カジュアリティーズのレビュー・感想・評価
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非常時でも理性を。!
一兵士が戦場で体験した非情に辛い出来事をマイケル・J・フォックスが演じるエリクソンを通じて苦しみながらも良心の従って行動する姿が心を打たれる。!
アメリカも良くこの映画を作ったと思う。!
(日本には自ら行った蛮行を描いた同様な映画ありましたっけ!)
強姦されナイフで刺された後でも必死に生きようとする女性を撃ち殺される姿はあまりに衝撃的で涙が止まらなかった。!
(善人面するつもりはないが3日間鬱状態になった)
ショーンペンみたいな奴が今も昔もまたこれからもいるのだろう。!
30年前の話になるが当時で80歳過ぎの老人から兵隊だった時の話を聴かされた事を思い出す。!
中国(満州)従軍時に中国女性を辱しめる事を笑いながら話す姿は常軌を逸しった印象をもったが本人は罪の意識があるようには見えなかった。!
本当ににこのような人が現実居る事に驚かされた。!
人間はどんな状況になっても理性を失ってはならないと決意したい。!
ラストでバスにいたアジア女性から「悪い夢を見たのね!」の言葉はせめてもの救いである。!
このバスにいたアジア女性とベトナムの強姦された女性が同じ役者だとは驚かせる。!
戦闘シーンも割とリアルに作られていると思います。
(ピーバーボートカッコいい。!)
音楽はあの「ニューシネマパラダイス」のエンニオ モルコーネとは恐れ入る。!
最後にマイケル・J・フォックスが演じるエリクソンが言った言葉は今も心に残る。!
「俺達がやっている事は本当に正しいのか?」
「何か大きな間違いをしていないのか?」
※自信がないがこんなセリフと思いました?
世の中とはこんなものか?
ベトナム戦争におけるというか、戦時下の兵士の狂気を描いた作品。
最後、事件が軍法会議にまで繋がるのは都合が良いかなあと思った。
あえて、この事件が明るみに出ないくらいが、最もリアルだったかもしれない。
ちなみに、同時にベトナムへ派兵した韓国軍兵士の残酷さはこれの非では無く、そちらこそ映画化不可能だと思う。
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