インターステラーのレビュー・感想・評価
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納得の三時間
五次元の旅人
自分、熱心なクリストファー・ノーラン信者ではないのですけども、彼が宇宙モノをやると知った当初は戸惑ったんですよね。んー、んーいや、違うか。宇宙モノやることに対しては違和感なかったんだ。予告を観た時ですね、戸惑ったのは。「えっ何これノーランらしくない」と思って。
いつもなら予告からでも、こう、迸るでしょ。ワクワク感というか昂揚感が。それを全く感じなかったんですよ(感じた方は御免なさい)。ノーラン節全開!みたいな“らしさ”がなかった。多分ね、これ生粋のノーラン信者も戸惑った部分だと思うんですよ。
ですから公開前は自分、「これじゃあちょっと観る気にはならねえや……」と。劇場に足を運ぶの、渋ってた時期があったんですよ。
でも、思えばノーランって荘厳というか壮大というか、やたらと自然の奥行き、空撮での雄大な風景を場面場面で挟みたがる人だなあ、と思ってて。多分『バットマンビギンズ』辺りからそれが顕著になってきたのかな。その延長線上にこの映画はあるのかもしれないな、と思い直したんです。星間移動や惑星探索がメインになってくるから、好きなだけ大自然を映し出せますもんね。
これまで撮ってきた映画はそのテーマ上、景観をそんなやたらめったらの大分量で入れる訳にはいかなかった。例え入れても大いなる蛇足にしかならない訳で。今回は存分にヴィジュアル革命が出来るしなあ、と。
ま本人がそんな風に思っていたかは兎も角。
映像はこれまでのノーラン作品よりも破格の美しさで迫っております。
圧倒される宇宙空間、未知の惑星風景、前人未到の未体験ゾーン……の数々で、それはそれは大成功を収めておりますね。ああ映画館で映画を観ているなあ、という満足感。
そして何より、これは正真正銘クリストファー・ノーランの映画だということですよ。観ながら安堵しましたね。間違いなくノーランです。当初に感じていた不安は杞憂だったのです。
『メメント』『プレステージ』『インセプション』等で魅せてきた見事な伏線張りの総決算と言うべき作品ですよ。見事というほかない。冒頭で持ち上がった謎がクライマックスで次々に明かされていく気持ちの良さというか腑の落ち方、その答えに背筋がゾクゾクとするほど打ち震えましたね。
高尚で難解なテーマを扱いながらも、それを彼らしさで処理していく物語捌きの妙味。キューブリックの件の映画にもしっかりと目配せが出来る配慮の良さ(人工知能搭載のロボットがモノリス型だったり)。
彼が本当に撮りたかった映画は『インセプション』だと思ってたんですけど、あれは通過儀礼だったのかもしれません。本懐はここにあったんじゃないかしら。
『インターステラー』。大傑作です。
ノーランの法則
クリストファーノーラン監督なので重厚な雰囲気は想定内。
前半は地球の環境破壊の恐さ、中盤は宇宙の恐さをじっくり味合わせた末に、後半の父と娘の絆の話でフィナーレを迎える。
このラストのオチに至るまでの伏線は前半で地味に出していくので少々眠くなりそうなドラマ部分も丁寧に見る事をオススメしたい。
マシューマコノヒーのエモーショナルな演技も見所。
歴史に残るSF映画の仲間入りが出来るかは微妙なところだけど「2001年宇宙の旅」や「スターウォーズ」を見てきた方にはニヤリとするキャラが登場。コイツがなかなかの活躍ぶりで、重厚な雰囲気の中でホッコリさせてくれるあたりも見所。
「世界が号泣」なんてキャチコピーがついてたりもするが、この映画はデートムービーではないのでチャラいカップルには決してオススメしない。
また泣きたいから見に行くようなミーハーなファミリー映画でもない。
小説を読むかのようにじっくり味わって見て楽しむ映画だと思った。
結果としてはクリストファーノーラン節健在といったところでしょうか。
ハードSF!
うーん微妙
感想は...好き嫌いが凄いわかれる映画。だと思います。
とにかくこの内容で169分は長い。自分は2度寝そうになったww
SF大作みたいに荒廃した都市がドーーン!とかはありません。到着した惑星だって全部海とか、岩だらけの惑星とかだけ。笑
※イメージしやすいように...
地球シーンは主に3カ所の場所しか出てきません。
1).主人公が住んでる田舎っぽい場所の畑と家
2).その田舎っぽい街
3).研究施設
ネタバレは、前にMontanaさんが書いているのであってます。
それにしても...どんな気持ちで見たら良いのかよくわからない。親子愛が軸?なんだろうけど、面と向かっての共演シーンは前半(娘が子供)と人類存亡回避後(娘バアちゃん化)の数分のみ。【五次元?でのコンタクトは会話したわけじゃないので入れないで】
でも、面白かったのは最初の惑星に行き(このときに男の乗組員1人津波にのまれて死亡)、宇宙船に帰還してきて23年たってしまったことを知った後。その間、宇宙船で待っていてくれた黒人乗組員が保存してくれていた、通信動画を見るシーンですかね。
最初、少し成長した息子(主人公には息子もいる)がうつって「パパ彼女が出来たよ♪」→成長した青年が「パパ子供が出来たよ♪」と伝えています→次の通信は、そんなに成長してませんが悲壮感丸出しの顔で地球がヤバいことを伝えてる。というところですね。
ちなみに、マットデイモンが出演してます。
壮大な夢
説得力のないシナリオ。
そざつな設定と場面展開。
沢山あり過ぎて言い尽くせないけど
その中のいくつかを挙げてみると
1.RV車のパンク状態であんな走りはできません
2.おそらく50mはあるかと思われる津波で・・遠くに居てたアンハサウェが金属積み木みたいなロボットに助けられて(女性を抱える前の移動方法からして女性を抱えて走れないだろ)近くに居た男性は死ぬって
3.津波をしのげたのも、津波をなめたシナリオだと思うがそれは許すとして、しのいだ直後に長いお話画面が続く、あんな津波の後、機器の状態掌握するだろ・・普通。映画で言いたいことを観客にこんな場面設定で語り続ける映画って程度低い。
4.23年もワープ航行して、その距離隔てて地球と電波交信できません。これも交信できると100歩譲っても電波が地球に届いて戻ってくるのに電話みたいなわけにはいきません。インターネットでずっとつながってたという指摘はHEROSEのヒーローでもいないと無理。しかも画像が鮮明で電波状態良好すぎる。
5.地球で23年後に23年前のベンツとかモデルチェンジしてない車ばっかりが走行してる
6.津波のときあの積み木ロボットどうやって船外に出たんだ、どうやって船内にあんなにすばやく(外に居てた人間より先に)入ったんだ。
6.絶壁の谷の風景なのに落ちてみたら平坦な場所で格闘がはじまる。
ストーリーは
作者の夢を映像化したような内容。映画を楽しんでもらおうとか整合性を保とうとか、備品の時代考証などめちゃくちゃ手抜き。ストーリーもぶっとぶ。
ダークナイト、インセプションで大当たりしたけどその後どうしていいのかわからなくなってしまっている精神状態で兄弟で作ったって感じが出ていて泣ける。
オワコン脳乱。
期待しすぎるのはあまり..
Christpher Nolanの最新作"Interstellar"公開日5日にさっそく鑑賞させてもらいましたがあまりにも知的かつ会話の内容は主に理論に基づいての話なのでついていくのがなかなきつい映画ではありました。
俳優陣はかなり豪華でMatthew Mcconaughey、Anne Hathaway、Jessica Chastain、Michael Caine、んで脇にCasey AffleckとJohn Lithgowそしてもう一人有名な俳優がカメオ?出演しています。演技面に関してはかなり問題なく感情移入はしやすいが対人関係の映写がうすいのはちらほらみとどけられました。音楽を担当したHans Zimmerも宇宙の壮大さを表すような曲をちゃんと仕上げておりこちらは自分はかなり満足。
長くなりましたがStoryについて、ご存じのとおり、環境的に住めなくなってきている地球(エンジニアは必要とされていなく農家の人間が必須の世界)NASAの科学者DR.Brandは地球を救うというより離れることを決断。Cooper(Matthew)(肩書きエンジニア、パイロット、農夫。)は他の科学者とともにWormholeを使い他の惑星に行き住める星を探しに行くという話。主な重点はCooperとその娘Murphyの絆。Cooperは宇宙で住める星を探しMurphyは地球でDr.Grandが行き詰まっている問題”どのようにして全人類を宇宙に送るか”を手伝いと。ここからネタバレでまず最初にCooperが一つ目の住める星候補を調査と昔放たれたドローンのデータの回収しに行くがあまりにも気候が悪くというより毎回高い津波が押し寄せる激しい惑星であったため帰還するが21年か23年くらいたってる。(この惑星の隣にBlackholeがあり惑星の時間軸をまげているのかな?、それにより時の経過が一時間で地球時間7年分というね)宇宙船で待ってた黒人も最初は30歳くらいだったけどCooperとDr.Brandの娘が帰還した時はだいぶ年寄りに笑 まあなんだかんだ進んでいきDr.BrandがMurphyに語る本当の真実、彼いわく人類を宇宙に運ぶことは不可能でCooper達は人類の新しいスタートとしておくられただったかな?そのことによりMurphyは打ちのめされることになる。最終的にCooperは地球に戻るためBlackholeの中に人工知能を積んだロボットと共にダイブ(理論ではパチンコみたいな感覚で地球に戻るみたいな)。そこで見つけたのは五次元の存在になった人類の存在。彼らは三次元から五次元に進化したらしくかつWormholeを作り上げ人類の存亡を手助けしていたとか。過去に戻ることは出来ないがシグナルは送れることが出来るのでCooperはMurphyにデータを送り人類は存続することになる。Cooperは地球?というより宇宙船に帰還約80年以上たっておりMurphyは80か90くらいの老人に。二人は再開はしたがMurphyはCooperに自分が死ぬ所見せたくないということもありCooperに一人きりのDr.Brandの娘を探しに行けと言う。(この時点でDr. Brandの娘は一人で住める星を探している。)そのままCooperは船にある戦闘機に乗りDr.Brandの娘を探しに行く旅にでる、そしてDr.Brandの娘は住める星を見つけ佇んでいる状態で映画は幕をとじました。駄文かなり申し訳ないですが、この映画の疑問はやはりTime Paradoxですかね。だんだん何書いてるか分からなくなったんでこれくらいにしときます。長文、駄文、ネタバレ申し訳ないです。
IMAXで見る価値があるのか
(デジタル)IMAXで鑑賞してかなり後悔。
(惑星ナントカ+2001年+ウラシマン
+インセプションのアイデアのリサイクル)
÷6ぐらいか(苦笑)
リアリティー重視とか回顧主義なのはいいが、
ダークナイト・ライジングの時と同じで、
結構ノイジーでボヤけた画質にがっがり。
またアナログに徹しようとしたために、
どうしてもCGでないと表現出来ない部分は、
ごっそり端折ってるんで、
あまり期待しないように(苦笑)
まぁ色んな「言いたいこと」を盛り込もうとして、
肝心な社会学的部分が弱く、でも哲学的でもなく、
共同幻想と対(家族)幻想の逆立性とかも、
言いたいのかと思ったが、そうでもないし。
画質と同じくテーマもなんかぱっとしない。
アン・ハサウェイのモノローグが象徴するように、
映像表現とかストーリー展開を通してではなく、
結局役者に陳腐なセリフを語らせてしまっているし。
見終わって思ってしまったのは、
地球上の人類が滅亡したって別にいいじゃない(苦笑)
一見深いようで後味はペラペラ。
最後のシーン、なんでアン・ハサウェイだけは、
例外的に歳を取ってないのか?無茶苦茶だよ。
何言ってるかわからないけど面白い
ノーラン監督最新作です。予告編見て地球を飛び出して移住する星を探す。そして169分の長尺という知識だけでした。
冒頭から幽霊がどうとか出てきたので正直リアリティがないのかなーなんて思ってたんですが、物理のよくわからない話や、さすがの映像美に騙されあっという間に引き込まれていきました!
ラストはやっぱないわなーで終わるのですが、それまでの父娘の関係とかに泣きます。まさかノーランで泣くとは。
途中で、アナタ出てたの!?というゲストがいたり3時間飽きずに見れました。
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