「茶番」ぼくたちの家族 にあさんの映画レビュー(感想・評価)
茶番
ひどい映画を観させられた
人の生き死にをなんとなく涙誘う構成で軽く扱って
ご都合主義全開のハッピーエンドでちゃんちゃん
借金背負っても、大病抱えても、
いろんな問題抱えながらも
一生懸命生きて悩んでる人たちを馬鹿にしてる
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<あらすじ>
自営業を営む父
専業主婦の母
元引きこもりの長男、妻は身重3ヶ月
母に小遣いをせびる次男は大学を留年している
突然様子がおかしくなる母
脳に複数の大きな腫瘍があり手の施しようなし
初診で即入院、余命1週間の宣告
入院費の捻出以前に、
家には1500万の借金があり
自己破産すれば保証人の長男が全被りすることになる
最初の病院の医師はまともな説明もせず
冷たく突き放し、
もう治療は不可だからと病院から追い出そうとする
セカンドオピニオンで病院を回る兄弟
検査次第では治療の可能性があるかも、と
6軒目の医者が
ベッドの空きがありそうな病院を紹介してくれる
紹介先で無事病名が判明、治療できることになる
長男は外資系企業の内定を取ってきて
自己破産しても5年で返済できるという
義母が入院しても心配する様子なく悪態ついてた妻が
夫(長男)の必死さや頼もしさに感化されて
最終的には和解
手術後の母はまるで何もなかったように回復
終わり
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なんだこれ、は?
お金の話して現実味出すかと思えば、
転職決まったからそれでなんとかなる!て。
結局入院や治療にかかる費用は?
そもそも保険だって入ってるだろうに、なにあれ。
バラバラだった家族が
一つになりました感出してるけど、
苦労するの長男だけだもんそりゃあねえ…
脳に大きい腫瘍できてて
一切の麻痺も障害も出ずに
術後あんなぴんぴんしてるのとかも
本当なら奇跡的だろうに、あまりに非現実的すぎて
最初の病院の医者はまじで胸糞悪いし、
病院紹介してくれた医者も
紹介できるつてあるのに
最初は満床だからって追い返そうとするし、
手術してくれた医者も
ちゃんと病状やリスクの説明してない様子で
なんかカッコつけてるし。
実際医者は感じ悪い人も多いし、
患者に知識がないと思って
点数稼ぎの処置しかしないような人も全然居るけど、
あの描き方はちゃんと仕事をしてくれている
多くの医療関係者に失礼すぎないか、と思った。
市川実日子をあんなちょい役で使うのも
なにのために?必要だった?すぎた
本当に気分悪くなる映画だった