「ロボットのTARSがヒーロー」インターステラー 月子さんの映画レビュー(感想・評価)
ロボットのTARSがヒーロー
169分の長尺作で前半はこのシーンは必要なのか?と思わせる部分が伏線になっており、怒涛のクライマックスを脳内に叩きつけられるSFラブストーリー。
正直、苦い展開が多く少数精鋭のアストロノートのクルーに違和感が付きまとう。それは感情的すぎるブランド博士に共感を持てなかったからだ。
もちろん映像表現はこちらに迫りくる創造性豊かなものが多く、マシュー・マコノヒーの眼圧鋭い演技にも惹き込まれました。
ノーラン監督作の中で個人的には「インセプション」を超えるものではなかったのが惜しい、これは好みの問題で愉快な仲間達がまたいれば違ったのかも。
ロボットのTARSだけがユーモア溢れるキャラクターで、それは救いでした。
「愛は地球を救う」とよく言うが、父娘の時空を超えた家族愛に注視するより、息子くんの存在が薄いのは切ない。
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