劇場公開日 2013年6月1日

  • 予告編を見る

「アクション大盛サスペンス」殺人の告白 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アクション大盛サスペンス

2019年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

怖い

タイトルとあらすじと宣材写真だけで判断すると、
サイコスリラーサスペンス的なものを想像してました。
そういう内容も少しはありましたが、
この話の大半はアクション満載で、
しかもカーチェイスがかなりやり過ぎ。
ジャッキーチェンのような香港映画みたいな。突き抜けてる。
(序盤のカーチェイスのコメディー要素はありえないけど面白い)
今までのあらゆるサスペンス作品の中で、
これ程アクションが多いものは無かった気がする。
だからどこを味わえばいいか、どこが話の軸なのか、
多くの作品を見たことある人ほど混乱しやすいかもしれない。
でもストーリーは難しい訳ではないので、
(でもラストシーンは意味不明だな、不要だと思うし)
誰でも楽しめると思います。

ただ、序盤でのアクションシーンが見辛くてイライラしたのと、
一人自殺するんだけど、動機がよく分からないし、
名乗り出たドゥソクと出版社のババアのやりとりも要らないし、
(爪の手入れしながらワインを断るシーン)
ボーガンの女のお咎めは曖昧だし、
ドゥソクの銃弾も整形で入れたのか?
あと耳打ちで何言ってたか教えてくれよ、
と不満な所はある。

でもその不満が気にならない程にトータル面白い。
「トガニ」のクソ校長も相変わらずのクソっぷりだったし、
真犯人の憎たらしさは100点だったし、
(マスクはもっと意味を持たせて欲しかった)
謎解きシーンはドキドキして良かった。
最後あれだけカーチェイスしてたら、
とっくに時効成立じゃねえか?、と思ったら、
「あと3分」と教えてくれたけど、サッカーのロスタイムみたいでおかしい。

ドゥソクのファンの馬鹿っぽさも愛すべき点。
殺人を指示するという矛盾をコメディーにするセンスは良いと思う。
ヒョング刑事と母親の呑気なところもサイコーです。

クリストフ