「意外と深い。」殺人の告白 三遊亭大ピンチさんの映画レビュー(感想・評価)
意外と深い。
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パッケージを見ると「アクションエンターテイメント」みたいな事が書いてあったけど、そんな一言で片付けられる映画ではない。
連続殺人鬼と、それを取り巻く人々の怨念や欲望。
そしてラストのどんでん返しと、殺人鬼への裁き。
特にラストの討論会の場面以降の2つのどんでん返しには話としても衝撃だった。映画の序盤〜中盤は意外とゆったり進む話と、飛ばしまくりのチェ班長。後半はこの流れが逆転してるように見えた。ペースが上げる話と、何か覚悟を決めて落ち着いた様子の班長。この抑揚というか、ギャップみたいな物が素晴らしい。
アクションシーンには物足りなさが。
冒頭の疾走シーン。スピード感は結構だが、あまりにも説明が少なすぎて訳が分からないと思った。
あとは遺族たち。もちろん雰囲気の暗さも感じるし、お母さんとかも怖いんだけど、なんか少しだけコミカルに描きすぎてる嫌いがある。遺族のシーンだけ、映画全体との空気が変わってて、ちょっといらないかなーと思った。
しかし総じておもしろいです。
最近韓国ムービーにハマってるんですけど、こーゆー人間の汚い部分のさらけ出し合いは最高です。
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