体に迫り、追い詰めた上で始末しているところ。
暴力の行使も必要最小限に、だがやる時は徹底的にやるをモットーにしつつ、確実に相手を仕留める方法をシミュレーションしてから実行しているのもまた理性的である。
アクション俳優のイメージがあまり無いデンゼル・ワシントンが演じているからこそ、体現出来た役柄のように思う。普段の佇まいとアクション時のギャップにやられた。
マッコールさんの仕事ぶりに魅せられる。そのスキルが最初に開陳される場面の、19秒で敵を制圧する手際がすごい。
理性的ながら、クロエ・グレース・モレッツをギタギタにした組織への怒りを静かに滾らせているのも伝わって来る。
白眉はやっぱりホームセンター決戦。いざと云う時ホームセンターは武器の宝庫だと知った。本作の教訓のひとつ(笑)。
もうひとつは、自分の生きる世界は自分で変えられる、と云うこと。世界が変わった後のクロエの笑顔が良かった。
クロエがヒロインだと思っていたから、ICUに入れられて以降ラストまで登場しなかったのが、本作唯一の不満点だ。
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