ローマの教室で 我らの佳き日々のレビュー・感想・評価
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原題 赤と青の意味?多分あれ。
子供を更生させるのではなく、先生が変わるってのがいいなぁ。駄目な子を良くするのではなく、子供から教わる。
原題が赤と青 もう一回見ようと思う。思い当たるのは、あれだけ。しかし、そっちが題名になるようなエピソードなのかなぁ。そうだとすると、やっぱりシャレているし、邦題は興ざめする。
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学校の描き方(Il rosso e il blu)
『ローマの教室で 我らの佳き日々』という邦題も、失敗の部類だろう。どうも日本の学園ドラマのように、この題名によって安っぽ苦なってしまう。
そもそも現代はIl rosso e il bluなのだから、素直に訳せばいいのだ。その方が、このドラマの展開からしてかなっている。
ローマの高校で教職に就く国語の臨時教師、美術史の老教師、そして校長らが、自分の「教え子」とともに歩む生活が「綴られて」いるのだ。
だれもが内に潜む両極の性、それをゆっくりと静かに描いてみせる。
けっして熱く語るだけではない、
けっしてすべてにわたってアイロニカルでもない、
けっして杓子定規で片付くわけでもない、
三様の教師の「日常」がそこにある。
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