「怒りと悲しみを込めて・・・(改訂・追記)」スター・ウォーズ フォースの覚醒 jinzhaoさんの映画レビュー(感想・評価)
怒りと悲しみを込めて・・・(改訂・追記)
※打ち直したい事、打ち足したい事がございましたため、文章を改めて打たせて頂きます。
先ず、はじめに・・・
J・J・エイブラムス監督をはじめ「フォースの覚醒」制作スタッフ及びディズニー社のPR担当の方々へ、怒りを込めて、私の考えたオープニングクロールを、改めて打たせて頂きます。
スター・ウォーズ・リターンズ ~新エピソード1:新たなる脅威~
オープニング・クロール
銀河系を圧政していた帝国との戦いに完全勝利して、30年―――
ルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ、レイア・オーガナ姫ら、反乱軍の英雄たちを中心に設立された「銀河系第二共和国」は、新世代となってからも、自由と平和を維持し続けていた。
しかし―――
とある銀河系では、かつての帝国軍に匹敵する、新たな軍団が誕生しようとしていた。
「新帝国」を名乗る、その暗黒軍団は、旧帝国が「死の要塞(デス・スター)」を以て、惑星を破壊していたのに対し、「終焉(ラグナレク)」という名の「死の穴(デス・ホール)」を創造し、それに呑み込まれた惑星は、穴の中で塵と化して、遥か彼方の宇宙へ放り出されていった。
第二共和国に協力している、太陽系平和維持機構の代表カール・エルは、新たな暗黒軍団と「死の穴(デス・ホール)」の存在を知らせるべく、共和国首都の惑星コルサントへと急いだ――――
上記の文章が、私の「フォースの覚醒」を見た感想であり、上記のように訂正したくなるほど大変、怒っております。
上記のような「続編」が見たかったんです・・・!!
私は、ルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ、レイア・オーガナ姫らオリジナル・キャラクターの「その後」を、あんな酷い描き方をしてしまったエイブラムス監督をはじめ「エピソード7」の制作陣とディズニーを一生、許しません。
ルークが弟子を育てられなかった責任を感じて引きこもり??
ハン・ソロが、借金まみれの賞金稼ぎに逆戻り??
そしてレイア姫が「レジスタンス」の将軍??
では、「エピソード6:ジェダイの帰還」の、帝国との大戦で、ようやっと手に入れた自由と平和は何だったのでしょうか。
彼ら三人は30年間、いったい何をやっていたというのでしょうか。
それを完全無視した作品ではないでしょうか。
特にハン・ソロが酷すぎる・・・!!!
エピソード7で「ああして」おきながら、若き日のスピンオフ作品を制作中だなんて、はっきり申し上げて、理解に苦しみます。
「旧三部作」の、三人の人柄を引き継ぐなら、ルークの場合はジェダイの騎士をまとめる最高責任者として、「7」のような「引き籠り」はせず、後進の育成に取り組んで、自由と平和を維持する「最強のジェダイ騎士団」を作り上げたはずです。
ハン・ソロは、第二共和国の宰相となって、政治や社会改革において手腕を発揮し、特に、かつての自分のような「ならず者」たちの更生に懸命に取り組んで、その中からハンに次ぐ共和国のリーダーを誕生させていたはずです。
さらに、「ハン・ソロ」の名前の由来に因んで、実は彼は、ジェダイ騎士と並ぶ「ある高名な一族の子孫」と判明し、その一族の血筋を絶やさぬよう力を尽くすなど、じっくり考えれば、いろいろな案が思い浮かんだはずです。
そしてレイア姫は、第二共和国の女王に就任して、国の行く末を見守りながら、時には新世代に、自由と平和を維持するための助言もする。それを脅かす出来事が起こった場合は、自らもライトセーバーを手に戦う事も厭わない―――
それがルークたち三人の、描かれるべき「本当の姿」ではないのですか???
さらにもう一つ、ルークたちに次ぐ重要なキャラクターが登場しておりません。
ハン・ソロの悪友で、「ジェダイの帰還」で、ファルコン号でデス・スターの破壊に貢献した、ランド・カルリジアンが出てこなかったのは、どうしてですか???
それに対しても、かなり怒っております。
こんな作品を正当な続編なんて、私は絶対に認めません。
認めるなんて、絶対にできません。
大団円でせっかく綺麗に完結したはずの「ジェダイの帰還」の幸せな気分を完全無視され、ブチ壊された恨みは、かなり深いですし、怖いですよ。
最後に、「フォースの覚醒」制作陣に、とどめの一言を・・・・・・
今年度のアカデミー賞が無冠に終わったことを知り、心がスカッとしました・・・!!
ここまでの駄作は見事ですよね。逆にどうやったら作れるか教えてほしいくらいです。
個人的にゴミだったところは、ハンが殺された後(前だっけ?)、レイとチューバッカ達は確かレイア姫の元に行きましたよね?そこでチューバッカがレイアを無視してフィンのとこに行くんですよ。アホですよね。長きに渡って相棒だったハンの妻であるレイアをさておき、ついさっき会ったようなフィンとかいうクソキャラの元に行くんですよ。クズのやることですよ。SWファンはこの映画には酷評を付けるのが当然でしょうね。
個人的にはカイロ・レンのデザインはかっこよかったとは思っております。
007様、クリッター様、嬉しいコメントをいただき、本当にありがとうございます。
007様のレビューには返信をさせて頂いたのですが、クリッター様のレビューにはできませんでしたので、こちらで返信をさせて頂きます。
クリッター様
私が怒りに身を任せて打ってしまったオープニング・クロールですが、ご理解いただき本当に嬉しく存じます。
もう、この作品は「存在していないもの」という事にして、「私だけのスターウォーズ続編」を考えようかと思っています。
その中で、「ひどい結末にしてしまった」ハンソロに関して、名前の由来をベースに、実は彼は「ジェダイとは違う、ある高名な一族の生き残りだった」ですとか、スーパーヒーローやヒロインも登場させて、私の中だけで物語をふくらませようかと、いろいろと頭の中で「暴走」しております(苦笑)。
心中、お察しします。自分もこの作品には、とてつもなくガッカリしました。結局彼ら3人(特にルーク)が必死こいて取り戻した平和とベイダー(=アナキン)がもたらしたフォースのバランスは何だったんだと。
まさかやってる事が456のぶり返しだとは思わなかったです。
jinzhaoさんが提案するオープニング・クロールの様にもっと他にアイデア、やり口がたくさんあった筈だと思います。
こんな物に騙されるファンがたくさんいると思うと本当に悲しいです。
長文失礼しました。
今回の最新作は期待が大きかっただけにショックも大きいですよね。
低評価の人の怒りと悲しみのぶつけどころがないジレンマが伝わってきます。
低評価のレビューを書かれている方は、本当は心底のスターウォーズファンで、
みなさんおそらく一度自分の中でやりきれない感情を何とかやり過ごし、
冷静になってから、練りに練った客観的な文章を書いておられる。
ですが、私も含め、本当は心底怒っているし、心底悲しんでいると思います。