「私たちはアイを知ることが出来るだろうか」インターステラー keiさんの映画レビュー(感想・評価)
私たちはアイを知ることが出来るだろうか
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日本語吹替版にて3回目の鑑賞。
アイを知る存在は、超えられ、アイを知らない存在は穏やかな夜を知る。アメリアの台詞/アイには、もっと何か、意味があるのよ/には、私たちが銀河を越え、滅びを免れる叡知(Hint,Hope)が含まれていると思う。オイラーの等式に用いられるi、電流を表すi、親友となるAI、底見えぬ深淵を持つeye、私という存在についての情報を1文字に含んでいるI、意図されたものか、偶然か、何処からかふと湧くアイ・デアr、父と子の、断ち得ぬ絆としての愛。観測出来ないアイを、私たちは信じることが出来るだろうか。それはさて置いて、マーフの/パパは必ず帰って来るって云った/のシーンで毎回泪が出るのは何故だろう。ロミリィの/あれ、あッ、あれ、あれだ、ワームホール(興奮)/クーパーの/分ァかってる、唾飛ばすな/がイイのは、何故だろう。TARSとクーパーのやり取りに、この上ない親しみと楽しみが感じ取れるのは、何故だろう。きっと、この映画がアイを教えてくれているからだろう。素晴らしい映像、音楽、脚本。この宇宙での”169分”という時間を感動で満たしてくれて、ありがとう。クリストファー・ノーラン監督、キャストの皆さん、制作スタッフの皆さん、最高!。
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