「幼稚で勝手な男が何故か美女二人に惚れられるファンタジー。」バルフィ!人生に唄えば さぽしゃさんの映画レビュー(感想・評価)
幼稚で勝手な男が何故か美女二人に惚れられるファンタジー。
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凄く評価が高いんですね……。
耳が聞こえず、言葉で自分の気持ちを表現できないバルフィですが、手話を理解できない私ですら彼が何を言いたいのか分かる。
手話と体と表情で、気持ちを伝える。
ランビール・カプール、凄く上手い俳優さんです。
バルフィの気持ちを代弁するのが、インドのポップス?です。ミュージカル的です。
また、チャップリンからMrビーン、ジャッキーチェンなど、色んな映画のオマージュに満ちている。
バルフィを愛する二人の女性も、一人は絶世の美女、もう一人は天使のような愛くるしさ。お洒落でポップで仕掛けに満ちた、ラブストーリーです。
けれど一番弱いのが、そのラブストーリーの部分。
バルフィが幼稚な男で、シュルティ(イリヤーナ・デクルーズ)とジルミル(プリヤンカー・チョープラ)の女性二人を、不幸にしてるんじゃないか?途中でイラってした(二股!)。
ジルミルといる時はシュルティを追い求め、シュルティが手に入ったらジルミルを求める。勝手な男だぜ。こんな幼稚で勝手な男に惚れる美女二人に、全く説得力がないように思えました。
人間としてはユニークで魅力があるのかも知れないど、男としては0点でしょ?
この三角形のエピソード、いるかな?プリヤンカー・チョープラも凄く上手い女優さんで、この二人の純愛で良かったんじゃないかな?
でも、誰に感情移入したのか分かりませんが、一瞬泣けるシーンあり。
多分、ラブストーリーで泣いたのは、初めてです。
迂闊。
しかしインド映画、本当に頑張ってますねー!
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