インターステラーのレビュー・感想・評価
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見ごたえがある!
難解な理論は全部理解しなくても楽しめる!
物理学が得意、好きな方には物凄くハマる映画
感情移入しました
科学と非科学、理論と感情。これこそが映画。最上級のSF。
全てが詰まっている。
様々なテーマを盛り込みつつも、どれも必然的で邪魔臭くない。
SF映画に現実的な理論(フィクションか否かに関わらず)を盛り込むと、複雑で話が理解できなくなる。
また、終末的な映画によく見られる安易な人間愛や家族愛など、壮大な世界観とかけ離れてニッチなテーマに終始することもない。
何よりも素敵なポイントは、その世界の状況についてプロローグを挟まず会話だけで観客に想像させた事だ。
観客は登場人物の少ない言葉で世界観を想像する。
全ては分からない。
漠然と、そしてストーリーが進むにつれ少しづつ明確になる世界のカタチ。
余分な世界観を語らない事でメインのテーマに注視できたし、サブテーマにも多く気付けた。
相対性理論やワームホールの説明にしても、非常に簡潔に要点だけを伝えている。
無学な私でも、何が問題であり何が必要なのかが分かるように説明的になりすぎずに自然に成り立っている。
この、観客の思考を邪魔せずに注目させたい部分に注目させる、という映画は本当に貴重だ。
多くの映画は説明が蛇足になったり、あるいは言葉足らず過ぎてご都合主義の展開に見えてしまう。
観客に推理させ、タネ明かしする二、三歩前に正解を示唆する手法が私には心地良かった。
正直、ストーリーにおいてここまで秀逸な映画は本当に稀かも知れない。
少なくともSF映画では間違いなくトップクラスだろう。
映像もまた、広大な宇宙が自然と同じように残酷であり、未知であることを再認識させてくれる。
様々な事象が見事に帰納していく展開、茫漠とした絶望からの回帰、作中では語られないストーリーの裏側までをしっかりと考えながらご覧頂きたい。
ある事に気付いた時、170分という時間では到底表現出来ない、限りなく無限である事の恐怖と切なさ、そして感動を経験できるだろう。
アメリカのファミリー向けSF大作!
C・ノーラン好きだけど、やはり長尺!辛い。
壮大でいい映画
壮大な物語
ラストシーンに感動
事象の地平線を越えて辿り着く驚天動地のラストが美しい傑作です
ノスタルジックな現代のSF作家、ノーラン
観終えた後、ロバート・A・ハインラインの「夏への扉」を読んだ時の、不思議でいて爽やかな感覚を思い出した。
アイザック・アシモフ、アーサー・C・クラーク。SFが空想科学小説と呼ばれていたSF黄金期のテイストが、この作品にはある。ノーランもきっと、少年時代にこれらの作家の小説を読み耽ったに違いない。
クリストファー・ノーランは、類稀なストーリーテラーである。人を〝えっ⁉︎〟と驚かせるような仕掛けやトリックが大好きで、卓越した発想力と確固たる構築力で、思いもよらぬ物語を紡ぎ出す。プレステージしかり、インセプションしかり。
今回の作品も、時空を超えた大トリックがひらめき、それを縦軸に、父子の愛を横軸に盛り込んだのではないだろうか…
最後のどんでん返しに持っていくためには、細部の腑に落ちない部分や、あれあれ?というラストも、もう許せてしまうのである。
そして、ともすれば科学用語の連続についていけなくなりそうな瞬間も、主演のマシュー・マコノヒーが、体温を感じさせる人間臭い演技で、ストーリーをうまく牽引している。
ズンと胸を打つ演技。彼って、こんなに上手い役者だったのかと、改めて感心した。
ハンス・ジマーの、無音を効果的に取り入れた音楽も素晴らしかった‼︎
兎にも角にも話が面白く、グイグイ引き込まれ、3時間弱という長さも気にならなかった。前作の「ダークナイト・ライジング」の残念さを払拭の一作である。
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