インターステラーのレビュー・感想・評価
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時空系SFの皮をかぶった親子愛物語
滅亡に瀕した人類を救う為、時間の流れる速さが
異なるほどの宇宙の彼方へ向かうスケール感は
観る者を非日常へ投げ込む。
トータルではぐいぐい引き込まれ最後まで視聴できて
しまう作品だった。が、よくよく考えると、娘の部屋
で起きた謎の現象から端を発し、実は五次元空間から
そこへアクセスしたのが主人公だったというつくり、
そういうシチュエーションを見せたいがために設定を
後で考えたような気がしないでもない。
要所要所で流れる未知と深淵を想起させるBGMが
印象深かった。さすがハンス・ジマー。
主人公クーパーが事象の地平を超えた先、三次元に
住む人類に知覚できないであろう領域を映像で表現する
というのは非常に困難なものだったと思う。
奇跡的?に帰還を果たし、外見的には数年しか年を
とってないクーパーと、老いた娘マーフとが再開する
シーンはその切なさに涙せずにはいられない。
贅沢をいうなればラスト、最後の候補星でひとりきりと
なったブランドの元にクーパーが辿り着くようなシーン
まで見せて欲しかった。
SFは既知の科学物理学量子力学etc...を詳しくない人
でも何となく腑に落ちるよう説明しつつ、それらと露骨
に矛盾はしないフィクションを加味しなければならない。
増してこの作品は、家族生活のシーン、宇宙船、宇宙、
異宇宙の惑星、登場人物それぞれの葛藤など、いわば
ミクロとマクロを全部入りで語っているようなつくりで、
これを映画という尺におさめるのはとても困難なこと。
さじ加減を誤ると全部が中途半端と評価されてしまい
かねない。その意味からすればどうにか破綻せず走り
きった良作だと思える。
面白い
自宅PS4にて、amazon prime videoで鑑賞しました。
今作の監督は(見終わってから知ったのですが)クリストファーノーランです。ノーラン作品といえば、自分はダークナイト3部作ぐらいしか見たことなかったのですが、それとは全く違う雰囲気の作品でした。
ゴリゴリ文系の私には、重力で時間の流れが変わる仕組みや、四次元や五次元の話などさっぱりでしたが、それでも映像として楽しめる作品だと思いました。宇宙の壮大さや美しさ、怖さが色々詰まっています。
終盤、マーフィの部屋で暗号を送っていた幽霊が、実は自分だったと気づいた時は驚きました。ここに繋がってくるのか、と。そして最後は自分より(見た目上は)歳をとった娘と再会し感動のラストを迎えます。
最後の方はかなり面白く飽きずに見られたのですが、ちょっと長いと感じてしまいました。やはり3時間弱は私の集中力では限界ですね…ただ終盤の面白さは必見だと思います。
最新の科学考証に基づく映像美と愛力(?)のストーリー
アマプラで2回目試聴。
まずは最新の科学考証に基づく映像美が特徴的。荒廃していく地球の風景、ワームホールの通過、未知の惑星の風景(地球ではありえない規模の大津波、永遠氷に覆われた惑星)、ブラックホールの縁の風景、ブラックホールへの突入と人類が未だ見たことのない風景を映像化してみせてくれる。宇宙船のドッキングシーンやラストの宇宙ステーションなどメカメカしいとこもリアルさを追求してて見てるだけで面白い。
ストーリーのほうは親子愛というテーマが多くの人の心を打つようでこの作品の評価を高めている。愛は時空間を超越し五次元宇宙から愛する娘へメッセージを送れる。そのメッセージが人類を救い感動の再会も可能にする…。五次元宇宙なんて最新科学でも考証のしようがないからいくらでも想像を羽ばたかせられるし、実際親子愛の物語は感動的だけど流石にちょっとご都合主義に感じてしまう…。
自分はノーラン作品に映像美とともにインセプションのような複雑なアイデアを基にしたストーリー展開を求める派。この作品は一般受けはいいんだろうけど個人的にはノーラン作品の中でランキングつけるなら、やっぱ4番目か5番目くらいだなあ…。
20241013再視聴
親子愛の物語はご都合主義と感じたけど、伏線張ってあったんだなと思い再評価。アメリアが愛の力は時間や空間を超越して働く引力といってるのは、恋人に会いたい世迷いごとに見えて実は重要な指摘だったと。三次元が重力、四次元が時間、五次元が愛による引力と考えると、五次元人は愛力(?)を物理的な力として観測できる人達なんだな。昔の人が重力を観測できなかったようにいつか人類が観測できるようになり、遡って歴史的チョークポイントに干渉している…そう考えると結構SFしてるのかも?一般受け狙いの設定化と思いきやちゃんとノーラン作品してたんだな。
ひとりぼっちのアンハサウェイ…
マッドデイモンめ、やってくれたな!って思いながら見た笑
本が大量に落ちてくるシーンは伏線回収というのがありありとしてて、ちょっと間延びした印象。
海外映画らしく最後は大団円という感じだったが最後アンハサウェイがひとりぼっちに…
世界は自分軸でしか見ることができない
世界は自分軸でしか見ることができない
我々は主観で物事を見ている
時に客観的に自分たちを見る
でもそれも主観で客観的に見ている
我想う故に我あり
この世界は自分軸でしか見ることができない
怒りも喜びも悲しみも感動も
私が生み出し私を導き私を苦しめる
この世界は自分次第
p.s. クラウドアトラスとは対極にある映画?
最高峰のSF作品のひとつ
嘘や誇張の少ない現実味のあるガチガチなSF作品にも関わらず、人間の弱さや親子愛など感情を揺さぶられるドラマ性も見事な伏線回収によって織り込まれた名作。
人類の未来を託されたクーパーたちの焦りや葛藤、地球に残されたマーフィーの孤独感や一縷の望みに期待を寄せる様子を描いた怒涛の物語展開に3時間弱という長尺を感じさせない見事な出来栄えでした。
映像はシンプルながらも迫力のあるものになっています。SF映画の宇宙船やロボットのデザインは流線型で無駄のないスッキリしたデザインが多い中、本作はどこかアナログチックでゴテゴテしたデザインになっているところも好みでした。
科学と感情のはざまで
地球の寿命はもう長くない。人類の存亡をかけ、新たな惑星を求め宇宙へ旅立った者たちの時空間を超えた物語です。
とても惹き込まれました。四次元とか五次元とか、時間の進み方とか、難しくてついて行くのが大変ですが、発想が素晴らしく、とても興味深かったです。とにかくもう一回観たい!観るたびにきっと新しい発見があって、もっとこの映画を好きになれそうな気がします。
何かに引き寄せられるようにして暗闇の宇宙へ向かったクーパー。それは運命とか偶然とかではなく、彼自身が彼を導いていたから。‘幽霊’は‘父’であり、‘彼ら’は‘俺たち’だった。不思議な感覚でした。
残された2つの惑星のうち、どちらに向かうか議論中、恋人のいる惑星へ行くプランを推すブランド博士。人類の存亡がかかっている時に科学者が愛の力について感情的になるなんて。その時は少しシラけた気もしたのですが、後から考えてみれば、人類が存続出来たのは、クーパーとマーフ親子の愛の力があったから。やはり愛は偉大なのか。時間や空間の次元を超えるものなのだろうか。‘人類を救う!’と壮大に語っていますが、結局私達の原動力は身近な人との絆なのだなと思いました。
マン博士のくだりは何だったのだろう。優秀な博士だったはずの彼が、あの性根の腐りよう。人間は生き残る為ならどんな汚い事でもできる。これも人間の生存本能のひとつであり、誰の中にもこういう面は存在するのだという事を心に留めておこうと思いました。
四次元の世界の描かれ方も面白いです。本棚の裏があんな事になっていたなんて!他にもワームホールとか未知の惑星とか、誰も体感した事の無い世界のつくりが素晴らしく、(行った事無いけど)そこにいるような、不思議な感覚に包まれました。
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**2021/05/26 二度目の鑑賞****
初めて観た時はついていくのに必死でしたが、今回は色々味わいながら楽しめました。宇宙の怖さや美しさ、時間や次元の謎、登場人物達の感情とか・・・本当に奧の深い映画だと思いました。SF映画だけどリアルで、何の違和感も無く入り込めます。そしてそこに絡んでくる父と娘の絆も感動的であり且つ、物語の鍵を握る重要なテーマとなっています。
冒頭では砂嵐とトウモロコシ畑での描写が続きます。初めて観た時はわかりませんでしたが、2回目だと、既にこの場面で重要なメッセージが詰められているのだなと確認しながら観る事ができました。
父と娘の別れの場面が辛いです。涙を浮かべながら去って行くクーパー。父が去った後で家から飛び出し‘行かないで!’と叫ぶマーフ。もう二度と会えないかもしれないという不安がよぎる中、きちんとお別れする事が出来なかった切なさが胸に沁みます。
水の惑星での出来事も衝撃的です。水以外何も無い空間が広がるどんよりとした世界。そしてあの巨大な波。迫力がありすぎて怖いくらいでした。何も得られないどころか、仲間まで失い、母船に戻ってきた時には23年もの月日が経っていたという辛い現実。23年分のビデオレターを見る場面も切ないです。出発時の自分と同じ年齢になったという娘マーフの言葉に胸が締め付けられます。
氷の惑星で出会ったマン博士。一度目の鑑賞時は、ヒドい奴、くらいにしか思っていませんでした。でも今観ると、彼は孤独に弱く、狡くて汚くて、とても人間らしいなと感じました。
ブランド博士を最後の惑星へ送る為に、クーパーが自ら犠牲となりガルガンチュアへ吸い込まれていく場面も印象的です。娘との再会の望みがここで全て断たれたと思った瞬間でしたが、ここから新たな展開を迎えます。不可能だと思われていた特異点へ到達し、見えてきたのはなんと冒頭の本棚の場面!興奮しました!目の前に娘がいる!でも声が届かない。驚き・喜び・憤り・・・クーパーの様々な感情が伝わる、というか、私も一緒にあの四次元空間にいるかのようでした。
必死に伝えようとする父クーパー。未知の何かを感じ取ろうとする娘マーフ。三次元の人間と四次元の人間が交わる事は不可能。しかし、この親子は次元を超えて少しずつ確実に歩み寄っていきます。モールス信号を駆使しデータはマーフへ送られます。絶望的であった重力の謎が解明され、人類の未来も繋がった。希望を繋げた親子の絆に感動と興奮で胸がいっぱいになりました。
感動はまだ続きます。クーパーは奇跡的に生還し、マーフとの約束も果たされます。二人の功績により人類は重力のコントロールに成功。ブランド博士が降り立った惑星も第二の地球として相応しい星だった。何もかもに希望が持てるラストも感動的で充実感に包まれます。
タイトルなし(ネタバレ)
ぱっと吹き替えみてみたけど字幕のほうが良いと思う。
マッド・デイモンの爆発から、無音。
何する気?「ドッキング」からの音楽がフェードインするところがめちゃくちゃかっこよい。
監督の力量が分かるSFの名作
評価が良いので遅れながらアマプラで視聴しましたが名作でした。
撮り方も良かったが、無音の箇所があったり音の緩急も上手いと思いました。
また突入のシーンなど派手過ぎず、光だけでの表現は昔のSFを彷彿させる。
最近の宇宙物は突入シーンがやたら派手だけど、今作は地味な分、人物の心理描写によりフォーカスされ感情移入がしやすかった。
時空や時間軸の話が突然出てくるので、ボーっと見る向きではないかも。
SF、ミステリー、愛、宇宙というジャンルで
広げ過ぎた風呂敷に心配しましたが(5次元の所)文句なしのオチで監督の力量を感じました。
強いて言うなら、父と娘の再会は少し淡白に感じましたが「帰ってくるのを信じてた」からこそクールだったのかも。
アンハサウェイは悲しい表情がやっぱり上手い。マーフィーの子役も魅力的な表情で引き込まれました。
長いけど見応えたっぴりです。自宅で見たけど、映画館でみたら感情も揺れ動くから体力いただろうな。でも映画でみたい作品のひとつです。
愛は時空を越える
クリストファーノーラン凄え!としか言いようがないレベルの大傑作。
親子愛と人類滅亡の危機という2つの軸で進む作品。
最新のCGの映像美は、無限に広がる宇宙を彷徨う主人公たちの孤独を、より浮き彫りにする。
また本作は〝時間〟というテーマに大きな比重が置かれている。
地球との時間の速度の違いにより、子が親の歳を追い越していく様には、否が応にも自分の人生を見つめ直すきっかけになるはず。
アンハサウェイ演じる乗組員が理屈より愛情を優先して主人公に諭されるシーンがあるが、これは、物語終盤の「愛情が時空を越える」という展開のための伏線だと感じた。
壮大な宇宙空間が、田舎の家の書斎へと収束していく話の構成力には、クリストファーノーランに思わず賞賛を送りたくなった。
2時間50分というボリュームを、物足りなく感じるこの作品は、私たち視聴者の時空をも越えた、と言えるのかもしれない。
なるほど
我々が認識している3次元より高次元の世界をどのように表現するかは非常に難しいですが、本棚の裏の映像はなるほどと思いました。
高次元の中で死を間近にして思い描いたのは、やはり娘だったわけです。
それを人が認識できる三次元の世界で再構築するとああなるのかと。
もちろんそんな事象はまだ誰も証明できていないので、そこをどう想像、表現するかがクリエイターの力量でしょう。
本棚の裏のくだりが無理矢理だと思っている方がチラホラいるようですが、あれこそがこの映画の背骨であり、全てはこのための伏線ですよ。
近代SF宇宙映画の金字塔
クリストファー・ノーラン監督作品は問答無用で高評価してしまう私ですが、★を10個つけたいほどこの作品が好きです。重力、ブラックホール、高次元空間の表現演出が大変素晴らしい。そこに親子のヒューマンドラマ。、ラストシーンは悲しくも優しいウラシマ効果で締めくくる。最高のSF映画です。
タイトルなし(ネタバレ)
クリストファー・ノーラン監督の映画で、また大好きな女優のアンハサウェイが出ていることから絶対に観たい!と思って期待して観たのですが、期待通りとても面白かったです!
ただこの映画を全て理解できている方は観た後すっきりしているかもしれないですが、どうしてもハッピーエンドを求めてしまう私は娘がおばあちゃんになってしまう前にもっと早く地球にいる人たちを救って家族に会う方法があればよかったのにと思ってしまい、モヤモヤした感じが残っています。また兄がどうしているのかも少し気になりました。
でもこういう終わり方も好きな人からするととても良い面白い映画だと思います!
私は観終わった後に時間の大切さを改めて感じました(笑)
映像美と科学への探求心は、本物
現在、映画館で上映中のテネットを見た後、初めて視聴。
正直、展開の面白さや、過去見たことのない映像への驚きという点では、同じ監督が制作したテネット・インセプションに劣ると思う。
5次元の存在の「彼ら」が、将来の人類であること、
そして、その鍵が「愛」(5軸目)というオチは、正直、期待外れだった。
120年以上昔の娘と接触する場面は、
伏線の回収にすっきりするというより、「え、これが答えで客が満足すると思う?」って気持ちだった。
球体に見えるワームホールなど、科学的な知見に基づいて作られた映像がちりばめられているんだろうけど、私が求めていたのは、SF(すこし不思議な)映像体験だったらしい。
いい作品とは思う。が、他の人には、同監督の作品だったら、他の映画を薦めたい。
タイトルなし(ネタバレ)
アノ波をIMAXで観てみたくて突貫。
引き波、ガルガンチュア、ステーションのシーンは画面いっぱいIMAX全開で大迫力。
音響の相乗効果も発揮して見ていて圧倒された。ハンスジマーの音楽大好き。
宇宙空間と惑星の魅力、とにかくガルガンチュアに心を引き付けられた。
時間と空間の捻じ曲げ方が最高すぎる。
相対性理論などの理論部分はどうしても知識、理解力足らずで理解できず・・・
5次元とは愛なのか?
なぜ?誰が?と思う箇所は尽きない。
この映画は愛を伝えたいのだと思う。
少女マーフの人生と父クーパーとの絆と愛の物語。
愛の表現にSFを使っていると言ったほうが自分はしっくりきた。
愛は時間、時空をも超越する存在なんだ。
TRASとCASEが愉快。
アメリア博士を助ける時の縦回転からの抱えてズザザザーっと海上で早く動けるところにやられた(笑)
マン博士を追う時の四本足の動きが実に滑稽。台詞もユニーク。
L字の手(?)を使って作業している姿がカワイイ。
帰っていくクーパーとこれから向かう自分達とすれ違う瞬間が何ともいえない気持ちにさせる。
ブランド博士が彼らよと言った時、まさかクーパーだとは思わなかった。
あの時のクーパー側から見たアンハサウェイの表情が最高過ぎます。
SFなのに圧倒的リアリティ
このレビューを書いている2020年10月現在、クリストファー・ノーラン監督脚本の「TENET」が興行収入の首位に立っており、「TENET」がめちゃくちゃ面白かったので過去作である「インターステラー」も鑑賞してみたくなりました。
一応ノーラン監督の映画は「メメント」「ダークナイト」「TENET」を鑑賞済みの状態で、今作「インターステラー」についての予備知識はほとんど無い状態での鑑賞でした。
結論。非常に面白かった!!
TENETのレビューでインターステラーを引き合いに出して「難しい物理用語がポンポン出てくる」と評している方がいらっしゃったので身構えていました。確かに宇宙やブラックホールに関する用語(「特殊相対性理論」「裸の特異点」などなど)が出てきたのですが、幸運なことに今年のノーベル物理学賞を受賞した研究がブラックホールに関する研究であり、興味があって事前にブラックホールについて調べていたのである程度は理解することができました。難しい用語は何個も出てきますが、それこそ「TENET」と同じく分かんない部分は聞き流しても全く問題ないと思います。物語の本質はそこじゃないので。
「地球から離れた移住可能な星を探す」というSF作品ではありますが、設定が非常に細かく作りこまれており、SFなのに非常にリアリティのある作品でした。
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疫病や大規模な砂嵐によって荒廃してしまった地球。人類滅亡が迫る地球から移住可能な星を探すために元凄腕のパイロットであったエンジニアのクーパー(マシュー・マコノヒー)が未知の宇宙へ旅立っていく。
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本作の上映時間は169分と非常に長いんですが、あらすじを書いてみるとビビるほど短くまとまります。「移住可能な星を探す旅」です。非常にシンプル。でも、密度が異常に濃い作品でもあり、169分間全く飽きずに鑑賞することができました。
この映画の優れた部分は、地球と宇宙という遥か離れた場所の距離感を「時間」という概念で表現したことでしょう。
「目的地到着まで○年」「この星の1時間は地球での○年」というように、宇宙にいるクーパーと地球にいる家族との時間差がどんどんと歪んでいくことで、「取り返しのつかない遥か彼方へ来てしまった」という感覚が生まれているのです。
サイエンス、宇宙の知識がないと理解しずらいと思う
最近、宇宙について興味が出て色々調べてた矢先に知った映画でした。
ブラックホールや中性子星、銀河、特異点etc...
ある程度基本的な?知識が無いと話の半分位しか理解出来なかったと思います。
他の方も言っておりますが、ある程度の矛盾や嘘を真実に散りばめながら親子の愛も入れてアメリカンSFの特色を出していたと思います。
後半はちょっと詰め込みすぎと言うか恐らく纏める為の時間が足りなかった駆け足具合だったのが気になりますが、全体的に良い作品だと思いました。
もう少し5次元関連を上手く表現するか、バッサリと無機質なくらい淡々と表現した方が個人的に良いかなと思ったのが、個人的な感想です。
よく分からなかったからから評価もしづらい
長かった。
ちょっと難しい言葉が多くて今ひとつよく分からなかったな。。
・5次元を生み出した人類は何でクーパーにそれを託したのか?
もっとほかに伝える方法、やり方があったんじゃないか?
・クーパーが帰ってきた世界はコロニーだった訳だと思うが、
あれはマーフィーが作ったの?移住可能の星が見つからなかった場合のことを
考えて作ったってこと?
・ブラックホールーの中に重力を解明できる何かがあるというのがよくわかんなかった。
・その何かがわかると何が完成するの?
・クーパーの息子は何で子供と奥さんに診察を受けさせなかったの?
・何でマーフィーがお父さんから連絡があったと言ったらお兄ちゃんは大人しくなったの?
あれだけで信用したの?
・地球に起こった重力異常は何のため?未来の人類?
ちょっと思い出しただけでも疑問がありつつ観ちゃった。
とは言え、わずか数分で数十年の時が過ぎる恐怖や、
数10年の孤独、焦りは十分伝わったので、今までにない
恐怖を感じることはできたかもしれない。
しかし、一部の知識がある人じゃないと心底楽しめないところもあるので
もう少し丁寧な説明が必要だったと思う。
娘に対してわかりやすく説明するなどすれば
見ている側も理解できたと思うし。
重々しい雰囲気や映画の重厚感を重視するあまり
そういう観客置いてけぼりな演出は頂けなかった。
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