エイリアン2 完全版のレビュー・感想・評価
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戦士リプリー
完全版を初めて見ました。最初の導入部分が多いのかな。丁寧ではあると思いますが、ちょっと冗長に感じました。この作品はホラーというよりも活劇としてできあがっており、最初のエイリアンとはかなりテイストが違います。ジェームズ・キャメロンが監督・脚本でターミネーターみたいな香りをそこはかとなく感じます。ヒックス伍長はターミネーターのカイル・リースと同じ俳優さんだし、この映画のヒロインのリプリーがサラ・コナーみたいな感じでしょうか。
この映画は、活劇としては十分面白いです。エイリアンもいっぱい出てくるし、軍人との本格戦闘です。映画の原題がALIENSですから、監督としてもエイリアンを群れで出して軍隊と戦わせてみたかったと。この路線はエンタメとして成功と言えると思います。リプリーも大活躍。逃げる途中でエイリアンに攫われたニュートを助けに行く勇気、まさにヒロインです。アンドロイドであるビショップが味方なのも良い。ここらはターミネーター2のアイデアのもとになったのかなとか考えたりもしました。これ以降の作品がほぼ駄作なのはお約束どおりです。
少し気になったのは字幕の初歩的な誤り。「ターミナル=通信端末につなげ」というのを「端子につなげ」とか意味がわからんやんと思いました。私が聞き取れる範囲でも結構気になる部分が他にもありました。字幕屋さんは字数の問題もあるのでしょうが、もうちょっと頑張ってほしい。下手したら最近の自動翻訳に負けてしまいそう。
完全版やディレクターズ・カット版のハシリ‼️
ただでさえ完璧だった「エイリアン2」がさらなる究極型に‼️追加されたシーンはどのシーンも作品の世界観やキャラクターを深く掘り下げるもので、特にリプリーが娘の状況を知らされるシーンと、クライマックスでリプリーとヒックスがファーストネームを教え合うシーンは素晴らしく印象的で、何故劇場版でカットしたのか不可解‼️
やっぱり2が好き
10年くらい前に、TBSラジオで放送されていた「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」内のコーナー「やっぱり2が好き」特集が大好きで、結構聞き返しているが、エイリアンは「やっぱり2が好き」だなぁと改めて感じた。
母親VS母親の頂上対決!
ジェームズ・キャメロン監督/脚本作品『エイリアン2』に約15分ほどの未公開映像を追加したディレクターズ・カット版。
未公開映像を追加した結果、150分以上の長尺の作品となってしまったが、間違いなくオリジナル版よりも完成度の高い映画へと変貌を遂げている。
セントリー・ガンでエイリアンを一掃するという胸熱なシーンも良かったですが、やはりこの完全版の1番の功績は、リプリーに母親という属性を付与したことにあると思います。
実はリプリーにはアマンダという娘がおり、リプリーが宇宙を漂流していた57年の間にアマンダは亡くなっていた…
リプリーが命がけでニュートを守ろうとした理由が、この追加シーンによって明確になりました。彼女を自分の娘と置き換えていたんですね。
この設定により、クライマックスのリプリー対エイリアン・クイーンにおける、母親VS母親の構造が明確化され、映画全体の印象がぐっと良くなりました。
また、ニュートの家族のエピソードがしっかりと追加されていたところも良かった。
彼女のキャラクターが、しっかりと深掘りされていました。
ただ、やはり前半の退屈さは相変わらず。どうしてもエイリアンとのドンぱちが始まるまでに飽きてしまう。
シーンの追加だけでなく、前半だけでも再編集して欲しかかった。
SFアクションの決定版
ターミネーター新作公開に合わせて久しぶりに鑑賞。
やはりキャメロン作品は色褪せない。
SFスリラーの金字塔を二番煎じの続編にせず、完全に自分の映画として昇華しているのがまず凄い。
見る度に感情移入するキャラクターが変わるあたり、群像劇としても優れていると思う。
今回注目していたのは、新米ながら宇宙海兵隊の隊長を任される事になるゴーマン。
シミュレーションでしか経験のない彼に、現場叩き上げの部隊を率いて未知のエイリアンを掃討しろというのだからまず無茶な話だ。
それもユタニ社が意図的に選んだ捨て駒なのだと分かって見ると、財閥化した巨大企業の闇が見えて来る。
キャメロンの次回作、ダークフェイトも楽しみでならない。
なるほど名作だった。
初見。
劇場公開版と悩んだけどコッチを選択。
シリーズでも名作と言われ一番人気の作品ということは知っていたけど、実際観てみるとそれも納得という感じだった。
一番感じたのは、キャラクターが現在置かれている状況や位置関係、目的、行動、武器の機能に至るまで、キャラクター同士の話し合いや説明という体で観客に説明する説明ゼリフの入れ方が絶妙ということ。
それが伏線になって後半で回収されるのも良かった。
おうち-128
やっぱり美人と行動を共にすること。
前作の直後から始まるので、前作とぶっ続けで見てください。
リドスコ爺さんからジェームズ・キャメロン監督になった第二弾。
この方、ほんと2作目作るのうまいよねー。絶対パワーアップさせてくるもん。
ターミネーターのイケメン父ちゃん、ターミネーターに遭遇した翌年にエイリアンに遭遇してたとは、壮絶な運命ですな。なんかデジャヴなシーンあるし(笑)
おちゃらけキャラ、下ネタ好き、キャラが濃いやつ、イケメン…このあたりの運命は大体決まってますが、美人は安定しています。
こういう状況に巻き込まれたら、まず美人を探しましょう。
ちなみに冒頭のナイフの曲芸シーンは編集なしだそうです。まじこえー。
ストーリー的には前作の続きですが、宇宙を彷徨っている間に50年近く経ってしまい、
地球に残した娘がすでに年老いて亡くなったことを知るリプリーが、
家族をなくした女の子を娘と重ね合わせて必死に守るという強い愛情を描いており、なかなか重厚です。
出産みたいに、「壮絶なんだけど、また産みたいって思うんだよね」的な感じでリプリーがまた宇宙に行きそうなので、
「行くよねぇ」って言ってあげたいです。
公開から随分経って
付け足したシーンのシガニーが年齢を感じると言う悲しさ。
設置型のセンサー銃の弾丸が減っていくだけで緊迫感がやや伝わりづらいシーンとかどうなんだろう。
ラストでビショップが穴から身体を伸ばしてニュートをキャッチするシーンくらい直しても良かったんじゃないだろうか?
カットされて気に入らなかったのは解るが、直せる所も直して欲しかったなぁ。
アクションホラーとして作品は良くできているので、折角完全版つくるなら…ってね。
何としても5.1chサラウンドで観るべき
素晴らしい完璧な娯楽作品だ!
こんなにも面白い映画はそうない
特にエイリアンの惑星に着いてからの中盤以降はもう息をするのを忘れるほどの集中力で観てしまう
派手なアクションが目を引くが丁寧な演出がスリルを盛り上げているのが秀逸
例えばリプリーがニュートをベッドに寝かしつける時にオレンジ色のヒーターの光を使い寒色ばかりの本作の中で唯一温かみを出している
これが次のフェイスハガーの出現に活きる訳だ
このような計算が随所にありキャメロン監督の腕の確かさが痛感される
特別版の追加シーンに三輪車に乗る子供のシーンがある
そうシャイニングのオマージュ
これから密室で起こる惨劇を予告するものだけど
これはさすがにやり過ぎ
しかしこれ以外は追加シーンは復活させて妥当なものばかりと思う
特筆したいのは音響効果
勿論、音楽もよいのだが、評価したいのは効果音の的確な使い方だ
例えば接近探知機のビーコンが次第に近づくそのサスペンスを盛り上げる使い方は特に優れているところだ
ニュートの位置探知シーンも同様だ
そして一番は各効果音のサラウンドでの音場表現の力の入れ方だ
5.1chサラウンドの効果を最大限に活かしている
左右からエイリアンの迫る音、飛び交う銃声、物が吹き飛び壊れて転がっていく金属音
それらが縦横無尽に動き回り、音場の在るべき位置で定位する
これが本作のサスペンスとスリルを大幅にパワーアップしているのだ
作品世界への没入感がまるで違う
未だに30年以上たった今日でもこれを上回るサラウンド効果を駆使した作品はそうないのではと思う
本作の本当の完全版は5.1chサラウンドで観賞する事だと思う
それでなければ本作の真の魅力を何割も割り引いて観ているのだから損をしていると思って良い
なるほどキャメロン監督は本作より更に上を行くためにアバターで3Dに取り組んだ訳だ
史上最高・完全無欠の続編!
エイリアン・シリーズ第2作の完全版。
DVDで鑑賞(吹替)。
劇場公開版から20分も長くなっているとは言え、少しもだれること無く物語が進んでいきました。2時間半があっと言う間に感じました。ドラマとアクションのバランスが心地好く行き届いていて、緩急のつけ方が秀逸の極みでした。
何はともあれ、完璧な続編だと思いました。それは世界共通認識と言っても過言では無い。終始ホラー・テイストだった前作とは打って変わり、エイリアンの群れと戦う超弩級のサバイバル・バトルアクションになっているのが素晴らしい。とにかく全然毛色が違う。もし前作と同じ様なことをしていたら、ここまで成功することは無かったのではないかな、と…
LV‐426到着直後、エイリアンの群れに襲撃された宇宙海兵隊員たちがバタバタ死んでいく様子を、監視モニターの心電図の音で表現しているのが上手い。緊迫感も出るし、現場が混乱していく様子を巧みに演出していました。最近だと、「ジュラシック・ワールド」でオマージュされていました。
墜落する輸送機の惨事や装甲車でのハラハラ大脱出、核融合施設の大爆発(核融合はメルトダウンしなかったような気がする、とは敢えて言わないでおこう)を表現する特撮が素晴らしい。ワイヤーが映ってしまうのはご愛敬。やっぱり炎はCGより本物の方が断然迫力があっていいものだなぁ…
母の戦いが胸熱でした。種は違えども母は偉大で強し。
ニュートを守るために決死の覚悟で戦うリプリーと、エッグを焼き尽くされたことで怒り狂ったエイリアン・クイーンとの死闘が激烈アクションの極致で大興奮!
核爆発が迫る中、ニュートを救出するため単身パルスライフルと火炎放射器を紐とマジックテープで結わえてエイリアンの巣に飛び込んで行くリプリーの勇ましさったらない。母性の前には何者も敵わないと思い知らされました。
パワーローダーに乗ったリプリーとクイーンの一騎打ちは、一進一退の攻防で手に汗握る名シーン。何度観てもハラハラ・ドキドキ、そして胸アツ。ここでもCGでは無い実物のもたらす本物感と重厚感が堪らなく琴線を刺激して来ました。
有名なキャッチコピー―「今度は戦争だ」、ひたすらにカッコいい。リプリーたちが勇ましく並んだビジュアルも斯くの如しで、本作の魅力を的確に表現していると思いました。
エイリアンの設定が肉づけされたことも、本作の功績でしょう。前作を踏襲しつつ、スケールの大きな生態が明かされ、さらに広げられる余地を残しているのも巧みだな、と…
とにもかくにも、シリーズでも突出した面白さ。
「続編づくりの名人」の異名をとるジェームズ・キャメロン監督の、まさに面目躍如。さすがの一言です。
※追記(2019/06/12)
バージョンに関係無く指摘される事柄として、真っ二つにされたビショップが吹き飛ばされそうになったニュートを捕まえるシーンで、ランス・ヘンリクセンの下半身の入った穴が丸見えになってしまっていると云うのがありますが、ブルーレイでは修正されていました。デジタル技術はすごい。
[以降の鑑賞記録]
2019/06/12:Blu-ray(吹替)
2019/12/01:Blu-ray(吹替)
※修正(2023/06/08)
少女ニュートを守るリプリーの母性
・前作から57年後、今回は怪物VS海兵隊らの戦争ガンアクション
・黄色の増強器具パワーローダーのデザイン性の高さ、いつみてもカッコいい
・腰に構えてキマってるスマートガン
・円柱の液体に収納されてる標本のフェイスハガー
・万能ダクトテープ
・2丁の銃をくっつけて最終戦に臨むリプリーのコマンドー感
・無数の卵を保有する母のエイリアンクイーンの静かなる咆哮
・胸から飛び出るチェストバスターは今回も健在
・アニメ「ドラゴンボール」のフリーザの第2形態とか卵からかえるセルとか、エイリアンの生物造形はクリエイターに大きな影響を与えたのだな
・宇宙空間へ落とすリプリーVSクイーンの戦い(ときどき真っ二つにされた合成人間ビショップ)
・皆再び眠りについてハッピーエンド
視聴して疲れる、、、
前作同様常に緊張感があり、登場人物と同じように気づいたら息が切れてしまうような映画。
1作目ではあまり全体像が映し出されなかったエイリアンがふんだんにに出てきてカッコいいですw
レプリーもとてもかっこよく、見ていて興奮するアクションシーンがいくつもあります。
最後、メスのエイリアンの口が伸びるところで少し笑ってしまったw
前作から期待を裏切らない作品です、
世界で一番好きな映画
キャメロンの作品の中でも一番好きですね。エイリアンシリーズ自体が好きですが、この作品で、映画の世界に入りました。5才の頃から、トラウマで、何故こんなに怖かったのか?
青白い証明やカメラのカット割り、何よりもジェームズホーナーの音楽がサイコーです!
ホラーからアクションへ
リドリー・スコット監督の第1作は完全なホラーだったが、それをがらりと方向転換して戦争アクションへと変貌させたジェームズ・キャメロン監督はやはり素晴らしい。世界観もまるっきり違うが、それが途中で監督が変わるシリーズものの利点と汚点だろう。本作に関しては良い方向に進んだのではないかと思う。行動範囲が広くなり、様々なガジェットが多く登場するが、当時の技術なので合成感は否めない。しかし勇敢な海兵達には興奮したし、その屈強な男たちをたやすく殺害するエイリアンはやはり強く、怖い。本作にはエイリアン・クイーンが登場するが、リプリーの乗るローダーとクイーンとの対決は鳥肌が立つシーンだ。また、クイーンを除いて成体のエイリアンが多数登場することに関しては、1体でノストロモ号の船員をほとんど全滅させた前作のエイリアンと比べると、沢山出てくるぶん1体1体の強さをあまり感じることができない。そのぶん集団で襲い来る怖さと、施設の電源を落としたり、エレベーターを利用したりなど賢さがより際立ってきた印象だ。印象に残るシーンも前作より格段多くなり、見応えがより増した。設定では前作が2122年であり、本作は2179年。かなりの未来で技術の進歩は作品を観れば分かるが、それでもコンピューターの画面はブラウン管っぽいのは笑ってしまう。
銃が色々かっこいい
セントリーガンとかごっつい色んな銃が出てきてかっこよかった。無数の卵を見つけてクイーンを見つけるまでの間、無音になった所はすごいドキドキしたわ。脱出する時エレベーターから何が出てくるかと思ったがクイーン出てきて、エレベーター使える有能生物だと思った。面白かった!
完全版は蛇足
映画はもちろん面白いです。
ド派手なアクションは今観ても凄い。
ストーリー展開は1作目とそっくりな展開。
「アバター」は「エイリアン2」の世界観を膨らましたもので、キャメロンの映画はそこら辺がイマイチですが。
さて買ったきり10年も観てなかった(笑)完全版ですが、正直、公開版の方がいい。
入植者の生活シーンは後の展開に絡んでこなければ後々セリフで説明されているし、自動マシンガンがエイリアンを退けるシーンも展開に発展がない。
歳をとって死んだ娘を写真で説明するなら、生きた娘を出してドラマにする方が感動的で、後の展開に絡んでくる。
完全版は全体的にタレた感じで緊迫感は公開版の方が上でした。
変わらず面白い
劇場公開版でカットされていたシーンが追加されています。追加シーンは、あまり無駄や作品のテンポを悪くするような物ではない為、単純に楽しむ事ができて嬉しい限りです。
序盤の移民達の生活シーンは丸々カットされていて、このシーンにしか登場しなかった役者(特に子役)は劇場版公開時にガッカリしただろうなと思います。
これは劇場版でも同じ事なのですが、特に追加シーンに出てくる乗り物は遠景から映されるとオモチャっぽく見えて残念でした。
全22件中、1~20件目を表示