「綺麗事だけじゃない、これが〝家族”。」ぼくたちの家族 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
綺麗事だけじゃない、これが〝家族”。
【賛否両論チェック】
賛:母親の病気が発端となり、様々な現実を突きつけられていく様子がリアル。それでも、どこかで相手のことを思いやれる家族の愛に、また感動。
否:展開はややご都合主義か。BGMなんかも少なめなので、興味がないと眠くなるかも。
こうした家族の再生の物語は結構ありますが、この作品では、決して綺麗事だけでは語れない「金銭」の問題も、真正面から描かれています。そんな中、一見ひょうひょうとしている俊平が、実は1番母のことを心配していたりとか、どこかでちゃんとつながっている家族の愛が、また感動を誘います。
展開はややご都合主義的な感も否めませんが、現代の日本には避けて通れない問題がしっかりと描かれている作品ですので、家族を愛する全ての皆さんに、是非観ていただきたい映画です。
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