ラーメンより大切なもの 東池袋大勝軒 50年の秘密のレビュー・感想・評価
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店主がブチギレしないパタ〜ン
TVでよくやっているラ〜メン店密着モノといえば、弟子を激しく叱りつけるガンコ親父系のパタ〜ン。多分テレビ的にそっちの方が見せ場が多く視聴者の食い付きが良いのだろう。実際私もその手のハ〜ドコアラ〜メン道スタイルが割と好きだ。 しかし山岸さんの場合は弟子に対して当たりは強くなく、飲食店にしては甘い方だと思う。そしてコレといった派手な見せ場がある訳でもなく、淡々と進行していくのだが、映画のベ〜スになっているのがドキュメントTV番組「ザ・ノンフィクション」である為か、飽きないで観れるよう上手く仕上がっている。 ハ〜ドコアラ〜メンに食傷気味な方や偏見のある人には是非とも観てもらいたい映画だ。
●ひとりの男の物語。
大勝軒の店主、山岸一雄氏のドキュメンタリー。 興味本位で観たが、なかなかどうして、深い。 店には、たくさんの弟子がいる。 店が狭いので、ラーメンを作るのは基本的に山岸氏ただひとり。 彼らは、山岸氏の技術を目で盗む。 弟子たちは、3ヶ月くらい修行して自身の店を出店する。 山岸氏も、それでよいと思っている。 のれん代もない。 山岸氏は、店で寝泊まりする。 晩飯もコンビニ調達だ。 たしかに金がかからない生活だ。 しかし単純に、彼が金に興味がない、という話ではない。 幼馴染の奥さんを52歳で亡くしたこと。 そこから彼は、心に蓋をしてしまったのかもしれない。 体がボロボロになっても、厨房に立ち続ける。 ラーメンを作ることだけが生きがいだったのだと思う。 才能があった。 サービス精神旺盛だった。 そんな男の物語。
つぎはぎで真意が伝わり辛い
大勝軒のもりそばが好きで、よくお世話になっているので見に行きましたが、構成がなんとも。
ドキュメンタリーというより、昔収録してた古い映像に対してひたすら実況しているような、、そんな残念な映画でした。
あれだけ大将が拒んでいた「部屋」も、何の前触れもなくいきなりスクリーンに公開してしまうし、、、どうにも取材班と監督の自己満足映画になっているような気がします。
もりそばは今後もずっと食べたいですが、この映画はTVで無料で公開されてもおそらく見ないと思います。
深い映画です
知人に「ラーメン映画じゃないよ」と勧められて観ました。 まさに、ラーメンを取り上げた映画ではなく、山岸一雄氏の人生哲学を緻密に描いた映画でした。 マスターがラーメンを作り続けるのは、大勝軒を愛するお客さんのためであり、商魂でも私欲でもない。ただただ、人のためラーメンを作り続けたマスターの生き様は、観た者の心を揺さぶります。 そしてこの映画には「ダンディズム」とは全く別の顔もあります。それは、山岸さんが生涯をかけて愛し抜いた亡妻との「ラブストーリー」。 マスターの深い愛がスクリーンからひしひしと感じられ、気がつくと、涙が頬を伝います。こんなにも深く人を愛することができるのだと…。 劇場が明るくなっても、しばし席を立つことができませんでした。 マスターの笑顔に優しく包み込まれ、素敵な笑顔を独り占めしたくなりました。
言葉では表せない不思議な気持ち
ドキュメンタリー映画を観るのは初めてでした。 正直、ラーメンの話なんて途中であきてしまうかも…などとも思っていましたが、 観ているうちに話の渦に引き込まれていき、気が付くと目頭が熱くなっている自分に気が付きました。 ただただラーメンを作り続ける店主。 そしてそれをとりまく人々の人生が、山岸さんを中心にめまぐるしく巡っていく。 自分の生き方や考え方を再度見直す機会をもらえた素晴らしい映画でした。 帰りについ大勝軒を訪ねてしまった自分。 山岸さんの味がどれだけ伝承されているのかはわかりませんが、 映画の不思議な余韻を感じつつ、美味しくいただきました。 何年後か、もう一度観たいと思える作品でした。
汗 でしか 出せない 味 がある
かなり、マニアックな作品ではあります。。 ラーメン づくり、、 ひたすら、らーめん づくり、、 身体は がたがたなのに、それを生きがいだと言いきる大将。 残念ながら、お店には 行ったことがないのだけれど、 この映画を 見て、そのことが 悔しくてたまりませんでした。 伝説の味を 経験している方には、 「らーめんは 見るより 食べるもの」と、言わず、 この映画にも 足を運んで もらいたいな、と、 思いました。 本当に お疲れさまでした m--m ☆= ありがとう、大将!! ^-^
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