ダイアナのレビュー・感想・評価
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ダイアナが掴み取りたかった ささやかな幸せ
ダイアナの命日は1997年8月31日。今月末であれから28年が経つ。
先日、某クイズ番組で過去の出来事を当てる問題が出題された時、ダイアナ妃の映像が映し出されても 20代のタレントさんは VTR中の彼女を「ダイアナ妃」だと答えることができなかった。
周りの空気を薔薇色に変えてしまうくらい魅力的な輝きを放っていた「世界一有名な女性」も、今の若い世代では知らない人が珍しくないのかもしれない。
この映画が公開されてからも すでに約12年が経つ。
評判は今一つだったようだが、公開当時、私にとっては興味深い内容だった。
驚いたのは、ダイアナの最後の恋の本命がドディ・アルファイド氏ではなく、ハスナット氏だったこと。ドディとの交際がハスナットに対する「当てつけ」のように描かれていたこと。
日本のワイドショーを見て、何となくダイアナ妃のお人柄やご一家とのこと、事件の顛末等を分かった気になっていたけれど、全然だったんだな、と。
ケイト・スネル著『Diana: Her Last Love』を基にしたこの『ダイアナ』が真実に近いとするならば、ダイアナは彼女自身の大きすぎる存在感や宗教・人種・歴史・政治などの問題によって 最愛の人とは結ばれることなく短い生涯を閉じた。
王室に狂わされたと言っても過言ではない彼女の人生。彼の故郷を訪問するくらい真剣だったハスナットとの恋。王室では満たされることのなかった、自分が愛するのと同じくらい愛されたい気持ち。
相思相愛の大恋愛が彼女の晩年を彩っていたことが、僅かな救いに感じた。
愛に飢えたフツーの女性
チャールズがきちんと向き合っていれば、息子たちとも一緒におれたと思うし、あれほど愛に飢えることもなかったのかな?と思う。
医師が外国人で宗教が違っていたこと、注目をされたくない性格であったことなども相まって順調に結婚まで進められなかったことも不幸だなと思った。
ドディ氏とは疑似恋愛だったのかな?当てつけだった?そこに関してはちょっと謎ですが、最後まで本当に好きな人と一緒でなかったことが本当にかわいそうだし、あれほどパパラッチに追いかけ回されたらおかしくなるのも当たり前。
チャールズのせいで…と思うと腹ただしいし、不倫相手と再婚し国王となっていることに英国人ではないけれど納得できない。
英国人はどう思ってるんだろう?
チャールズが出て来ないのがいい!
最近の順番として、
最初『スペンサーダイアナの決意』、
次に『プリンセスダイアナ』、
次に『ダイアナ』
次に『ダイアナ世界を揺るがせた7日間』、
ご本人をドキュメントで観てしまうと、
クリスティン•スチュワートさんも、
ナオミ•ワッツさんも、
ブロンド美人さんにしか見えず、
ダイアナ妃とは似ても似つかない。
お顔も背丈や肩幅とか全然違うし、
存在感が全く違いました。
改めてダイアナ妃の何人にも替え難い
素晴らしい人だったことを認識しました。
あの心臓外科医の方の事もどうなのでしょう?
伝記的な作品なら、付き合っている様子を描くにも描き方があったと思います。
ダイアナ妃は、反論できませんから。
もっと地雷撲滅に多大なる貢献をした事をクローズアップしても良かったのでは、と感じました。
世界一有名な女性の重圧
似てない…
愛を求めて苦しんでいた真実のダイアナを描く姿勢には好感だが、普通すぎて魅力的に見えない
オリバー・ヒルシュビーゲル監督による2013年製作のイギリス映画。
原題:Diana、配給:ギャガ。
時節がら、英王室に興味が湧いて視聴も、ダイアナ最後の2年間に絞った内容であった。ケイト・スネル著書『Diana: Her Last Love』にインスパイアされたと、タイトルバックに表示されていた。
離婚も含めて医師の恋人の存在など全く知らないことが多く、興味深くはあった。
ダイアナが車で自由に外に出てたこと。そして、住んでいるお屋敷の警備員が、車体が沈んでいるのを見てハスナット・カーン医師が車内に隠れてると判断してたこと。後半では、彼のダイアナにとっての重要性が認識されたのか、自由に警備員に関門を通されていて面白かった。
ダイアナがドディ・アルファイドとのクルージングでのキスシーン等を、パパラッチのジェイソン・フレーザーに意図的に撮らせていたことには驚愕した。フレーザーの証言も有り、事実らしい。お別れ状態になっていたハスナット・カーンの嫉妬心に火を付け、もう一度よりを戻そうとする作戦だったらしい。方向性は間違っている気もするが、何とも切ない乙女心で、ひたすら電話をかけて返事を待つ姿に、同情を禁じ得なかった。
ダイアナがディスコに行った夜、路上で見かけた男女を見かけて車を降りてのやりとりがあったが、何をしたのか良く分からなかった。いかにも悪の男の方と揉めていた様にも見えたが、ダイアナはいったい何をしたのだろうか、男は麻薬密売員で、女への販売を止めた?
「J・エドガー」のナオミ・ワッツは魅力的であったが、この映画での彼女は、演出及び脚本のせいだと思うが、ダイアナ役としては普通の女性すぎてかなり物足りなかった。まあ、渡辺典子さんによるヘアは素敵で、遠望からの見た目はダイアナにそっくりではあった。
オリバー・ヒルシュビーゲル監督の作品らしく、安易な解釈は排除し、出来るだけ客観的に真実を描こうとする姿勢には好感が持てた。
製作ロバート・バーンスタイン、ダグラス・レイ。製作総指揮マーク・ウーリー ティム・ハスラム、ザビエル・マーチャンド、脚本スティーブン・ジェフリーズ。撮影ライナー・クラウスマン、美術ケイブ・クイン、衣装ジュリアン・デイ、ヘア・メイクアップ渡辺典子、
編集ハンス・フンク、音楽デビッド・ホームズ、 キーフス・シアンシア。
ナオミ・ワッツ(ダイアナ)、ナビーン・アンドリュース(ハスナット・カーン)、ダグラス・ホッジ(ポール・バレル)、ジェラルディン・ジェームズ(ウーナ・トッフォロ)、
チャールズ・エドワーズ(パトリック・ジェフソン)、キャス・アンバード(ドディ・アルファイド)、ジュリエット・スティーブンソン(ソニア)、 ダニエル・ピリー(ジェイソン・フレーザー )。
So what?
ハスナット・カーン医師
孤独感と存在感
何のために製作されたのか、その意図がいまいちわかりかねる。色々な見...
ナオミ・ワッツがダイアナ妃に見えないのが致命的。似せてはきてるんで...
世界から注目される覚悟
ダイアナ妃・・
【今作は、故、英皇太子妃の半生の哀しみを忠実に描いている秀作である。】
パパラッチ・・・
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