アメイジング・スパイダーマン2のレビュー・感想・評価
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これで終わりだなんて惜しい作品。
親愛なる隣人スパイダーマンことピーター・パーカーの毎日は大忙し。元カノのグウェンに死にかけの親友ハリー、そしてヤンデレ気味な電機技師のデュロイ・マックスに振り回されながらも彼はあなたの親愛なる隣人スパイダーマンとして人々に希望を与えます。
前作ではピーター・パーカーがスパイダーマンになるまでの過程を丁寧に描いたことで、本作では序盤から弱気を助け強気を挫くヒーローとして大活躍。本作ではウェブ・シューターから射出されるクモの糸を活用した戦闘アクションが前作に比べるととても多彩で、中でも本作のメインヴィランであるエレクトロとの戦闘は見る価値があります。
元カノのグウェンとの関係。親友ハリーの命を蝕む奇病。両親の死の真実。自分の時間を削りボロボロになっても人々を助ける、親愛なる隣人を演じながら、ピーター・パーカーは自分を取り巻く様々な問題に立ち向かいます。例えそれら全てが良い結果で終わることがないとしても。
アンドリュー・ガーフィールド演じるアメイジング・スパイダーマンシリーズは本作でラスト。少々物足りない気はしますが、本作は他のスパイダーマン映画と比べても負けないくらい面白い作品であると思います。
過去鑑賞作品
大人の事情はさておき
青年ピーターの居場所
終わらないで欲しかった
"アメイジング・スパイダーマン" シリーズ第2作。
"金曜ロードSHOW!" で3回目の鑑賞。
原作コミックは未読。
低予算を売りにしていた前作とは違って、VFXが爆裂するアクション大作に変貌していました。なんとも嬉しい限りでございました。やっぱこうでなくっちゃね!
ハリー・オズボーンが満を持しての登場です。演じるは若手有望株俳優のデイン・デハーン。狂気に堕ちていく役を演じさせたら彼の右に出る者はいないんじゃないかと思いました。
ピーターとの間に生じた亀裂がグリーン・ゴブリン誕生の引き金となりました。病気のせいか、顔色も悪くなるし、なんとも悲惨。展開の悲劇性が前三部作の比ではありません。
グリーン・ゴブリンだけじゃなく、エレクトロ、ライノと云った強敵が次々に立ちはだかり、スパイダーマン絶体絶命のピンチ。ヴィラン総進撃と云った感じでワクワクしました。
エレクトロも印象的なキャラクターでした。スパイダーマンに心酔している冴えない中年男性が憧れを拗らせた挙げ句、超高圧電流を浴びたことで怪人になってしまいました。
力を得たことで増長し、スパイダーマンを殺そうと姑息な手段で彼を翻弄しました。ジェイミー・フォックスが変貌していく男を繊細な演技で表現していて、引き込まれました。
本作の敵は全て、スパイダーマンがいなければ生まれなかったと言えます。彼の苦悩や如何ばかり。「大きな力には大いなる責任が伴う」の意味を掘り下げたストーリーが胸を打つ。
クライマックスの変電所バトルの迫力と言ったら。エレクトロ、グリーン・ゴブリンと戦うスパイディがカッコいい。
その先に待ち受けていた悲劇は全く予想していなかったので呆然唖然。「どうせ生き返るんでしょ?」。それも大外れ。
意気消沈のピーターがヒーローとして再び立ち上がるまでの過程は、それだけで一本の映画になり得るのではないかと思うくらい、もう少し時間を掛けて描いて欲しいテーマでした。
ライノは完全に添え物扱いの感が否めず。マンホールの蓋で無事にやっつけられていることを祈るばかりです。
ところが、スパイダーマンがマーベル・シネマティック・ユニバースに参戦することが決まり、シリーズは本作をもって打ち切られることになりました。またもや呆然唖然。
両親の死に関する伏線を散りばめていたし、悲劇を乗り越えたピーターがこれからどうスパイダーマンとして活動していくのかが気になるだけに、嬉しい反面、残念に思いました。
※リライト(2021/07/06)
※修正(2024/05/15)
当時のCMは駄目ですよね
恋愛要素強めなスパイダーマン
すったもんだしてます
敵は可哀想だったけど、こんな性格じゃダメですよね
原作通りグウェンが死んじゃいました
でもなんやかんやでやる気を出して復活したスパイダーマン
となると3ではMJが登場するのかなー
解き明かされていない謎もあるし…
でもここまでなんですよね
観たかった様な、そうでも無い様な
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