「.」7500(2014) 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
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自宅にて鑑賞。群像劇が得意な清水崇がハリウッドで撮った一作。79分と短い尺。全てにおいて物足りず、オチもシンプル。荷物庫に潜った同僚を見送る“スージー・リー”役のJ.チャンが次のシーンで二階に居るのはよく判らない。更に細かい事を云うと、気圧が下がればペットボトルは萎まず膨張する筈だし、LA~東京なら燃料切れで太平洋には墜落せず、未だ飛び続けると思う。ラストは全篇で繰り返される「死は命の一部」をN.ウィーラン演じる“リズ・ルイス”が受け入れないと発言してたので、一人彷徨うと云った処か。45/100点。
・最初の犠牲者が単なる病死だとするなら、続く犠牲者達は乱気流の後なので、伏線未回収や大きく破綻している等の指摘は不適格に思えた。このR.ケリー演じる“ランス・モレル”が搭乗時にしていた携帯での不気味な会話や鞄にあった髪の毛等、彼の正体から納得出来る。
・製作時のタイトルは"Flight 75"だった。因みに「7500」とはハイジャックを意味するスコーク(ATCコード、トランスポンダのコード)である。
・鑑賞日:2016年1月13日(水)
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