「薄気味悪い最悪の映画だと思う。トラウマが増えた。」母の身終い マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
薄気味悪い最悪の映画だと思う。トラウマが増えた。
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この映画は尊厳死の話か?
カソリック教徒の多いフランス人が絶対選べない選択と思って見るべし。
また、フランス人もイタリア人も良い意味でマザコンではあるが、こう言った暴力が伴う行為はフランス人が特有なのか?そう誤解を与えかねないが。もっとも『そうじゃない』と言いたいから、この映画を撮ったのだろうが。
『尊厳死』を『自主的な命の選択』と言っているが、フランス人にとっては全く出鱈目で馬鹿馬鹿しい行為。懸命なフランス人ならば、カソリック教徒で保守的でなくとも選ばぬ行為。
オランダ、ベルギー、スイス、ルクセンブルクと尊厳死、安楽死を認めている国はあるが、同時に売春防止法が無くて、ある意味売春回春が合法化された異様な民主主義の国に見えてくる。
昨日、14歳の少女が殺される話を見た。仮にこの少女の死を『決められた運命ゆえ、尊厳を持って死としよう』と簡単に言えるか?人の死なんてそんな軽い物じゃない。人の死は映画のように簡単な物では無い。だから、そのうえで、尊厳死はあると僕は感じるが。2時間の映画でバカ息子と母親の安易な葛藤では済まない話だと思う。こんな映画に涙するなかれ。
どうやら、演出家が、このいかがわしき宗教団体の考えに多少なりとも感化されて作った映画のようだ。
僕にとっては、人生で最悪の映画だと思う。あの『PLAN75』を超える映画が出て来ると思わなかった。
個人の意思の尊重は大事だと思うが、殺人集団の意思を尊重して、論議する必要があると言うのだろうか?
如何なる理由や場合でも、人の命を奪う事は殺人である。それを覚悟して殺人を犯すのは自由だが、まともな宗教に殺人を容認する宗教は無い。宗教以前の問題。
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