ニーハオトウ小平

劇場公開日:

解説

とう小平死去10年・香港返還10周年・日中国交正常化35周年を記念して製作された作品で、人々に最も愛された政治家・とう小平の生涯をたどり、知られざる素顔に迫ったドキュメンタリー。監督は『“チベット文化ブーム”を探る』で1998年星光賞を受賞したロアン・リュウホンとリュイ・ムーズ。

2004年製作/94分/中国
原題:小平[イ尓/心]好
配給:フォーカスピクチャーズ
劇場公開日:2007年4月28日

ストーリー

人々に最も愛された政治家・とう小平。その生涯をたどり、知られざる素顔に迫ったドキュメンタリー。とう小平の生い立ちから香港返還を目前にして亡くなるまでの92年間を膨大な写真や記録映像、ニュース映像からたどる。今まであまり伝えられることのなかったとう小平の人柄や知られざるエピソードなどをプライベート映像を含んだ貴重な未公開映像で綴る。フィリピン・アキノ大統領やブッシュ前大統領との会談での1コマや家族とのふれあい、趣味のブリッジや水泳のシーンのほか、数十年ぶりに果たした弟との再会のシーンや愛煙家としてのエピソードなどが盛り込まれている。「1984年、私は北京大学の同級生と一緒に建国35周年を祝うパレードの中にいました。その時にあの有名な横断幕“小平、[イ尓]好(ニーハオとう小平)”が掲げられたのです。」と話すのはロアン監督。多くのテレビ番組を手がけた40代の若手女性監督だ。当時、天安門広場で突然北京大学の学生たちが横断幕を掲げた。これは新しい時代へ向かおうとする学生たちがとう小平氏にメッセージを伝えたいと考えて行ったパフォーマンスで、当時の中国ではめずらしい事だった。それが本作の冒頭に流れる貴重なワンシーンとなっている。これまでの指導者とは違って親しみやすい人柄が人々に愛されたことがよくわかる。スタッフの中でも若手のロアン監督は「今の若い人たちは比較的恵まれている。とう氏の“三度の失脚と再起”という経験や、困難に立ち向かう勇気を若い世代の人々にも知ってほしかった。また、とう氏自身の魅力も伝われば」と言う。

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