インターステラーのレビュー・感想・評価
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アレは?
もっとめんどくさい映画かと思ったら、意外とパロディ、じゃなくってオマージュ満載で楽しかった。
これ見て、どっから高尚で難解という感想が出るのか教えてほしいぐらいだ。
「2001年宇宙の旅」とか知ったげなことを言う前に、なにはさておき、途中まで本気で「アルマゲドン」やってくれてるから、うれしくなる。
マコノヒーが出ているから、ではないが、宇宙空間の美しさは「コンタクト」を思い出すし、クライマックスの八方ふさがり、からの、はまさにそれだし、ある意味「宇宙」と言える深海ものの「アビス」も思い出される。
だが、本作の一番のキモは、「コンタクト」や「アビス」と違って、いつものアレが出てこないという点。
(まあ、「コンタクト」の場合は、いつものアレ、とは言わないかもしれないが)
あくまで、父娘の愛、人間愛の可能性の映画に落とし込んでいる点は特に評価したい。
ただし、序盤の見せ方がああ、このためだったんだ、となるわけだが、本棚とか腕時計とかの使い方は、まさしくホラーじゃん。最近でも「インシディアス第2章」でもあったし、本作でいうと、若干強引。
もっというと、宇宙旅行の理屈はなんだかんだ、ごたくを並べてはいるが、感動の展開は、天文学的、神がかり的奇跡の連続でしかないわけで、その部分はまったくもって煙に巻かれる。
地球の危機がいつまでなの?結構のんびりしてんなあ、とか、クライマックスで、父奮闘、娘、兄の畑燃やす、ってなんだ、これ?と結構大きな引っ掛かりもあるし、時間の経過後の感動がある割に、時間の経過自体の描写はかなりあっさりしている。
「Interstellar」
それぞれの星におけるイベントはあるにはあるが、最初のほうは、その時間的ロスという本作のキモにあたるので、テンションは上がり、物語は急展開を迎えるのだが、先遣隊の博士の行った星では、さらに物語をまっさかさまにひっくり返す。このタイトルが何だったんだ?と思わせる展開を見せるが、まあ、別に「星と星のあいだ」でなくって、「父と娘の間に」と訳せばいいのだろう。
5次元クリアしたら、何でもあり、なわけで、ラストの四角いR2-D2を積んでの飛び立ちはパロディでしかないので、そこはギャグだろう。
追記
本作、あんまり地球全体の危機とか、地球の希望を背負って旅立つ感がとても薄い。いっそ、使命をもっての宇宙の旅、というのであれば、「宇宙戦艦ヤマト」をストレートにつくってほしいなあ、という気もする。もちろん、ノーランはやらないだろうが。
追記2
相変わらずなげえし、ハンス・ジマーの音楽もうるさい、うるさい。
追記3
エンドクレジット、短い!こんな短いの、久々だな。素晴らしい。
3回目くらい
最初に観たのはかなり前だがレビューをしていなかったので今回で3回目くらいに観た感想を。
まぁ面白いわ、クリストファーノーランの長いやつは、心地良い長さだ、上映時間。
あと、時間軸設定がノーランさんの映画で全部好き、インセプションもしかり。
エンディングの仕上げも気持ちいいし、やっぱノーラン。
2回目みた マーフと別れるところ悲しいし、水の星で23年経った後の...
2回目みた
マーフと別れるところ悲しいし、水の星で23年経った後のビデオも悲しい
ガルガンチュア怖すぎやし、土星もデカすぎ
マン博士はいくじなし
ドッキングシーンのbgmすき
父娘の惑星間遠距離共同研究。
空軍凄腕パイロット出身で農夫を営む父と、
頭脳を引き継いで同級生とかなんか合わない娘。
砂嵐で作物が育たない食料飢饉により、
地球での存続は難しくなっている人類。
父が宇宙探査に行くが、
娘は見捨てられたと捉えた。
他の星では時間の進み方が違うので、
無事に他の星に着いても数分が28年にも相当してしまう。
机上の数値で解いた数式ではどうしても足りない条件が、ブラックホール(ガルガンチュア)での実測データ。
勉強してブラックホールの実測データ以外は揃えてNASA科学者になり父の帰還を待つ娘。
父は仲間と助け合いながら、常に最短で判断を下し地球での年月を無駄にしないよう、少しでも早い帰還を考えていた。
が、家族のためを取るのか、人類のためという大義を取るのか?
いや、机上の理論をどれだけ解いてもでも導き出せないけれど時空を超えるのが愛なんだ!愛だけが次元や時間、空間を超える!
自己犠牲して仲間や大義を取る決意をするが、結果なぜか全部手に入る。
などなど、洋画要素満載。
3次元の地球から出発して、
時空を越えて惑星を彷徨い、
帰って来たら、娘が4次元を閉じて、
時間を座標と捉え移動できる5次元に戻った。
助けられて寝て起きたら、土星。
娘はおばあさん。子孫沢山。自分だけ若者の見た目のまま。
愛する同僚を追い他の星に飛び、同僚亡き後孤独にその星で命を過ごす、仲間を迎えにまた宇宙の旅に出発。
スケールはすごい話だが、スターウォーズでいうワープ技術が出来る前の頃のようで、とにかく大好きな人達との時間が惜しくなる焦りを味わう作品。
その割に、この作品そのものに費やす時間がとてもとても長い。タイタニックもびっくりよ。
メインテーマの父娘の関係性の絆と修復を見守りながらも、この親子の専門知識と時空を超えて通じ合う、第六感的な共同作業による次元操作がなければ、人類皆絶滅してしまうと思うと怖すぎ。
終わらない週末の宇宙版のような感じで、
娘マーフは色々悟るが、マーフの兄トムは人間の大多数の平凡で流れに身を任せて生きるしかない人。
何かあった時、その根本に気付き変えようとするのか、迫りくる結果に流されていくだけなのか。
原爆を落とされてからでは遅すぎるけれど、
大多数が声を殺すしかなく防げなかった戦争のように、世の中はひしひしと不幸に向かってしまう。
プランA人類移住先の星を見つけるの裏で、
プランB種の保存だけして地球は見捨てる
が決められる立場の人達の中の暗黙の了解だったように、末端は決められた流れから抜け出せない。
怖いわ。。
壮大な宇宙ロマン‼️
SF作品ですが、感じとしてはサイエンス寄りのファンタジー的な
印象を受けました。
近未来の地球では大砂嵐がたびたび襲来して、作物は枯れて
食糧危機になっています。
NASAの科学者は本気で新しい星への移住計画を実現させようと
しています。
クリストファー・ノーラン監督の作品としては、割とセンチメンタルで
エモーショナルな内容でした。
ノーラン作品の中で一番の人気を誇っています。
地球を救う方法。
★ブラックホールの量子データーを地球に送る、
★それを娘のマーフィーに時計の秒針でモールス信号で送る、
そのデーターで飢饉は救われたのか?
ラストでは火星に移住してましたよね。
マーフィーと涙の約束で、
「必ず帰ってきてね!」
そして帰ってきたパパは142歳でも見た目は40代です。
娘のマーフィーは100歳くらいの感じ。
めちゃくちゃファンタジーですね。
でもそこが親しみやすくて良いですね。
宇宙の星のひとつで冬眠していたマン博士(マット・デイモン)を
起こして、彼と地球に「帰る帰らせない」で死闘を演じたり、
見せ場は多いですね。
宇宙飛行士で一緒にクルーになるアン・ハサウェイ。
マット・デイモンに、祖父のジョン・リスゴー、
アンのお父さん役の科学者がマイケル・ケイン・・・
マシュー・マコノヒーの息子の若い頃がティモシー・シャラメ君だったし、
成人したマーフィーがジェシカ・チャスティン、
と大好きな俳優さんばかり。
泣かせる演出にまんまとハマって泣いてしまいました。
ノーラン版「2001年宇宙の旅」
新作「オッペンハイマー」が話題のノーラン監督による2014年公開作品を今更見た感想
愛は次元を越えるか、というテーマで時間のパラレルワールドを雄大な映像と共に描いた作品。
「2001年宇宙の旅」では人類の進化は地球外生命体によってもたらされるが、本作では人類の進化を担うのは紛れもない未来の人類である、というメッセージが非常に印象的で、観る人一人一人に課題意識を持たせるような内容になっている。
ただ、そうしたテーマ性に振り切った作品のためアクション要素はあまり強調されず、「インセプション」にみられたような、スタイリッシュかつ斬新なアクションシーンを期待していた身としては少し物足りなかった。
またTARSのスターウォーズのR2-D2のようなアイコニックなキャラクターが良い(ただの板なのに)
愛は時空を超えて!なSFでした…
評判が良過ぎるので、満を辞して鑑賞しました。
映像と音は本当に最高。
目を見張る箇所は…砂嵐のところ。津波のところ。宇宙での静か過ぎる映像はグッときました。土星の映像はほんとに綺麗です。
で、物語り自体は凄いんだけど、設定やら脚本には突っ込み所満載(下記参照)
ブラックホールなんちゃらの新しい解釈は面白いのと科学、宇宙学辺りが好きな人にはたまらない映画なのかな、かと。
◉食糧難で農作物が大切だと言うのにドローン?追っかけて車で突っ込み暴走、畑は駄目でしょ。
◉地球が環境破壊?による気候変動?の砂嵐が酷さを増す現状なのかと思いきや、座標に導かれて走るそこは緑豊かに水もたわわでなんてイイ所なんだろ〜空気も美味しそう…ってさー、CGでもいいからもうちょい雰囲気出そうよ。
◉この人宇宙飛行士の訓練したんか?ってくらい直ぐに宇宙にいっちゃったよ。
◉水の惑星不時着したら、不用心にもいきなり飛び出して海の上を普通に歩いてる…ここ、え?!歩いてるけど…浅瀬か?大海原に見えるけど何故?重力が関係してるのかな?誰か教えて下さい。
◉ブラックボックス回収は優秀なAI君にサポートしてもらいなよ、逃げる時みたいにさ!超スピーディーじゃね?
◉何十年?も、コールドスリープしてて目覚めて直ぐ動ける、話せる、そして少ししてからだと思うけどコーヒー飲めてる。未来のコールドスリープには期待大だね!
◉黒人乗組員さん23年もの間一人帰りを待つ…食糧は?電源供給は?
◉宇宙飛行、探査用のヘルメットってあんなに直ぐ割れちゃうって、ヤバくね。
◉星選びの究極な選択の時に、愛しい人がいるから行きたいのっよーん!…ってさ〜!アンタ優秀な科学者枠でいるんだよね?マジ引っ叩きたくなった。
◉地球出る時は大掛かりな打ち上げだったのに、他の星行ったら超高性能な宇宙船で地球より重力ヤバめな所から大気圏まで一っ飛び〜…wow
◉博士!アンタさ〜こんな大掛かりなプロジェクト進行させて、金使って、死ぬ間際に嘘付いててメンゴメンゴってアンタそりゃねーだろw
◉ビデオレター時間掛かって受信はできても送信できないんだね。つか試みたんかーい。
◉ブラックホールに飲み込まれて宇宙服のまま放り出されてからの〜5次元世界まで行って、何億万分の確率で無事救助!2分残しっていうねwえ?…nice!ハリウッドハッピーエンディングだねww
他にも盛り沢山の愛は次元と時空を超えて、でした。
あ、泣く所ありました?私は残念ながら無かったです。
ブラックホール等特殊効果シーンは見事なのに設定や登場人物がいい加減すぎる
1 背景の物理学理論
地上の物理学はニュートン力学が解明し、宇宙の物理学はアインシュタインの相対性理論が説明し、目に見えない原子の世界の物理学は量子論が究明している。それらを統合する理論はまだなくて、超ひも理論等がその候補として注目されている――物理学の一般向け解説書にはそんなことが書かれている。
アインシュタインは相対性理論で、高速の乗り物や重力の大きな場所では時間の進み方が遅くなると言っている。
また、時空間に開いたワームホールの存在も予言しているが、これが利用できるなら、何十光年も離れた銀河にあっという間に移動できるという。場合によってはワームホールでタイムトリップさえできると主張しているのが、本作の製作総指揮に当たったキップ・ソーンというノーベル賞受賞の理論物理学者である。
ソーンはかつて、『コンタクト』のワームホールによる宇宙移動のアイデアをカール・セーガンにアドバイスした人物でもある。
2 ブラックホール等の驚異的映像
ということで、本作は世界的な物理学の第一人者が恐らくは面白がって、こうした実際にはまだ観察さえされていない宇宙の諸現象をトピカルに描いて見せた、いかにも映画らしい映画である。つまりストーリーはさておき、驚異的な映像を堪能できるのだ。
初めに出てくるのはワームホール。自然界では巨大なワームホールなど存在しえないので、本作では「誰かが土星の傍に置いた」wという設定になっている。仮に存在するなら球形だろうという物理学者の説通り、丸い穴ではなく球形である。
次にガルガンチュアなるブラックホールが登場。その周りを公転する惑星も巨大な重力の作用を受ける結果、そこでの1時間は地球の7年間に相当するという相対性理論が持ち出される。
このブラックホールに飛び込んでいくシーンが本作のハイライトだろう。輝きながら吸収される高熱ガスの光の奔流の中、宇宙船は加速によって引力圏から脱出していくが、主人公は入ったら何も脱け出せなくなる事象の地平面の下に呑み込まれ、やがて五次元存在に進歩した人類に救出される。そして娘の全時間を閉じこめた四次元立方体に迷い込み、そこから人類が恐らくは反重力装置で地球から脱出するために必要な重力データを送信するのである。
最後に主人公は土星近くの宇宙を漂っているところを、人間の宇宙ステーションに発見され、少女の頃に別れていた娘と再会。老婆になってしまった娘とほとんど歳をとっていない父親の主人公で「ウラシマ効果」を見せる。
ただ、五次元とか四次元立方体云々までいくと、ちょっと空想を逞しくしたという感じではなかろうか。
3 映画としての出来は?
本作のシナリオはノーラン兄弟が書いているが、何というか…いただけませんw
地球が戦争か気候変動かの結果、旱魃に見舞われ、全世界が食料不足に陥っているのに加え、植物の病気が拡大、死滅していくのに伴い酸素が乏しくなっていくため、遠からず人間は住めなくなるという設定である。
食料不足を補うためどの家も農業を営んでおり、NASAのパイロットだった主人公までトウモロコシを作っていて、どこも大きな砂嵐に襲われているというのだが…誰が考えてもおかしな設定だ。登場人物たちはろくに飢えているふうでもないし、世界的な食料不足というなら、そもそも個人農場などではなく、巨大企業が巨大農園や工場栽培などで、大規模生産しているはずだ。
人類救出計画はもっとおかしい。地球が住めなくなるのに備えて、NASAは密かに脱出計画を進めており、そのプランAは反重力装置か何かで大規模ステーションを宇宙に打ち上げるというもの、プランBが移住可能な天体に人間の受精卵を運んで種の存続を図るというものらしい。
で、前者に関しては反重力装置の出来る宛てはないのだが、NASAの最高責任者である科学者が勝手にぶち上げて、全員がそれに騙されている…って、いくら何でも酷すぎる。
その詐欺師のような学者が主人公たちの出発に際して、こともあろうにディラン・トマスの有名な詩を暗唱して送り出すというのでは、彼のファンにとってはたまったものではないw
"Do Not Go Gentle Into That Good Night "という詩は、死の床にいる父に「簡単に死ぬんじゃねえよ」と泣きながら呼びかける内容で、小生は次の部分が好きだ。
そしてあなた そこ悲しみの丘にいるぼくの父よ
どうかいまぼくを呪い祝福せよ あなたのあふれる涙で
有難いことにこの部分まで暗唱はされなかったw
とにかく、せっかくあの見事なブラックホールの特殊効果シーンを作ったのに、それを盛り込むドラマがスカスカというのは、何とも勿体ない話である。
高揚感がなかった
好きなSFで謎があって見事に回収されていって、普通なら面白い!って思えるはずなのに、何故か興奮しないまま終わってしまった。
NASAの座標を見つけるシーンは未来からのメッセージだと思うんだけど、違うのかな?
バイナリのメッセージをどうやったんだろ?よく分からなかった。
他にも5次元の解釈がおかしい気がする。
1次元は線上
2次元は面上
3次元は空間上
時間の座標が追加されるのが4次元
ではないの?
我々は3次元で生きてるのかと思ってた。
よくわかってないだけのような気がするけどね。
ブラックホールに突入した後、あの格子状の空間に出るのだけれど、あれが5次元空間だとすれば、あの時間帯のあの家にどうやってたどり着けたんでしょうか?たまたま?
最後の最後で、たまたま?と思わせちゃうあたりがのめり込めなかった原因かもしれません。
荒廃した未来、希望を目指して
地球が荒れ果て、子供を置いて新しい星を探しに宇宙に出る。
家の本棚からメッセージが分かり、解体されたはずのNASAを見つける。そこでは、新しい星を見つける計画が進んでいた。人類を脱出させるA計画と見つけた星で人類を増やすB計画があり、すでに送った宇宙船により3箇所の候補があった。
最初は水の惑星で重力が強く、時間の流れが遅い。次は氷の惑星で送った隊員が生きていた。最後の惑星はアメリアだけが向かう。
主人公のジョセフクーパーは五次元の存在により救われ時間を超越する。
親子の愛が込められてる
マン博士はその名の通り人間の象徴なのだろうか…
もう何度鑑賞したか数えていないけど、観る度に覚える感動と気付なかった気付きがあって何回でも観てしまう名作。
農作物の疫病が流行って地球に人が住めなくなる時代に、次に人類が住める星を探しに行く元宇宙飛行士の話。
"起こりうることは起こる"というフィクションの中にノンフィクションを持たせるようなこのマーフィーの法則も、物語の中のクーパーのように私自身すごくお気に入りの法則になりました。
観る度にいい台詞だなと感じたり、映像に圧倒されたりするこの作品。
目に見えない誰かからのメッセージを感じ取り、行動に移す女性の強さと美しさが描かれてるところがとても素敵でスピリチュアルだと思った。
ブラント博士にしてもマーフィーにしてもそう。
愛をこんなにも理知的に描いた映画を観たことがない。
よーく考えてもやっぱりストーリーの細かい部分は難解で分からない。それなのにこんなにも観ていて心揺るがす物語はなかなかないと思う。
これが上映された時代に生まれて来ることができて良かったとさえ思える素晴らしい作品です。
ノーラン最高傑作!!
「ダークナイト」がついに自分の中におけるノーラン最高傑作の座をこの作品にゆずりわたした。
凄まじい映像は「2001宇宙の旅」を思い出させる。
最初の水の惑星への上陸シーンはアイスランドで実際に撮影。それに加えて環境問題とか取り入れつつ、細かいところまで正確に作ってるのがほんと尊敬。
この映画で好きになった1番の俳優は主演のマシューマコノヒー。技術者と父親の両面をもった1人の人間をうまく演じていたと思う。文句つけるなら、途中で出てくるアンハサウェイの"言い訳"はダサいと思う。何言ってるかよくわからんかってイライラした。
この映画の凄いところは、この映画の脚本書くために弟のジョナサンノーランがカルフォルニア工科大学で相対性理論を学んだところとかエピソードが豊富ってところもあるけど、何よりも軸が明確だということ。
主人公は最後四次元超立方体テサラクトとかいう訳のわからん世界に行ったけど、そこでも娘をめちゃくちゃ想っていたこととか、その想いが娘に通じたところとか。SF映画なのにサスペンスというよりか家族愛を描いた作品ってところが秀逸だと思う。
技術とか哲学とかを重視していた「2001」よりも、人間をテーマに描いた話の内容に親しみを覚えやすかった。マン博士はマット・デイモン。マン博士も中々癖のある役で面白かった。
都合よすぎで楽しめない
U-Nextで評価が高かったので見ました。正直期待はずれ。ストーリーが粗くて、都合よすぎ。NASAの研究所へ至る過程、身体検査や訓練や学習もほぼ無しでいきなり宇宙飛行士で出発するのは無理でしょ。機器も最新になっているのだし。地球が砂嵐で覆われて、食料も育たなくなった理由は何?未知のワームホールも先発隊がいるにしても、同じ所に到達できるの?訪れて調査するにしても、いきなり上陸でいいの?回収するにも、探知器とかでロボットで可能?上陸していきなり津波?先遣隊のマット・デイモンは、何がしたいの?自分が戻っても地球は滅びるだけなのに。ブラント博士(アン・ハサウェイ)と道が分かれるにしても、相談せずに勝手に決めるって絶対やっちゃいけない。結果、どうなったか。ガルガンチュワに引っ張られる力を使うにしても、恐ろしく精密な計算とタイミングが必要だが、それを手動でって無理じゃない?何か高次の存在が協力しているにしても、五次元世界に人間が入って、更に都合がよく、自分の家の本棚に繋がっていて、娘に信号を送るってどうなの。しかも、送られてきた信号が、父からの物と仮定しても、何に関わる情報かは解読が大変だと思うのだが。
映像は綺麗で、宇宙船や機器も良くできているし、時間の進み方の違いを題材にしているところも面白いが、宇宙での旅をあまりにも都合よく描きすぎているのが難点。それもあって、感動には繋がらなかった。
高度な授業を受けてるみたいで頭フル回転になるがなかなか知的で面白い
まずこの話は、“マーフが有能すぎる“ この一言に限る。
人類を救ったのは勇敢な探検クルー達と主人公のおかげもあるが、
マーフのファインプレーなしではプランAは到底可能にできなかっただろう。
普通の一般人ではただ本が落ちたり時計の針がピクピクしてるくらいではあんな解読の思考すら湧かない。
最後はプランBの実現も希望の光が差して終わりは気持ちがいいものがあった。
全体を通して宇宙の神秘や科学、そして愛の無限の可能性を考えさせられてなかなかに知的で面白かった。
“愛というものは時空を越える“
恋人も家族も子どももいない人にとっては、
(アメリカ映画は戦闘ものだろうが何だろうがいっつも愛だの恋だのばかりこじつけてしゃらくせぇな)とも感じるが
そう信じたいと思えるほど美しいものなのは分かる。
科学では証明できないものはこの世界にいくつもあるのは事実だ。
宇宙についての探究は興味深くてワクワクするものがあるからもっとこういう映画が増えるといいな。
映画館でエヅきながら泣いたの唯一
■良い点
- 宇宙物理学に基づく決めの細かい設定
- 展開が美しい
- 映像が美しい
- 家族愛
■悪い点
- (考え中)
SFモノは本当に当たり外れが大きくて、近年良作は記憶にないです。
だいたいSFテイストメロドロマで、ちゃんと作ってもどうせわからないでしょ?
みたいな少し小馬鹿にされた設定やストーリー展開が多い(気がします)
なので、見始めたときも全然期待してなかったです。
本格SF映画で家族愛なんか描けないんですよ。と思いながら映画泥棒の映像をみていました。結果エヅきながら鳴くという人生初体験をしてしまいました。
すごいちゃんと作られて、後から考察動画などをみて知るのですが、ギリギリのところで無理はあるけど物理学上破綻のないところでストーリーを構成しています。(最初の星から帰る辺りですね)
結局言いたいのは クリストファー・ノーラン スキ❤ ですね。
後半30分が特に良かったな
中盤まではめちゃ普通。
てか退屈かもしれないというレベルだが、後半30分で一気に面白くなった。普通はブラックホールに巻き込まれたあとや後日談はカットされがちだが、みんなが見たい展開が全て詰まっていた。
5次元体験したい。
時間と重力
ゼログラビティと同じくらいよく作り込まれてます。
時間や重力など映像で表現するのが難しいところを分かりやすく映像にしてくれています。時間の流れは重力によって異なるのが考えさせられました。
なんでもブラックホールで解決しすぎ&展開が読めすぎる
何でもかんでもブラックホールの謎理論で解決という流れがそもそもキツかった。
本棚が落ちる場面など、初見からメッセージだと分かる分かりやすすぎる伏線があるのはまあ良いんですが、最終的に伏線回収で”ブラックホールはすべてを解決する”みたいな解決だったので一気に興味薄れました。
近年の名作といわれるのが、こんなもんかというのが正直な感想。
映像は綺麗だし、最後の締めも非常に納得感のあるものでしたが、
特別印象にも残らないかなと思います。
自分が科学知識について勉強熱心なせいで、深く入り込めませんでしたね。
自分が見終わった感想は、特に現代科学に興味ない人はこんなもので感動できるのかーというものだけでした。
逆にSF・科学=魔法みたいな捉え方ができる方は結構楽しめるのではないかと。
カメ止めのような読後感
友人が一番好きな映画と聞いてみてみました。
しかし、私にはあわなかったようで、何度か挑戦したものの毎度途中(他の惑星行ったところ)で飽きてしまうんですが、やっと見れたので記録として残します。
2時間50分のうち、2時間20分で起承転結の転がおこる。2時間35分から結。
ながい…。そこにいたるまでがながい……。
・この世界はこうです
・登場人物はこういうことで悩んでいます
・解決方法を見つけました
・その解決方法は犠牲が伴います
・解決方法を試します
・少しづつ犠牲の範囲が広がってきました
・解決方法だと思っていたものに問題があります
・絶対絶命
からの転(2時間20分)。
つまり、2時間20分までずっとこの世界と登場人物の説明。そして、わりとセリフ映画。
丁寧といっていいのか、説明が長いというのか。
本当に、中途半端に雑多な知識があるせいで「え?ワームホールってこんなんだっけ?」とか「ブラックホールって、粒子が分解するのでは?」とか。「星は明るいけど、光源どこ?」とか、めちゃくちゃどうでもいいところで思考が止まってしまったのも残念。
多分、映画館でみたら「こういうもの」って思うんだろうけど、家だと雑念が多すぎる〜〜〜。
ただ、転からの回収があまりにも綺麗。
たたみかけが美しい。もう一回みたくなる作品!
「ハァハァ…ながい…ながい…」って思っていたところで、急激な音楽の変化。テンポの変化。彩度・色味・暗い展開からのハッピーエンドへの助走。キャラクターへの愛。
いや〜〜〜〜〜すごかった。
カメラワークも面白かった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私にとってカメラを止めるなみたいな感じでした。
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