スペシャル・フォースのレビュー・感想・評価
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生き様(死に様)
戦争アクションものかと思いきやテーマがはっきりと「生き様(死に様)」になっている。
沢山人が死ぬ。軽んじられる命。死して貫く死に様、自己犠牲の死に様、使命を全うする生き様、生き抜く生き様。
タリバンに対する否定はあるがイスラム教は全く否定していない。きちんとイスラム教の互助の精神にも触れられている。そして宗教とは関係なく生き抜くという行為の中に強い宗教性を感じた。山越はまさに神からの試練のようである。殉教というものに対する強烈な皮肉も込められている。
敵役は最後瞬殺される。まさに個人というものがいかにちっぽけであるか。そして、生き抜くということこそが最も尊いことでありただ自分のために生きるだけではなく他人のための生き抜くことに価値を見出す名前のない宗教のようであった。
ご都合主義といえばそれまでだがなかなかどうして良作なのではないか?ラストシーンは分かりきっているが生還者に対する宗教を問わない感動を感じた。
フランスのミリタリー作品初鑑賞
ミリタリー作品大好きな私は大満足でした 実話ではないのでラストはご都合主義なところはあったけどそこは気にならず 戦闘シーンはかなりの迫力です 前半はフランス軍の精鋭部隊が楽勝な感じでストーリーは進みましたが、中盤過ぎてから観るのが苦しいくらいでした 自分から危険な場所に行ったジャーナリストを救うための任務を遂行する軍人さん、勝手に行ったんだからほっとけばって思う人もいるかもしれないけど、そういうジャーナリストの方々の報道で世界で何が起こっているかを知る事ができます ジャーナリストの方々も軍人さんも大切な仕事 ミリタリー作品を観る度に感じさせられる軍人さん達の心の強さ 今作では敵に向かって叫んだ狙撃手のエリアスの「お前達だってこわいんだろ」という言葉がとても心に残りました どんな精鋭部隊の軍人さんもそうなんだとリアルな部分を見たように思いました 主演のダイアン・クルーガーは大好きな女優さん、きれいなだけじゃなくて何ヶ国語も話せて憧れます ミリオタかもしれない私は、ブノア・マジメルとラファエル・ペルソナのイケメンさん2人の戦闘服姿が眼福でもありました
砂漠の過酷さの描き方も良かったです。
タリバンに拉致された女性記者を救出する為にパキスタンに潜入した特殊部隊の苦難を描く物語。
フランス産のミリタリーアクションです。
「ローン・サバイバー」と似た設定ですが、この作品の方が先の作品なんですね。
映画はアクション迫力ある作品をしっかりと魅せてくれます。
反戦記者との微妙な空気、地元の村を守る為の闘い、隊員同士の軋轢・・・そして脱落する隊員達。
終盤は、サバイバル。過酷な荒野を必死に進む主人公達をしっかりと映したことも好感です。
もう少し早くサバイバルに移った方が、映画としてはメリハリがついたかもしれません。
どんなにしっかりとしたアクションでも、相手がワラワラ出てくるようなシーンが続くと飽きてきますし、「弾はどの位持っているの?」と素朴な疑問が頭をもたげてきます。
それでも、アクション映画ファンには楽しめる一作で、私的評価は4にしました。
戦闘シーンは見応えあり
フランス女性記者がタリバンに拉致される。
ここのところでよくわからないのが、
拉致されたのがアフガニスタンのカブールで、連れて行かれ監禁されたのはパキスタンの村、あっという間に救出するが脱出ルートの確保が貧弱。
苦労して、4000メートル級の雪山を超えてたどり着くのが、国境を越えたアフガニスタンって、誘拐されてのはアフガニスタンだったのに。アフガニスタンはフランスにとっては、安全な国の設定なのかな?
拉致されるまでは、正義を振りかざして強気な発言ばかりの記者エルサだが、誘拐された途端取り乱し叫ぶ。危険な場所、自分の行動の危険性を理解していなかったということか。扱いが優しい相手にはまた高飛車にでる。なんとも底の薄っぺらい記者なのか。
国境を超えて岩山で落石に遭って、隊長が開放骨折するのもなんだかな。
記者一人で荒野を彷徨い、倒れているところを助けられてフランス軍基地に戻れるあたりはご都合主義過ぎないか。
部隊の戦闘は、迫力がある。これが一番良いところか。
隊員が展開するとき、誰かが射線を横切るときは必ず銃口を下げるし(当たり前だけど、出来ていない映画もよくある)、多勢のタリバンに襲われたとき、横一列の一斉射撃で敵を減らして、退却する敵を追撃するときは一列縦隊で弾が尽きるまで打ち、装填のため後ろの隊員と交代する。この辺りは、タスクフォース独特の戦術なのだろうと思わせる。
サレマニはよく見る役者さんだった。名前はなんだっけか。
午後ロードにて
2024年4月20日再視聴 午後ロード
精鋭に頼りすぎ・・・
アフガンでの人質救出作戦の模様をつぶさに描く、降下シーンや戦闘シーンは実に細かく描写、この辺はミリタリー・ドキュメント作品を多く手掛けた監督の本領発揮なのでしょう。軍も支援したようで、偏った見方をすればわきの甘い女性記者の救出の為に多くの人が犠牲になるのだからメディアも政府や軍を一方的に批判するのは控えましょう的なプロパガンダ映画に思えなくも無い。
はっきり言って軍が情けない、土地勘も無い山地で多勢に無勢では精鋭とは言え勝ち目は無い、救難信号をキャッチしたにも関わらずヘリコプター部隊は役立たず、気を揉ませたいのだろうがこれでは軍の作戦行動としてお粗末すぎましょう、最後は美談にしたかったのでしょうが無理やり奇跡を起こしたようで不自然に思えます。
個人的な推測、感想ですが監督・脚本・製作のステファヌ・リボジャさんは初の長編フィクション映画だから気負い過ぎたのでしょう、塩が多すぎたり甘すぎたりと脚色のさじ加減が分かって無かったのかもしれませんね・・。
フランス版”Lone Survivor”系
パキスタンでタリバンに拉致されたフランス人女性記者Elsaを救出するために仏軍特殊部隊の精鋭6人が出動。
あっさり監禁場所を発見する割には、無線機も他の連絡手段もなく、部隊の回収は不可能に。空からの応援の爆撃なども頼めないようで、過酷な環境下で国境を越えようと頑張る一行。
そもそも危険な取材などしなければ犠牲者が出なくて済むのに…、なんて言うのは浅はかだと思い知らされます。そういう問題じゃないのです。助け合うために人はいるのだと、助け合わなければ誰も生き残れないのだと、彼らを見ていて思いました。
人質が美人で、部隊が少しざわついてしまうのに納得。米軍よりも若干お上品な紳士が多そうな仏軍。追手のタリバンリーダーZaiefが、なまじ西洋文化に馴染みがあるからなのか、美しいElsaに好意を抱いているからなのか、中途半端な点が残念でした。Diane Krugerが“Troy” で演じたHelenのように、美女がきっかけで戦っているかのような錯覚にすら陥りました。
Elsaは完全に男性に守られ、かつ癒す存在とされていましたが、男女平等であるなら、早い段階でElsaに自衛目的で武器を渡しても良かったかなと思いました。民間人だから無理矢理はいけませんが。
戦友であり親友でもあるLucasを失ったKovaxの涙につられました。。辛すぎる任務です。
亡者を弔うのに敵味方は関係ない…。
しかし…途中から墓を手伝った現地人、何だったんでしょうか。彼らが助けてくれるのかと思いました。
若きフレンチスナイパーのEliasがかっこよすぎです。勇ましくて眩しすぎます。
随分低評価のようで、ご都合主義ですが、戦闘シーンなどは見応えありました。
女ジャーナリストに辟易
身勝手な正義感で多くの人を死に追いやる卑劣漢ならぬ悪女が中心の映画。
力が無いくせ矢鱈と綺麗事を抜かすこの手の人間(特に女子供)にはウンザリ。
ジャーナリズムを唱えるのは大いに結構。
ただ己の不始末は己でつけるべき。
あと内容については御都合主義なのは映画致し方無しだがどうしても気になる点が3つ。
・すぐ壊れる無線機(予備も無し)
・雪山はあの人員、装備では絶対に越えられない
・雪山踏破後に待ち伏せしていたタリバン
↑は流石に無いだろう、リアリティ無さすぎ。
タリバンが流行ってた頃こんなん沢山作られたんやろな
なんだか大味のミリタリーサバイバル映画だな。無敵フランス軍がひとりまたひとりと殺害されるも、仲間の結束は固まる。凄腕スナイパーのエリアスが殉職するスローモーションシーンは格好いい。 後半30分の雪山サバイバルが長かった。
12日間もほぼ飲まず食わずの状態で4000M級の山を越えて脱出する...
12日間もほぼ飲まず食わずの状態で4000M級の山を越えて脱出するなんてまさに神業記者の凍傷はどうした、雪山から突然乾燥した山一寸凄い展開だわ
B級映画にしては
観るまでは『特攻野郎Aチーム』みたいな、おバカ戦争映画だと思ったら…意外とシリアスで、本格的なミリタリー映画でした。ローンサバイバーの雪山版みたいな感じでしょうか。
銃撃戦、戦闘シーンは、なかなか見応えあります。
ただ、終盤の山岳シーンは、ミリタリーと言うよりも、登山道サバイバル?少し間延びした感じがありました。
しかし、ミリタリー映画としては、十分楽しめます!
DVDジャケより全然良い
珍しい!ドンパチだけじゃなく友情や音楽、背景も素晴らしかった。久しぶりに最後までジックリ観れた。 軍隊グッズも中々本格的でリアルその物だったし演技も良かった。 なぜか実話じゃないか?ぐらい全体的にまとまってたので観て損はないです。
死闘と仲間
映画評価:35点 少数精鋭のチームが序々に減っていく 無情にも減る度にチームの友情は増していく そんな過酷なステージで繰り広げられる戦闘は胸を熱くしますね 女を守って死んでいく男達は格好良いです あとは前半が退屈という点や、都合が良い作り、ボスがあっさり倒される点は冷めるポイントになるので、もっとコンパクトなら良かったですね 【2014.5.21鑑賞】
なかなか良い
テレビ東京で見ました。 ミリタリーモノは戦友が次々と倒れる方が感情移入しやすいですね。 見る時に気になるのは、劇中で登場する兵器や装備。 再現度が高いとその本気度が伺えます。 今回は合格だと思います。
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