舞妓はレディのレビュー・感想・評価
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楽しいです
百春のブログを見て、舞妓になりたいと京都にやってきた春子。鹿児島弁と津軽弁を話す彼女は、言語学者の京野の計らいで見習いとなる。慣れない言葉や作法、舞の稽古に励む春子には、皆に内緒にしていることがあるが。
舞妓と芸妓の違いは知りませんでした。彼女らの厳しいところを、描いていたのも良かった。鶴一姐さんが、いいアクセントになっています。なんだ、皆気付いてたのか。クライマックスで、男衆青木がかぶってるかつらは!観終わった感じは、「Shalll we ダンス?」のようで楽しいです。
上白石萌音は、津軽弁鹿児島弁京都弁、さらに舞と大変だったろうに、大した娘さんです。彼女と田畑智子の舞妓姿が、似合ってます。渡辺えりは、ちょっとこわい。タイトルは「マイフェアレディ」の洒落だったのか。
上白石萌音の魅力、炸裂!
Amazon Prime Videoで鑑賞。
「マイ・フェア・レディ」にオマージュを捧げながら、津軽弁と鹿児島弁のバイリンガルな女の子が、花街のしきたりと京言葉に悪戦苦闘しながらも、言語学者の力を借りて一人前の舞妓になろうと奮闘する姿を描いたミュージカル。
上白石萌音の魅力が横溢していました。東宝シンデレラの特別賞を妹の萌歌と共に受賞して間も無い頃のおぼこさが残っていて、田舎から出て来た感が滲み出ているな、と…
春子ちゃんの舞妓としての成長物語が、女優・上白石萌音の成長物語とリンクしている印象があり、新人を起用したことで出せた独特の味わいだなと思いました。
何よりその歌声が素晴らしい限りで、抜群の歌唱力はまさにミュージカル向きでした。伸びやかでかわいらしい声に、相当な癒しの力が秘められているのは間違いない。
脇を固める名優たちの演技もいい。特に富司純子や草刈民代の所作の美しさたるや。手先・足先まで気品が備わっていると云うか、動きのひとつひとつが上品でございました。
[余談]
京野センセの研究室にあった階段が、ヒギンズ教授の部屋にあったものと同じようなデザインの螺旋階段でした。2階の本棚ズラリも同様。細かいオマージュが嬉しかったなぁ…
※修正(2023/04/25)
上白石萌音の歌声にぐっとくる
舞妓になりたいと花街にやってきた、鹿児島弁×津軽弁という方言ハイブリッドの春子。
方言学者の先生とともにまず話す言葉を京都弁に矯正するところから始まる。
おどおどと返事もできずに頷くだけだった春子が歌い踊り、舞妓としての立ち振る舞いなどを身につけ成長していくストーリー。
上白石萌音の歌声が爆発する瞬間に鳥肌が立つ。ここからさまざまな映画に出て行く上白石萌音の、初々しさがまぶしい。
歌うことが好きなんだなぁとわかる、全身で歌うことを表現している姿にグッとくる。
脇を固める俳優もベテラン勢ばかりだが、
特に草刈民代の歌とダンスはさすが、色気と艶やかさ、なめらかな動きに見ていて安定感がある。
ストーリー的には、トラブルは起きるのに解決方法が意外とテキトーな感じだったり、メリハリがないなーと思ったり、なめらかな話展開になってないところもあって、
エンターテイメント性を出してる割にはミュージカル過ぎたり、ミュージカルに寄せ切れていなかったりする中途半端なところもあるなと感じた。
最後のキレキレのダンスと告白はちょっと蛇足かも。
とてもよかった
着物や京都、舞妓や芸者など全く興味がないどころかむしろお高い感じが嫌いですらあるのだが、周防監督作品なので見た。
すると、とても楽しかった。嫌いな題材なのにも関わらず、主人公を応援したくなって楽しい気分を味合わせる監督の剛腕ぶりに驚いた。
萌音ちゃんかわいい!
ララランド、ミスサイゴンとミュージカル映画にハマってる流れで鑑賞。ドラマ「ホクサイと飯さえあれば」の鑑賞後でもあった。君の名はとシンゴジラの主要キャストだなと思いながら観た。公開時は認識してたけど引っかからなかった。
とにかく上白石萌音がかわいい。最後の舞妓姿が抜群に。方言がキュート。踊ってるとこもキュート。歌もキュート。最後座頭市みたいだなぁと思って気持ちよかった。ついでに、最後に空にカメラが向くところ、ずっと映らないなと思ってたから上がれって気持ちがシンクロしてすっとした。
マイフェアレディって元ネタをいまだによくわからずどこまで設定に絡んでるのか。
文化的に知ること多くて面白い。舞妓になれたらお酒の席でおっさんの相手するって考えるとちょっと悲しくなるのも良い余韻。
言語学者に恋してたのかなぁってのがもやっとするところ。
インド映画?海外意識&Shallwedance同窓会?
とにかくいきなり踊り出すインド映画風の進み方で最初はびっくり!そのうち、お、今から踊り来るぞ来るぞ〜、と突っ込み感覚で楽しめた。
周防監督ともなると海外からの目線を意識して作っているのかな?と思うくらい、内容は京都と舞妓文化の簡単説明ミュージカル映画。踊り出す時の舞妓の振り付けも、ラッキー池田風のわかりやすく舞妓っぽくないダンス。そして、キャストがShall we dance同窓会!カツラ落ちオマージュまであった笑
最後に大化けするまで、主人公に、よく聞いて!と言いたくなるほど、イントネーションの吸収が悪いし要領が悪くて、イライラさせられる笑。最後に向けて綺麗に歌って踊り日本舞踊まで魅せる稽古をしつつ、下手くそを装う演技もするのはとても大変だったと思う。
富司純子の着物の仕草がとても綺麗でチャーミングなのだが京言葉は本当に酷くて、一方田畑智子は言葉も踊りも演技も際立って上手だった。草刈民代の姿勢の美しさも健在で、芸妓になるとよーじやのパッケージのよう。
コメディー&ミュージカル♪
ストーリーはわかりやすく・・舞妓になるためのサクセスストーリー。
コメディータッチでいい。明るい!それに尽きる。
なんといっても・・歌がいい。
思わず歌いたくなる。覚えやすいフレーズがいい。
未だに・・口ずさめる・・「舞妓はレディ」
エンターテイメント性強い作品。これは素直に楽しめばいい。
皆さん・・歌が上手。
そこも好感が持てた。
主人公と先生が年齢さありずぎて・・
もう少し・・ラブラインに発展できるくらいだと
もっと萌えたかもー。
ハセヒロさん・・かっこいい先生なんだけど・・
今回はラブモード低くて残念・・。
ホントにいい先生で終わってしまった。
簡単でいい。素直にいい。
主人公の子のファンになった。劇場に2回足を運んだ。頑張って報われる姿に涙した。
芋っぽい垢抜けない子が舞妓になって輝いて皆に愛される。純粋に涙した。
訛りで何話してるかわかんないとこもツボだった。高橋長英がすき。年とったなぁ。
いじわるな人がでてこない点も良かった。
上白石もえちゃんの笑顔を思い出すたびに心が和む。ほんわかする。
ミュージカル映画は嫌いではないので大満足。
舞妓はんレディ・ゴー!
まず、題名にインパクトがあります。
そして、京都(の花街)って、現代の日本じゃないような雰囲気がしました。
あるいは、京都が日本で、京都以外は真の日本じゃないのかも知れません。
1200年の歴史を感じます。
京都出身って言ったら、ステータスのような気がしました。
そして、今どき純粋な京都生まれで、京都育ちの舞妓さんはいないようです。
映画の内容は、田舎からやって来た少女が舞妓さんになるまでをミュージカル仕立てで描いた、『Shall we ダンス?』と同じ監督の作品です。
京都文化の勉強にもなりました。
「いちげんさん、お断り」は、お店の女将さんが、お客さんの事を色々と知って、お客さんに合わせた おもてなしをする必要があるからです。
それと舞妓さんや芸妓さんは、嫌いなお客さんに食事に誘われたら、「おおきに」とは言うけど、約束はしないそうです。
「おおきに」は社交辞令だから、OKと勘違いしないようにしなければなりません。
主役の女優さんより、富司純子さん演じる女将さんの少女時代を演じた女優さんの方が華がありました。
主役の女優さんも、最後に白塗りしたら綺麗になったのですが、化粧って怖いですね。
プロの世界は厳しい。
名作「マイ・フェア・レディ」を捩ったタイトルが面白い。
内容も舞台を変えただけでほぼ同じである。
田舎娘がふと出逢った言語学者の先生によって、訛りを
改化させ、貴婦人へと成長していくお話。
主人公を演じたオードリー(舞台版はJ・アンドリュース)
の愛らしさが、今作では上白石萌音に乗り移った感じ。
歌も踊りも大したもので、訛りもよく勉強した感がある。
ただあちらは名作ブロードウェイミュージカルの映画化で
オードリー以外舞台を務めた俳優がほぼ占めていたのに
対し、こちらはミュージカル俳優を揃えた訳ではないため、
全編ほぼミュージカル構成にしたところで、若干の不和。
歌はやはり聴かせるもので、そこそこの上手さを持った
演じ手に歌わせないと、せっかくのお話がそこで途切れる。
決して下手ではないのに吹替えられてしまったオードリー
宜しく、プロの世界は(舞妓と同じで)厳しいものだと感じる。
まぁそんな、いちいち細かいことまで言いなさんなよ!と
言われそうなほど、十分に楽しめる作りになっている。
舞妓・芸妓の世界を勉強できるし、花街の厳しい現実など
昔と今の享楽の違いもいろいろ学べる。なぜ一見さんは
お断りなのか、などの理由も理解納得、花街で商売して
きた人々の苦労がよく伝わる。
歌はともかく、役者はベスト!に近いほど豪華なので、
富司純子や中村久美の巧さは完璧、岸部一徳はどうして
こんなに馴染むんだろうなと関心することしきり。その他
常連メンバーも楽しく演じているので違和感はほぼない。
田畑智子の京都弁がやけに上手いと思ったら、やっぱり
京都府出身か。彼女がブログを書いてて良かったねぇ。
135分の長丁場、若干中だるみはあるも、ソツなく纏まった
コメディだと思う。最近、社会派芸術系に傾倒していた感の
ある周防監督の十八番はやっぱりこういうの!と大満足。
(ま~いこ~はれでぃ~♪って、アナ雪に対抗できるかしら?)
おおきに
まず主演の子の歌の上手さに感動。
周防監督もインタビューで言っていたが、この子の歌パートで心を掴まれた人は多いと思う。
途中冗長な場面もあったが終わり方も素晴らしく、さすがの一言。
オールド舞妓に田畑智子さんの配役も絶妙で、端役も含めキャスティングの妙も光った。
もう一度見たくなる作品。
舞妓はレディだね。
「舞妓はレディ」見ました。
楽しみ。エンタメとして、ホントに楽しさ満載です。
主役の小娘がいい。
最初は田舎臭さ満載の小娘なんだけど、最後には本物の舞妓にちゃんと見える。舞妓姿が映し出された時には、そらこそ「スターウォーズ エピ3」でダースベーダーがお目見えした場面を彷彿とさせるし、鳥肌モノでした。
よく分からない役者のワンポイント起用も良かったかも。彦摩呂、ジローラモ。なんか出てきた時に劇場に笑いも起きていた。
楽しい映画と言ったけど、別に手放しで褒めたい傑作ではない。役者の歌がとりあえず下手だし、ミュージカルの割りに盛り上がりに掛ける楽曲。ラストのキャスト一同での歌と踊りを見て、楽しかった〜と思えてくるというレベルです。
良い映画観た
主演の萌音さんがとにかく良い。周りのベテラン陣も楽しい演技でしたね。
ミュージカル風でほのぼのするストーリー。
晴れて舞妓さんになれたときは泣けた。
亡くなったお母さんは瀬戸朝香だったんだあ^ - ^
I Could Have Danced All Night
周防正行監督作品は、「しこふんじゃった」「Shall We Dance?」「それでもボクはやっていない」を鑑賞した。全部DVDでなので、劇場での鑑賞は今回が初。
この作品自分は、結構好きな部類。ミュージカル映画が好きなので、かも知れないけれど。
何と言っても、「舞妓はレディ」この曲の存在だけで、もう★3つモノだなぁ。良く出来た曲かつ、歌がまた素晴らしい。上白石萌音の歌声は、オーデョションで選ばれただけあり、惹きつけられるし、良く通る。
ただ自分は、ハリウッドのミュージカル映画に毒されている部分があるので、ミュージカルシーンに、物足りなさがあったのも確か。
本作は、そのまんまヘップバーンの「My Fair Lady」だけれど、それを汚す事なく、京都、花街、訛とを、日本アレンジとして、上手くまとめかつ個性も存分に発揮した、監督の手腕には脱帽だ。
「舞妓はレディ」、「I Could Have Danced All Night 」どっちも好きな曲となった。
一番盛り上がる所なのは確かだが。
春子のお見世出しの朝からのシーンは、魅せる上涙を誘う。
少女の世界から大人の世界への旅立ち、平たく言うとイニシエーション。
序盤で、青木が、舞妓になったら自分が一生着付けるといったセリフが、あっただけに、グっと来るし。また、春子の出自を、千春が、気がついていて的な演出があるので、またさらにググっと来るし。
ここは、本当に気持ちを持ってゆかれた。
そして、最後に「舞妓はレディー」のミュージカルシーン♪
「Shall We Dance?」のキャラクターが出て来たりと愛嬌たっぷりだったなと。
こういうのが邦画の良いところだよなと、改めて認識した今日この頃。
歌ものに少し披露
アナ雪以来、ミュージカル調の歌ものはしつこく感じられる今日この頃、またかと思い、少し疲れた。
しかし、それを上回るほんわかした幸せな気持ちにさせてくれる映画だった。Shall we dance がちらつく所も周防監督ファンとしては嬉しかった。
田舎臭い主人公が舞妓になった時の変化にはっとさせられた。
幸せなな気持ちで見られる楽しい映画かなと。
主役がかわいい!!
ミュージカル風の映画だと聞いて、どんな感じになっているのかなぁと思い見に行きました。
特に印象的だったのは主役の上白田萌音ちゃんの演技でした。 萌音ちゃんの笑顔や涙にこっちまでつられてしまうくらいだったし、舞妓修行での作法やしぐさが細かなところまできちんとしていたし、本当にかわいらしく演じていたなと思いました。あと、歌はぜんぶかわいらしい歌詞で聞いてて楽しくなりました。ダンスもあったのですが、振り袖や着物、浴衣で激しい感じの振りを軽々とやってのけていたのには驚きました。それから、方言が津軽・鹿児島・京都と3種類でてきたのですが、それらすべてを 萌音ちゃんはスラスラと言ってのけていたのにもとても驚きました。
全体的に面白くて楽しい作品でした。でも、最後 萌音ちゃんと長谷川さんの2ショットのところで 萌音ちゃんだけピンぼけしてたのが残念だなぁと思いました。
花街meetsミュージカル
映画やドラマの関西弁にうるさい京都市民(出身は三重)です。まずもって、舞妓はレディにご出演の関西出身でない役者さん!すばらしい!京ことばお上手‼︎本当にお上手!ブラヴォーですよー。
やればできるやん!他のドラマや映画も頑張れ!
特に、龍馬伝では今ひとつだった草刈民代さんの京ことばが、本当にお上手で、びっくりしました。よほど練習されたんでしょうねぇ…
春子役の萌音ちゃんの素朴な可愛らしさと、美しい歌声が耳に目に心地よい、だれも嫌な気分にならない楽しい、楽しい映画でした。
笑いどころもこっそり色々あります。
胸毛ちぎるとかー、帯締めながら抱きつくとかー、いつの間に食ったんだねその団子とかーww
花街とミュージカルの親和性も、意外や意外、悪くないです。わるくないどころかいいです、すごくいいです。なんせ曲がいいです。ブロードウェーでやってもええかもしれへんくらい、曲がいいとおもいました。や、まじで。サントラほしいです。
ミュージカル映画がもともと大好きですけど、邦画でこんなにいいと思えるのがでてくるとは正直おもっていませんでした。ああ、感服です。
舞や着物の所作などはぜーんぜんわかりませんが、素人には全く違和感なしです。
田畑智子さんは祇園のお料理屋さんのお嬢さんだから、ほかの演者さんよりはアドバンテージがあったのでしょうが、萌音ちゃんも草刈民代さんも踊り頑張って練習したんでしょうねぇ。
踊りのお師匠さんとかほんまの玄人さん?って思っちゃいましたがどうなんやろう。
シャチホコは芸舞妓さんたちもやるんですか?あれはすごいですね。体操選手ですやん。
あと、節分のお化けってゆう風習もほんまですか?
京都在住とはいえ、所詮よそさんな私にはわからしまへんのでねぇ…
置屋のおかあさんの若い頃の役の子、歌うまいなー誰?と思ってエンドロールをガン見したところ、多分、彼女は嘘をなんたらってゆう映画でデビューした大原櫻子さんぽいです。
海外でも受けると思うなぁ。
私にはケチのつけどころがない、とても楽しめる映画でした!
ラストの岸部一徳の台詞、
舞妓達の(一生懸命さとか素直さを含む)若さに、客は人生の春を見るんやってゆう旨の、
ええ台詞やなぁとおもいました。
春子の恋が成就せずに終わったところに周防監督の良心を感じました。
マイフェアレディへのオマージュと聞いていたので、イライザと教授は最後くっつかへんだ?でもハセヒロともねちゃんがくっつくと見た目的にロリコンが過ぎるで?とみるまえからそれが気がかりでしたが、杞憂でよかった。本当に。
それを踏まえて誰も嫌な気分にならない、素敵な映画でした。
あと、渡辺えりと竹中直人がええ仕事してます!刮目して観よ!
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