「マコノヒーで大正解。」インターステラー ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
マコノヒーで大正解。
劇場でチラシを見つけた時から、あーあと思っていたのが、
演技派マコノヒーが宇宙へ行っちゃうことだった。
大ヒットしたゼログラも確かに映像は素晴らしかったけど、
サンドラがぐるぐる回りながらギャーギャー喚いているのが
予想以上に長く感じられ、今度はマコノヒーがぐるぐる
するんじゃ耐えられないよな~なんて思い込んでいたのだ。
おまけに監督はあの!完璧主義者といわれるノーラン節。
あぁ~ダメだ、想像以上に難しいぞ、きっと理解できん!と
ほぼ完全に諦めていた。A・ハサウェイも出るの?と嬉しい
キャスト陣なのに、座席予約の時もぬぼ~っとしていた。
が。今回のは想像と違っていた。難しいSF用語や哲学的
表現は出てくるが、ほぼざっくりいって親子の絆、がテーマ。
え?ノーランなのに?と思う位ノーラン節ならぬ浪花節全開。
苦しくったって~。悲しくったって~。の頑張りを、お父さんの
マコノヒーが全身感情体で演じている。まぁ何て観やすい。
でもSFマニアは、何じゃこりゃ!?だったと思うんだけど…
中でも納得がいったのは娘マーフ役で、子役~J・チャスティン
~E・バースティンとくる。なんて皆さん知的な顔なんでしょう!
ジェシカがどこに出てくるのか?と思っていたので納得至極。
きっと娘がカギを握るんだろうなーと(冒頭から中盤までの全く
退屈で長い農場の家での場面)、あれが後半の軸になるんでは?
と思ってたら本当にそうだった。だからあんなにしつこいのね^^;
しっかし驚いたのはカプセルから出てくるあの人。出てたの!?
いいの、あんな役で(爆)
息子からのビデオレターの場面。
あんな表情はマコノヒー以外誰が演じられるだろうかと思った。
2001年宇宙の旅はもちろん、宇宙戦艦ヤマト、月に囚われた男の
必ず地球へ帰る感がヒシヒシ感じられる、やはりSF浪花節映画。
(結局マコノヒーで大正解、よかった。なんか凄い纏め方してるけど)