「創作意欲かきたてられた♡」世界一美しい本を作る男 シュタイデルとの旅 あにーさんの映画レビュー(感想・評価)
創作意欲かきたてられた♡
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アーティストと人生を共にする勢いで迷惑なくらいに頑固に、時には意見しながら丁寧に一冊の本(作品)を作る話。
デジタル化で本はなくなるなんて言われてるけど”ここ10年はシュタイデル社の時代”という言葉のように紙の手触り、音、感触にこだわった、嗜好品としての本の形の提示には、わくわくした。
写真家や作家のコレクターはよくいるけど、出版社のコレクター(シュタイデル社が作った本だけ集める人)がいるなんてびっくり。
ついつい作業になりがちな仕事も、どうして作るのか、どのようにつくりたいのか原点に何度も立ち返り、徹底的にこだわることも時には必要なのかな、と思わせてくれる人だった。
だからこそもう少し丁寧に作って欲しかったかなあ。ドキュメンタリーなの?映画なの?って感じだった。映像自体はかなり綺麗なもので、最初は「プロフェッショナル」みたいな感じなのかなーと思ってみてたけど、途中絵も音もメディアアート的な映像が差し込まれたりして、90分なのに間延びしてる感ある。どっちかにして、もう少しひとつひとつの意思決定の過程をきちんと見たかった。
たぶん見る人によって求めるものが違って、違う感想になるんだろうなこれ。一人で行かずに誰かと行けばよかった 笑
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