R100のレビュー・感想・評価
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これはSM?
監督や脚本を担当した人のSMが表されてるのかな?
なんとなく借りて、なんとなく見たけどあまり人に進められるような話の内容じゃないのが残念。
日常のなかにSMを混ぜるから、周りにバレるかバレないかのギリギリを攻めて相手を気持ちよくするのかと思ったけど、全然違いました。
急に女王様が現れて急に相手を暴行するの繰り返し。
SMを深く知っている訳じゃないからなんとも言えないけど、SMで大切そうな信頼感があまり感じることができなくて、ただ女王様の欲望をみたしているだけって感じなのが残念でした。
でも、まあ、最初は男性も感じていたからいいのか?
揺れてるッ!?
まっちゃんのお巡りさんのシーン、唾液の女王様が音楽に合わせて唾を吐くシーンは、松本人志のセンスはやっぱり高いなぁ〜と感じさせられた。これらのシーンは松本人志しか作れないと思った。
これが映画史に残るとすれば、カルト映画として残ると思う。中盤から確信犯的にどんどんめちゃめちゃになっていくストーリー。唾液の女王様が活躍するあの辺りのシーンは、監督が楽しく映画を撮ってるなぁと感じた。
表現者としての想いをSMに例えているが・・・。
前々から松本人志が言ってたSM論を物語化した話。
その裏で、SとMの関係性は作り手(映画監督、コメディアン)と観客(評論家、視聴者)の関係にも置き換えられるので、そういった想いを伝えたいという姿勢は一応評価できる。
そういう作品の作り方って、監督もスタッフも共通認識できる部分があるから上質なものを作るエネルギーになるんでしょうが、結果は・・・。
コント作りのプロと映画作りプロたちとは違うと言うことでしょう。
松ちゃんと私の走馬灯?
まず『暴力でいいの?』と思ってしまった
( ̄0 ̄;
SMプレーというのは、もっとメンタルな面を辱しめていくものではないのかなっ?と……
でも主人公が『あの倶楽部』に入会した事、自体がプレーの下地なんでしょうね
『こんな変態倶楽部に分不相応な大金を支払ってまで入会してしまった自分』
そして実際に現れた女王様!
そりゃ『暴力』程度のソフトなプレーでも充分いっちゃうでしょ(*^ー^)ノ♪
で、しばらく観ていくと
このR100がある大御所監督(多分)の作った映画、劇中劇であることが判る。
大御所が試写室で満足げにR100を観る一方、試写室の外ではスタッフと映倫の職員?(または映画の買い付け会社?)が、「なんだよアレ?」「えーあの場面の意義はですね……」的なやり取り。
「某板で俺の映画作りが批判されとんのも知っとるんやで~」って声が聞こえそう……
そもそもR100というのは百歳以下には見せちゃダメ!って意味だけど、
『百年早い!』という意味でもある。
松ちゃんはこの映画で私達に何を伝えたかったんだろう?と色々考える。
映画の中の秘密倶楽部の女王様達にもそれぞれ夢や家族や人間らしい生活があって仲間が死ねば、それを悼んで涙を流したりする。
敵役も、また正義を唱える人達と同じ人間で、相手にもそれなりの正義があるってパターン!
私達、昔のアニメからそれを学んだよねー
それと『お寿司屋』の件、
昔のコントで松ちゃんやってたよね~
好きなんだな、このネタ(*´ー`*)
……って、よー考えたらあれは
『女王様のおもてなし』やったんですかい?!とか
主人公が快感を得た時の『顔がブワッ!と膨らんでピチョーンと水滴が落ちて波紋を作る』あの場面。
あの顔、ケンミンの焼きビーフンのCMみたいで不気味だよね~
『懐かしの……』なのか松ちゃん?!
そして男をかしずかせる究極の女王様は『我が子』?
それを男にあるまじき姿で十月十日自分の全てを犠牲にして守り育てるのが最高のSMプレーにしてMの幸せ?
「はいっ、全部ハズレ~!」
ブワッ!ピチョーン……
女王様、また映画作ってくださいね♪
(//∇//)
普通に面白かった
評価が良くないので、期待しないで行きました。
何故そこまで評価が悪いのかわからないくらい、普通に楽しめました。
全編通して、笑えるシーンがあるので、ガキ使を見る感覚で観れば良いと思います。逆にガキ使を面白いと思えない人は見ない方が良いと思います。
ここから、ネタバレですが、
サトエリが出てきたらへんから、これは笑える映画、笑って良い映画だな、と思いました。
いつ女王様が出てくるか、ヒヤヒヤして恐怖ではありましたが、女王様が出てきた後の安堵感からか、色々なボケポイントに思わず笑ってしまいました。
ただ子供の顔がアップになったところでさえ、可笑しかったです。
その他にも色々可笑しいところがあって、今までの作品の中で一番簡単な笑いを提供してたのではないでしょうか。
曲芸コント。
前作でちょっとストーリー性を出したように思えたが、
今作はまたこの世界観に戻ってきたんだ?という感じで
やはりこの人が作り出すものは「映画」でなく「曲芸」だと思う。
芸人だからネタには事欠かないし、奇想天外な場面展開も
それなりに斬新感はあるけど、これがお笑いなら容認しても、
やはり映画というにはお粗末に見える。
まぁ確かに、100歳近い(あるいは過ぎた)外国人映画監督が
「何だこれ?」な映画を撮っているのは観たことあるんだけど、
内容が総てにぶっ飛んでいるから、サッパリ理解できない。
映倫とかそんな次元を超越し境界ギリギリのところで生きて
いると、こういう映像も作れるのか~と思うに至ったけど…。
今作はそれとはワケが違う。
ワザとSMを変わった趣向で描いているので、Mである大森が
いたぶられて快感~の顔(ダンカンみたい)になるのがしつこい。
女王様女優達がそれぞれ悦に入って演じているのはいいけど、
どうなの?これ。と思うような人物や描写も入っていたりで、
このあたりは大いに狙った企画なんだろうなと勘付いてしまう。
観客の反応観たさに見世物感を前に出してしまうとつまらない。
コントの〆が映画で効くか実験してるのだろうか。
平坦な板の上にSMネタが次々並べられ、中盤~真相ばらしと、
悦に入っている老監督の至福の表情が何度も映し出される。
映画は監督のものなので、どうあろうとOKが出ればいいのだが、
いちばんの皮肉は、松本監督の作品がこうして公開され続けて
いる事実だったりしないのかな。本人も遊んでいたりしてね。
私的には冨永愛がベストなカッコ良さだった。
(映画を作るのなら、若手監督に出資してあげればいいのにと思う)
う〜ん...厳しいっすね
松本さんをずっと応援してきて映画も全部見て来ましたが、さすがに今回のは厳しかったです。
少々キツい書き方になってしまっているかもしれませんがご了承ください
松本さん本当に映画好きなんですか?撮りたいんですか?
話も画像の構成も音楽も既存にあるようなものばかりで非常に退屈でした
映画なんてこんなもんやろってな感じで既存の映画の上辺だけなぞってない?
4作目でこのできはさすがに酷い
役者さんも良い人いっぱい出てるのに残念な感じ
映画を壊す?映画の枠に入ろう入ろうって必死な感じが伝わって来たんですけど
壊す度胸が無いのならちゃんと映画を勉強してから撮ったほうが良いと思いますよ
100歳の監督が撮ったつまらない映画だからねっていうのは
リアルに内容がつまらないとちょっと笑えない
100歳の監督が撮った設定にしては100歳の監督ならではの
こういう所がダメなセンスで笑えるでしょってのが映画全体から伝わってこない
なんか小手先で処理した感じで、正直後付けですかってぐらい設定に深みが無い
あとは好みの問題でもあるんですが、お寿司屋さんのシーンは不快でした
女王様と男の間ではあのプレイは成立しているかもしれませんが、そこに寿司屋の大将もいて、にぎった大将には失礼極まりないだろうって思ってしまいました。いやむしろ大将に対するプレイなのでは?あそこで大将もじつはMで密かに顔が変形してたらちょっと笑えたかもしれませんが
この映画をどう面白くできるのか?
逆に考えてみる為に見に行くのも逆に楽しいかもしれませんね
ちょっとよかったところベスト3>
1位:大地真央は奇麗だった。あんな女王様ならシバかれても良いw
2位:最初の富永愛の蹴りは良かった。あそこまでは期待した
3位:子供が吊るされているのは松本さんらしい見せ方だと思った
これまでで一番。
『R100』、公開前からやれ海外でボロカス扱いされたの、いろいろな悪い噂を耳にしており、
また過去の松本人志監督作品を観ても正直そんなにおもしろいと感じる心に残る作品はなかったので、ああ、またスベるんだろうなあ、とそんな感じで映画館に足を運びました。
何の映画かわからない、映像表現のセンスのなさしか感じさせないような中途半端な印象の予告編も、いつも通りの自信しか口にしないインタビューも、
そして何よりGoogleで検索すると1p目に出るここのレビューの悪評ぶりにも期待を根こそぎ奪われて、半ば動員数を一人でも増やそう、みたいなファン心理で足を運んだのですが、
意外に序盤からしっかりと映画らしく話が進んで行き、「あれ?これはもしかするともしかするんじゃないか?」と思っていたら本当に面白くなって行って、とうとう時間を忘れてラストまで一気に観れてしまいました。
おそらく少しネタバレをしないとこの映画のおもしろさは文章では伝えられないと思うので、以下少しネタバレを書きますので、R100を何のレビューも参考せずに観に行きたいという殊勝な方は戻ってください。
僕はこの映画は予告編の印象から、サスペンスめいたものを予感していたのですが、全然そんなことはなく、おちゃらけたコメディ映画です。
映画の設定としては、「『R100』という映画を、100歳の映画監督が撮影していて、その映画が糞ほどもおもしろくない」、という、ちょっと映画かじったことのある人がしきりに吹聴している"メタ"い映画ですが、これは本編の展開があまりにめちゃくちゃすぎ、時系列や数分前まであった設定も無視していくので、それならこれを100歳の映画監督が撮ったことにして、そのおかしな映画を観客と一緒に楽しむような映画にしてしまえば、2倍おもしろいんじゃないか?という配慮なのだと思います。
事実そんな感じで、時折挟まれる関係者らしい人が試写室から出て行くシーンは結構笑えました。
また不思議な表現の1つに、主人公(ドM)が女王様からお仕置きを受けるたびに、顔がふくらみ、画面に波紋のようなエフェクトがかかるのですが、これは実は伏線なので、なんだろう?と思いつつも結構気にして観ているとおもしろいことになります。
映画としてはかなりわけがわからない、映画の中で遊んでるような作品(007の最初の『カジノ・ロワイヤル』や『地下鉄のザジ』、ホドロフスキーの『ホーリー・マウンテン』、『監督ばんざい』みたいな感覚)なので、あらすじを追おうとか、全体から何かを得ようみたいな見方をするとこんがらがってきますが、漫才を聞くような気持ちで、次はどんなボケが出るんだろうと思って見ていると結構おもしろいです。ツッコミはちゃんと映画の中で絶妙な間合いで中の人がしてくれるので、その点も安心。
全国3桁のスクリーンで上映するような映画ではなく、いわゆるミニシアター系の作品で、こんな内容で8桁の人が入っているのは松本人志監督のネームバリューで、その中の楽しめなかった人たちのレビューで悪評まみれなのは当然なんだと思うのですが、映画好きの人がこの映画を逃してしまうのはおしいと思ったので、ちょっとレビューを描いてみました。
『大日本人』はかなり背伸びした映画で、『さや侍』で肩の力が抜け、この映画でようやくやりたい事を少しやれるようになってきた、という感じではないでしょうか?
おそらく松本人志監督はこの路線でしか映画を作れないので、次作もきっと悲惨な内容になるかとは思いますが(笑)、個人的にはぜひ期待して、次は宣伝をもっとしっかり考えて、好きな人だけを映画館に集められるようにすれば、実力も認めてもらえるのではないか?と思います。
最後に、オチについて、僕はMなので、また、R100という作品が100歳の人の作った100歳でないとわからない映画、ということを加味してあのオチはアリだなと思いましたが、あれ、許せない人は絶対許せないと思います。これは映画のおもしろさじゃなくて、なんというか人としてのモラルとして(笑)
また、ここまで未鑑賞でレビューを読んでくださっている方へ、嘔吐などの表現が絶対ダメ!という方にはかなり厳しいシーンが、割と長く続きますので、要注意です。これは僕もダメで、その間は目をそむけたりしていました。
とにかく内容はない映画なので、気張らず、気楽に観て、なんやねんあれ、わけわからんわ!と笑えば楽しい映画だと思います。僕は地元の大阪で観ましたが、大阪ではわりかしウケていましたよ。
松本人志のキューブリックごっこと逃げの一手
今日観に行く
兎に角松本人志が中二病全開ののキューブリックごっこしてるだけで異常なまでに退屈だった
劇中ボケ老人監督が作った『R100』の映画に劇中の周囲の映画関係者が頭抱えていて100歳にしかわからない映画という時点で“逃げの一手”を打ってるのが分かって死ぬほど退屈だった。
要は松本人志は劇中映画関係者が「この映画無茶苦茶」みたいな会話していてこの映画の粗やミスまで封じてしまう。正直松ちゃんが如何に叩かれたくないというのが如実に出て監督の姿勢として凄くカッコ悪い。
松本人志は新藤兼人の墓前で千回土下座して詫びるべきだと思う
ここまで酷いと松本信者でも呆れると思う。
いい加減映画業界から身を引いたほうが彼自身の為でもある
残念だった
ただ話が面白くなくて笑える部分が皆無というだけではなく、「そんなの分かってやってますけど、なにしろボケ老人が作った映画ですから」という突っ込みを映画の中で回避する準備をしているところがいやらしい。何のために作っているのか意味が分からない。
また褒めたい部分もボケ老人が作った映画でたまたまよかっただけ、ということで褒める事すらできない。
特にクライマックスのCEOと闘う場面は退屈で眠くて仕方がなかった。
これまで松本監督作品は全部映画館で見て来たのだが、どんどん悪くなっていてここまで悲惨なものになってしまって驚いた。残念でしかたがない。本当に作るべき映画を見つけられるまでやめた方がいいと思う。
ボケ老人が作ったという設定も含めて映画全体に対して、一番正直な感想は「ふざけるな!」だった。
揺れてない。
男が通い始めたSMクラブは、
日常の生活に現れてはプレイを始める、特殊なクラブであった…。
だいたい、そんぐらいの話。
とある仕掛けもあるのだが、そこは、秘密。
「これは監督のマスターベーションじゃないか」って表現が、
時折、あるじゃないですか? 批評として。
おー、好き勝手にやっとるなぁー。みたいな。
この映画って、そんな「マスターベーション」の映画なのです。
そこへ真っ向から挑んでおるわけで、
不謹慎だとか悪影響だとか云われるエンタメへの批判に対するアンチテーゼ、
でもあるのだろーな。
なので、コレってSM? とゆー部分もあり、
そっち関係のヒトに怒られやしないか、少し心配でもあります。
今作は、いままでの松本人志監督作の中でも、いちばんマトモに出来てるんじゃ、ないのかな。
彼特有の異常性が、
存在感のあるキャストを揃えたことで、だいぶ拡散されている。
ザラザラと荒れた画の色や、小物のこだわりなども、良かったとおもふ。
『さや侍』ほどではないが、フツーへ寄ってきている。
寄ってきているので、フツーに詰まらない映画となった。
個人的な感想と評価で云わせてもらうと、
面白くなかったし、好きにもなれない映画であった。
解らないのではなく、
観たことのあるものばかりで、想像を越えず、刺激もなかった。
しかし、
点数で0点をつけられるよーなモノではない。
点数をつけられる類のモノではない。
※点、とゆー表記が、これほど似合う作品も珍しいだろう。(ここでは一応、一点につけておきました。)
それぐらい扱いが厄介な、個性的な作品、ではある。
あとは、おもしろければなぁ…。
子供が縛られてるのと、ツッコミが入るところは、クスッと笑えましたけど。
気になったのは、音楽の使い方がとにかくヘタクソ。
意図は伝わるにしても、微妙に全部ズレてる。
そこはもっと軽いほうがー、とか、ここは繋げたほうがー、とか。
音量で誤魔化そうともするし。
ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの曲の二回目は、もっと長くないと、とか。
それとダメエイガお約束の、説明台詞。
前田吟のセリフとか、ヒドかったなー。
自分がどんな気持ちだとか、何をしたいとか、全部喋って説明してくれんの。
しかも、それだけじゃない。
ついに、映画の「意味」まで説明を始めたりして、逆にオモシロかったけどな。
もードコまでも言い訳を重ねて、逃げるつもりだな、と。
タイトルからして、すげー予防線だもんな。
R-100。
そんな、
松本人志のマスターベーションについて、興味がある方には、楽しめるとおもいますよ。
揺れてる?
揺れてねーよ。
イレーザーヘッドばりの・・・。
僕は満点でした。
一般的な評価については、ほかの方のレビューでも
言われている通り、話に脈略が無さすぎる。きつすぎて笑えない。
松本信者の方でもすげえ面白かった!、おもんなかったが激しく分かれる
作品だと思います。
93年に、松ちゃんが作った問題作「頭頭トウズ」。
ひたすらシュールな映像のオンパレード&ツッコミなし。
ごっつが大好きだった僕は「笑えない。酷い作品作ったな」
と終始思っていました。
今回の作品でも似たような現象が起きていますね。
頭頭の最後に、特典映像として出演者のコメントがついており、その中で
「笑いの種類はワハハと笑うだけでは無い」と明言されておりました。
また、落語の桂枝雀さんが笑いの方程式は全て「緊張と緩和」であると
言っております。もちとん松本監督も何かのインタビューで笑いは緊張と
緩和であると言っておりました。
(詳しくはYOUTUBEを見て下さい)
「緊張と緩和」まっちゃんが作ってきたコントは緊張の線がスレスレ
(見ている人の緊張の線を超えると笑えなくなる)
だなあと思う作品をたくさん生み出してきました。
前半部分は緊張ばかりでそれにつりあう緩和が無く、頭頭の時と同じく
心の片隅で不思議な笑いがおこっていました。
後半部分には緩和のポイントが多数設けてあり、導入部分の緊張がほぐれ
大爆笑です。
(完結型の大衆娯楽映画を期待してきた人は何が面白いか分からないと思います)
映画のポイントですが
①自分でツッコミを入れながら見る
「緊張と緩和」の法則
②デビットリンチのイレーザーヘッドが好きな人は好きだと思う
③支配人が何故薬を飲んでいたか、しきりに地震だと言っていたか、監督は何者だったのか
謎を推理しながら楽しむ
自分で妄想し、つじつまやボケ、ツッコミを考えながら補完していく
超自由かつ挑戦的な作品だと思います。
全ての答えを観客に与え、考えさせることが無くなった今の映画には
とうてい理解できない世界だと思います。
全ての答えを映画に求めたつまらない意見を気にせず
次回作はもっといかれた面白い作品を作っていただきたいです。
ミニシアターで挑戦したほうがいいと思う。
PS小学生がみにきてさすがに困りました。
言い訳がましい
面白い映画を作れないのは仕方がないが、もはや笑えないし(それを本人は”芸術”と呼んでいるのでしょうか)、事実劇場も失笑気味でした。
その上、面白くない映画を作ってしまっていることを、映画の試写というメタ視点で描くことによって言い訳しているようにしか見えない……。保守的な作りで、卑怯とすら思いました。というか、このメタ視点が提示されてから、大森のキャラクターにまったく感情移入できず(当たり前です、映画の中の映画のキャラクターなのですから)、目に飛び込んでくる不思議で少しも笑えない映像を只々見せられる。
楽しいわけでも、面白いわけでも、怖いわけでも、笑えるわけでもない、ただただ奇を衒っただけの作品でした。これを「人を選ぶ」というのであれば、世にある太宗のつまらない映画は人を選ぶ映画でしょう。これが笑いのハードルだとすれば、大抵の人は超えられないハードルになってしまっています。
とにかく劇場は少しの笑いも起きていませんでしたよ。
評価外
女王様を扱った作品なので興味を持って観ましたが、SMにも映画にもプロレス(?)にもリスペクトを欠いた訳の分からない作品です。情報によると有名な女王様の監修を受けたそうで、一部にはそれを思わせるシーンもありましたが、その部分を松本監督の訳の分からない(少しふざけ気味の)演出が台無しにしています。
途中の試写会風の場面でこの映画を評価しているシーン・ラストシーンの意味不明な内容・色が薄く白黒と思う程の画面(演出のつもりなのでしょうか?)どれも訳が分かりません。
一番違和感を感じたのは女王様の調教を受けた後、主人公の顔がCGで加工されたとまる分かりの感じた風の顔になることです。ああ連発されると気持ちが悪いとしか言いようがありません。
今までつまらないと思った映画や寝てしまった映画は数多くありましたが、あまりにも作品の出来が悪く、寝ることもできず不愉快のまま見続けた映画は初めてです。松本監督はコメディアンであることを盾にしてこんな映画を撮るならもう映画を作るのは止めてほしいです。続編を撮るならコメディアンの監督の映画ではなく、映画に真剣に向き合った映画を撮ってほしいです。
見る人を選ぶ映画
見終わった後、率直な感想としては見る人を選ぶ映画だな・・と思いました。
好きな人はとことんハマる、ダメな人は拒絶反応を起こします。
※一緒に見た彼女はまったくダメなようでした
処女作、大日本人にも通ずる良い意味での馬鹿らしさがスクリーンからひしひしと伝わってきます。
あと、大森南朋の熱演、女王様のボンテージ姿は必見です。
さや侍に斬り捨てられても、不思議ではない映画だったかな?
私は、関西出身ではないからなのか、それとも別の理由に因るのか、原因は不明であった。しかし、この作品の笑いには全く着いていかれないのだった。
私は、普段TVを見ないので、松本人志がお笑い番組で見せているセンスをハッキリと認識している訳では決してない。しかし、この作品を見ている限りでは、お笑い番組で通常彼が見せているだろう、松ちゃんキャラクターがデフォルメされた形で、より一層濃い味で出ている作品だったと思う。
だから、通常TVで彼のお笑い番組を見て笑える性格の方には、本作は非常に受ける作品なのかも知れない。(試写会会場の一部では、大きな笑いの渦が有った。)
と言うより、この映画は、吉本興業が制作しているので、松本人志監督作品と言うより、あのダウンタウンの松ちゃんのギャグ特番を見ている感じがして、松本人志のお笑い芸人の頭の中をかち割って、その中身を並べただけの連続画と言う感じの作品だったと言った方がピッタリとくる感じの作品だったと思う。
そして、彼が監督した4作品の中では、この映画は最低の作品と私は思った。
だが、それより結局この作品を評価出来るか否かは、結局観客のお笑いの嗜好性の相違で、映画自体の賛否の分かれ道になるのだと思う。
音楽の効果的な使い方と、映画の導入部のロケ地や、セットの感じは、それなりの雰囲気が有って面白い映画だなと初めは思ったが、15分も過ぎた頃から、飽きて来る。
しかし、この映画はそもそも、SM趣味と言うマイノリティーな嗜好の世界観を描いているのだから、その辺りを見て、ギャグとして捉える事が出来るか否かが、運命の分かれ道だ。
この映画の主人公である大森南朋演じる片山貴文のキャラクターには、決して感情移入出来ない訳でもない。
ハッキリとした理由が決して語られている訳ではないが、もしも自分が、主人公片山の立場と同じ状況であるならば、彼と同様にSMクラブへ逃避したくなる心情も理解出来ない訳ではない。
だが、このSMクラブ入会時の説明に有るように、SM嗜好とは、初めは不快感に思っていた事でも、ある限界を突き抜け、その臨界点を越えると、不快感が、急激に快感へと反転すると言う説明があった。
それを言うなら、この作品は不快感の連続で、単なるアホの域を未だ未だ突き抜けていないだけの、単なる不快な画像の連続劇でゲームオ-バーと言う感じだろう。
その昔、「ソドムの市」と言うイタリア人監督パゾリーニに撮られたスカトロ嗜好のヤバイ映画が有った。この映画を撮った監督は後に、その映画が原因で、確か殺害されたと思う。
「R100」も、前半の40分で終わっていたのなら、もう少し高評価を出しても良かったのだが、同じギャグが何度も繰り返され、快感を得られない本作は、途中退場も有りの映画だ。SMクラブ退会は禁止でも、映画館の退場は許される映画だと思うのだがね?
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