「旧作以上に展開に無理が」宇宙戦艦ヤマト2199 第七章「そして艦は行く」 くりあさんの映画レビュー(感想・評価)
旧作以上に展開に無理が
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最終7章なので映像音響などはおいといてストーリーに絞って。
古代進と森雪の二人のためだけに御膳立てされたご都合主義ストーリー。
二人のために脇役は自分を犠牲にするし、力を使うし、二人の無茶や無謀は全部いい結果が出る。
いや違うだろうと。
ヤマトってそうじゃないだろうと。
「お前にしかやれないことをやれ」は、主人公でヒーローたる古代に向けられるべきセリフではなく、全ての脇役にむけられるべき言葉だろうと。
オープニングで歌われているのは、そういうそれぞれの脇役の使命の重さだろうと。
そもそも、脇の女性キャラを増やしたのは、旧作で古代森にしかあてられなかったスポットを、脇にあてるためだったんじゃないのか。
いろいろとはしょりすぎの駆け足な上に、半端に主要キャラ増えたせいで話は分散して、古代と森に関してすら無理がある展開という、割とどうしようもない結果になってしまっているように思う。
時間が短くなったお詫びが出ていたが、そのせいでこうなっているならば、「水着シーンけずっとけや」と思わざるを得ない。
そして何より気に入らないところは、デスラーが単なるゲスのヘタレで終わってるところだ!
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