「素晴らしいの一言」魔女っこ姉妹のヨヨとネネ なかもずさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしいの一言
最近のテイルズシリーズのOPアニメーションやFate/Zeroでお馴染みのufotable制作ってことで、躍動感にまみれた作品であるにも関わらず作画がかなり丁寧で流石の一言。
背景もとても綺麗に描きこまれていて、何度「一時停止したい!」と思ったことか。
テーマやメッセージがわかりやすくて好印象。
王道のストーリーと展開ながら、観ていて飽きずだれず楽しめるし、キャラクターもコミカルで魅力的。ちょい役であってもしっかりとした個性があって(健生 cv.櫻井孝宏がお気に入り)ついつい目で追ってしまう。アバンタイトルから素晴らしい作品になるんだろうなという予感はしていたけれど、いやはや名作だった。
中盤のとあるシーンで「あぁ泣かせ演出きたわー」とか斜に構えてたわりにはしっかり涙しちゃったあたり(近頃涙腺ゆるくなってきてるのを差し引いても)強く感情に訴えかける作品だったんだなぁと。結局2回くらい泣いたような気がする。
あまり宣伝していないようだし上映スクリーンも少ないのが残念。
BDいつ頃出るんだろう。
音楽の椎名豪ってどこかで見た名前……とか思っていたら行きの電車で聴いていた「京騒戯画」の作曲家だったという偶然にテンションちょっぴり上がってたりもした。
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