ガールズ&パンツァー 劇場版のレビュー・感想・評価
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映画館で見ないと損
ガルパンは、戦争映画では痛ましいだけの戦車の戦いを、誰も死なないしケガもしない、平和で見ていて幸せな気分になれる唯一の戦車物語なので、美少女アニメ自体には興味のない自分でも大好きなシリーズです。
一度目はガルパン話題の新作ということで公開直後に見に行き、戦車アクションシーンに感動してもう一度見に行き、そして三度目に極爆(極上爆音)上映館まで遠征して見に行ってきました!
巨大砲(ネタバレになるので詳細は書けませんが)の着弾音(炸裂音)では体が揺れ、戦車同士至近距離での打ち合いのシーンでは戦車砲の発射音と戦車の鉄板が弾をはじく跳弾音の連続が特に印象的で、映画館を出てもしばらく頭の中で音が鳴り響いてます。
戦闘シーンの音響には特にこだわって作られた作品だと感じるので、まだ見に行ってない方は極爆館ではなくても映画館の音響で見ることをお勧めします。逆にブルーレイが出てから自宅で見ても映画館での迫力は味わえないので禁断症状が起きそう(?)
作品自体は大洗市街戦はサイコーだけど、後半のストーリーの戦車戦は戦車自体の物理法則がかなり無視されてる感じで、さすがにやりすぎでは?と個人的には少し興ざめ。なのでマイナス1ポイントとしました。
でも戦車戦の迫力がたまらないので、上映が終わるまではまた見に行きますけど(笑)
女子の嗜み戦車道って設定で、萌え女子高生がリアルオールド戦車で競技...
女子の嗜み戦車道って設定で、萌え女子高生がリアルオールド戦車で競技バトルをする世界観が秀逸。OVAに次ぐ2作目鑑賞だったけど大洗町のリアル街中ズドンx2がビックリ爽快良いのかなぁ^_−☆
ズルしないのはたいへんです
最近のアニメ作品は嫌いな人間のレビューです。そんな自分から見ても素晴らしい作品でした。
子供の様にやりたいことをやって、赤字にせずにキチンと儲けて、大人として立派な仕事をして。
黙ってこれを形にできるのがプロの作り手として目指すべきところだと思います。出来る出来ないは別にして目指すべき。
こういう作品が世間のアニメーション作品蔑視を諌めるのだと思うし、
生き残るために奇形化したとしか見えない深夜帯アニメを作り続ける自家中毒を抑えてくれる。
そんなことまで期待してはいけないと思いますが、それほどキチンとした仕事をされてると思います。
いい歳をした大人が、と笑われてもわざわざアニメーションを見るのはこんな作品を作る大人がいるからだ。
この作品を見て泣いたり笑ったりするおじさんがとても多いのはそういう事じゃないかと思うのです。
ファンならば劇場で観ないのは勿体無い完成度!
監督はクレヨンしんちゃんシリーズやSHIROBAKO、監獄学園を監督された水島努氏です。テレビシリーズ、OVAを既に御覧の方にとっては待ちに待った劇場版だったと思います。その分ファンの期待値はかなり高く満足させるのは容易ではない状況に有りました。その中でこの「ガールズ&パンツァー劇場版」が製作され公開となったわけです。満員の劇場では本編終了後毎回のように大きな拍手が鳴り響き、観客の満足度がかなり高いことを強く感じました。僕自身既に4回観ていますが不思議とまた観たくなってしまいます。11月21日封切りで既に5週目にも関わらず土日は深夜でもほぼ満員の回が出る盛況ぶり。ハイパー消費社会でここまでファンに愛される作品も珍しいと思います。
最後に製作陣もかなり資料を集めて作っていたのではないかなと想像してしまう一例を挙げてみたいと思います。本編敵方の隊長に島田愛里寿という大学に飛び級入学した天才少女がいるのですが大学戦車道界の名門島田流家元の娘という設定になっています。この島田流の「島田」の名字の由来ですが、おそらくは「サムライ戦車隊長―島田戦車隊奮戦す (光人社NF文庫)」の島田豊作氏という実在の人物から採られていると思われます(以下略歴 明治45年3月、群馬県に生まれる。昭和4年、館林中学校卒業、陸軍士官学校(45期)に入校。8年、同校卒業。歩兵少尉に任官、歩兵17連隊付となる。9年4月、津田沼戦車2連隊練習部に入り、戦車教育をうける。10年2月、満州事変に従軍、第2独立守備隊付、第2国境守備隊中隊長。14年12月、戦車8連隊中隊長として支那事変に従軍。15年8月、戦車6連隊中隊長。16年、マレー戦に従軍、少佐。17年4月、戦車9連隊付。18年3月、陸軍士官学校機甲兵科教官)
細かなところまでかなりこだわって製作していたんだなぁと感じました。興味のある方は実際のところどうなのか調べてみて下さい。
言うとくわ(笑) これで7回目です(笑) 完全にハマったな ただ ...
言うとくわ(笑) これで7回目です(笑)
完全にハマったな
ただ 一緒に流れてる 映画予告も7回観てる訳やけど
全く興味惹かれず 苦痛でしかない(笑)
新境地でアニメにハマった訳ではなさそうだな オレ
よりド迫力、より面白く
絶賛の嵐だったガルパンの劇場版を遅くなったが観てきた。
評判通り、とてもよく出来た映画だった。
色々あるが何と言っても戦闘シーンが本当に熱かった。市街戦では現代の日本で見られるものをフルに活用して非常にユニークな見せ方をしていたし、テレビアニメ版を踏襲してるのもファンには嬉しい。多彩な角度からの戦闘は観てて楽しかった。こういうところは流石水島さんとしか言いようがない。
さらに、今回は新旧キャラが入り交じった全員習合だよものということでバトルでぐちゃぐちゃになるのを心配してたが杞憂だった。キャラクターにフォーカスを均等に与えていて各キャラがしっかり生きているし、ストーリーもしっかり展開していく。これだけキャラクターがでていてここまで綺麗にまとまっているなんて脱帽する…。
ただ、戦闘シーンでは完璧だったが、やはり全体を通してみると無茶があるとこもあった。今回の最大の敵である愛里寿の登場シーンとか唐突すぎて困惑するし、継続高校が大洗に協力する理由も曖昧でよく分からなかった。
まあ、そんなこともどうでも良くなるくらい全体的に見ると綺麗にまとまっているし、映像面でも音響面でもこだわりが強く迫力があり圧巻の一言!本当に水島作品って外れないな…。
戦車の迫力は映画館で見てこそ
戦車戦の迫力とキャクターの可愛さがうまくマッチしてて、今年見たアニメの中では一番の出来。
TVアニメの後の話で、昨日の敵は今日の友的な展開は燃えずにはいられないうまい話の持ってき方だよね。ただ、そのせいでキャラが増えすぎて、大洗チームが割を喰った気がする。(あくまで試合シーンの話です)
あと、いままでは寡兵で大軍を相手にする展開に燃えたけど、今回は数はイーブンだし、いまいち敵の強敵感がつかめなくて、上の燃えをさらなる燃えに繋げられなかったのは残念だった。
予想外の感動でした!
アニメ版から早2年…ガルパンが泣けるアニメだということを忘れて乗り込んでしまいました。
個人的にはカチューシャ推しなのでプラウダのくだりがあれば嬉しいなぁくらいに思っていたのですが…これまたやられました。
劇場で観る戦闘シーンは圧巻です。
映像も音響も臨場感がありついつい身体が動いてしまいました(弾避けるのに)笑
世界平和のために「パンツァー、フォー!」
え~、何と申しましょうか。ミリタリーオタクとまではいきませんが、ミリタリー好きなわたくしでございます。本作は完全に戦車マニア・ミリオタ向けです。よって、一般の方のご批判は、その分ちょっと割引いていただいて……
なんぞと思っていたのですが。
テレビシリーズでファンになった僕から見ても、本作は明らかに
「つまらんぞぉ~!!」と言いたくなる出来でしたねぇ。
「ガールズ&パンツァー」をご存じない方に、ちょっと解説です。
このお話は、「茶道」や「華道」などと同じように「大和撫子の嗜み」として「戦車道」があるという設定になっています。また「お茶」の裏千家、表千家、武者小路千家のような「流派」まであるんですね。
戦車道がある高校は「学園艦」という、巨大な航空母艦のような船が母校なのです。そこは一つの街になっておりまして、高校生達の家族が一緒に住んでいます。
さて、主人公の”西住みほ”は「戦車道西住流」家元の次女です。実は彼女、戦車道の試合で、あるトラウマを抱えておりまして、親元から離れて、戦車道のない「県立大洗女子学園」に転校してきました。そこで友人もでき、ホッとしたのもつかの間。
なんと転校してきたばかりの母校が廃校の危機に。それを救う条件がありました。「戦車道全国大会」で優勝すれば文科省から廃校を免れる、というのです。そこで西住みほは、生徒会のゴリ押しもあって戦車道の隊長に就任。
伝統ある西住流戦車道のDNAなのでしょうか。大洗女子学園は見事全国大会優勝を勝ち取ります。しかし、廃校の危機は去った訳ではなかったのでした……
やっぱりねぇ「ガルパン」も、いわゆる萌え系、女子高生系列の路線に乗っかって出てきた、作品だと思うわけです。
ただ、女子高生が「戦車」に乗って戦う、というありえない「ぶっ飛んだ」インパクトが強烈だったんですね。
それが視聴者の度肝を抜き、アニメファンが文字通り「食いついた」訳です。
フツーの女子高生を「リアルに」「ふつう」に描いた作品としては、廃部寸前の軽音楽部に入部した、女子高生達を描いた「けいおん!」がたいへんなブームになりましたね。彼女達は「涼宮ハルヒ シリーズ」や「中二病でも恋がしたい」などの作品のように、自意識過剰のあまり、宇宙空間へワープしたりするようなことはありません。
また、その真逆もアリなのがアニメの魅力でして「時をかける少女」や「サマーウォーズ」のような、異次元空間を扱ったようなSF作品も人気があります。
これらの作品に共通するのは、
「魂は細部に宿る」
というセオリーを守っていることです。
そしてなにより
「子供達に対して子供扱いしない」ということ。
それをきちんと分っていらっしゃるのが、あの巨匠、宮崎駿監督であることは、僕が言うまでもないでしょう。
実は男子という生き物は、たとえ五十や六十になっても、やんちゃで、変なことにこだわったりする、愚かしい「子供」の部分があるのです。
(ちなみに男のアホさ加減「いくつになっても子供」であることを、端的に表現したのが、宮崎駿監督の『紅の豚』という作品ですね。ぼくはこれ大好きなんです。名作だと思ってます)
そんな子供みたいなオッサン達を、優しく母のように包み込んでくれるのが、女性にしかない「母性」というものであります。
「オトコ」を戦車のようにうまく操縦するには、世の女性の皆さん、ここら辺りの「男のアホさ加減」をよぉ~くご理解の上、ご配慮くださいますよう、よろしくお願い申し上げる次第です。
はて、僕は何を書いてるんでしたっけね。
そうそう「ガールズ&パンツァー」のことですよ。
本作も細部はちゃんと描けてます。
戦車のメカニズム、ディティールの表現そのものには、ちゃんと魂入ってます。しかしながら、僕が本作で一番、不満だったのは
「子供扱いされたこと」だったのです。
戦車ファンが観客だろうから、戦車どうしの闘いを、たくさん描けばいいだろう、というのは、いかにも安直すぎやしませんか?
これ、観客として、明らかに見くびられているぞ、と思う訳です。
先にあげた「けいおん!」や「サマーウォーズ」などは違いますね。
どこが違うか?
登場人物達が「ちゃんと生きてる」感じがします。彼女達、彼らは失敗もするし、葛藤し「ちゃんと悩む」んですね。
漫画界の巨人である手塚治虫氏は、はっきりと「勧善懲悪モノは描かない」と述べられていました。その典型が、無免許ながら、天才的な外科医の腕を持ち、途方もない報酬をふんだくる男「ブラック・ジャック」です。
彼もまた「命とは何か?」に悩む一人の医師でもあります。
かつて鉄腕アトムをアニメ化するときにも、手塚氏は言いました。
「アトムはもっと悩むんです。ハムレットのように」
そして手塚氏は子供達に「一流の」作品を届けようとしました。
子供達だからこそ「一流」に触れておくべきだ、という信念があったのでしょう。
「ガルパン」テレビシリーズでは、ちゃんと登場人物達が生きてた感じがします。彼女達はそれぞれ、若さゆえの悩みや、葛藤、家庭の事情を抱え、彼女らなりに「大和撫子の嗜み」とされる「戦車道」に打ち込みます。
そこに彼女達の、未完成ではあるけれど、一所懸命頑張っている姿、不器用で、傷つきながらも成長する姿に、見るものは親近感を抱き、惹きつけられるんですね。
本作では、すでにテレビシリーズをご覧になった方、もう「ガルパン」のキャラクターは知り尽くしているよ、というファンの方なら、それなりに満足感は得られると思います。
お子様向けアニメ作品であろうが、映画は世相を反映してもいいし、また、紛れもなく時代の表層に乗っかるものでもあります。いま日本では、安保関連法案が成立し、集団的自衛権とか、自衛隊の海外でのドンパチも間近なのか? など、軍事面での動きがクローズアップされております。
その中でなぜいま「戦車のアニメ」なのか?
本作は「戦意高揚」「プロパガンダ」ではないのか? といった具合に勘繰られてもしたかない部分さえあります。
であるならば、その批判を逆手に取り、もっと志を高く持って、世界の平和のために、この「ガルパン」を活用してみてはどうか? と僕は思う訳です。
本作は女子高生と「戦車」という「ぶっ飛んだ」組み合わせです。
これだけぶっ飛んだ企画なのに、なぜチマチマと「大洗」の市街地だけを舞台にするのか?
「けいおん!」劇場版ではイギリスに卒業旅行しましたね。
ならば「ガルパン」も世界に打って出るというのはどうでしょう。
例えば、国連主催の平和イベントとして、世界戦車道選手権大会みたいなのが開かれる。そこで日本の片隅の地方都市、大洗の街からやってきた、西住みほ達五人が、世界中の高校生達、そして多様な戦車とその戦い方を通して、そのお国柄、文化にふれあう、交流する。
ロシア人や、中国人はこんな風に考えているのかぁ~とか、フランス人は時に死んだふりをしてやり過ごす、とか、さらには中東、イスラエルの戦車だってメカニズムは素晴らしいものがあります。
その国の文化、考え方、技術力、国力、すべてが実に分かりやすく反映されるのが、意外にも「戦車」を含めた「武器」に他なりません。
たかが戦車ですが、されど「戦車」でもあるのです。
僕を含め戦車に夢中になっている「男の子」たち。その「子供心」
その一端でもちょっとお分りいただければ幸いです。
ファンムービー?
ファンムービーでは有るのだが、これをファンムービーと言い切ってしまうのは勿体無い。 そうジャンル付けしてしまう感性が勿体無い。
確かにね、TV版見てないとキャラの見分けもつかない、ストーリー性も薄っぺらい、ご都合設定てんこ盛りな世界。
でもね、そんなこといいじゃないか。
120分とにかく動き回る戦車の群れ、カーチェイスのごとくハイスピードアクション、轟音に飛び交う無数の砲弾、誰も立ったこと無い視点からの映像。
戦場のド真ん中にいたら、きっとたぶんこんな感じなんだろうな。
もう終始びっくりしたよ、今年見た映画の中で一番びっくりしたよ。
低性能の戦車で勝つには、これをあーすればワンチャンあるんじゃないかとか、この戦車の個性ならこんなことが出来てもいいよねとか、戦場がこんな場所ならこんなことも起きるよねとか、ありとあらゆるアイデアを全部映像表現しちゃったんだろうな。
正直、僕は戦車の知識は全く無いけどたぶんそう思う。きっとそうだろう。
好きじゃなきゃあんな映像は作れないよね。製作陣すごい。
超エンターテインメント映画です。
王道物語
他の方が書かれている通り、アニメの続編として王道的なストーリーとなっています。
最初に数分間のあらすじがありますが、アニメ視聴者は機知ですし、未視聴者は本編が始まると情報量の多さに付いていけなくなると思います。ここに時間を割くなら後日談的な要素があると一層良かったのですが...
ストーリーの流れは強引さも見受けられますが、元のアニメもそれなりにあるので、元のアニメでご都合展開が気になった方は楽しめないかもしれません。
物語の展開は丁寧に作られており、アニメの補完や追加要素は盛りだくさんです。ただ戦車戦や戦前ミーティングについて情報量の多さに対して説明が駆け足気味です。しっかりと理解して戦車戦を観るには複数回観る必要があると思います。
しかしながら物語の起伏については最高でした。王道のライバル友情展開を始め、絶望の中にも笑い所を入れて軽く仕上げたり、どんよりとした雰囲気は短く、その後にしっかり盛り上げる配慮をする。視聴者のストレスを出来るだけ少なくしてくれる本作の監督は、他作品についてもストーリーの起伏のバランスがとても素晴らしいと思います。
戦車戦の迫力や戦車の作り込みも素晴らしく、アクション物としてもしっかり楽しめる作品です。
パンツァーフォー!
TVシリーズの続編で、且つ以前戦った敵の学校が仲間に加わるなんて、申し分無い内容でした。
一言言いたい点は、戦車戦の時間が長いことかな。
戦車戦が好きな自分でも、こりゃ長いな・・と思いました。
年明けから地元の劇場での公開が決まりましたので、もう一度見に行きます!
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