劇場公開日 1978年12月18日

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カサンドラ・クロスのレビュー・感想・評価

全29件中、21~29件目を表示

3.5豪華メンバーによる娯楽作

2022年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

久しぶり(約45年ぶり)に観たが、なかなか色んなかたちで楽しめる娯楽作だった。
感染力の高い病原菌との戦い、第二次世界大戦直後から強度が弱くて危険な橋=カサンドラ・クロスとの戦い、そうしたバトルの合間の恋愛ドラマ……こんな見方は昔は出来なかった。

ジュネーブの空撮から始まり、国際保健機構ビルが映る。そのビルにスウェーデン人の過激派3人が入り込んで建物内で爆発させたところ、アメリカが極秘に研究していた様々な細菌や液体が飛び散る。過激派の2人が細菌を浴びて、1人は逃走してジュネーブ発~パリ経由~スウェーデン行きの列車に乗って逃げる。
この列車には1000人の乗客が乗っていたが、細菌を浴びた男が列車内で一般客に感染病を拡大させていく……だけど列車は止められない。
列車を止めると、感染者が地上のアチコチに行ってしまうから…。さぁ、どうする?…というパニックもの。

そして、ものすごい豪華キャスト。
この映画の日本初公開時に映画館で観た頃は、映画をあまり観ていなかった受験生だったので、役者など気にしていなかった。
列車に乗っている医師がリチャード・ハリス、その元妻(で今も恋人?)がソフィア・ローレン。
ジュネーブで列車に指示するアメリカ陸軍情報部の大佐がバート・ランカスター、彼にアドバイスする女医がイングリッド・チューリン。
列車の客では、優雅なマダムがエヴァ・ガードナー(かなりの貫録)と彼女の若いツバメがマーティン・シーン。
その他、リー・ストラスバーグ、OJシンプソン、(目立たないが)アリダ・ヴァリまで出演している。
このキャスティングは凄過ぎる。

ただ、感染病パニックかと思いきや、落ちそうな橋(カサンドラ・クロス)での落下を阻止できるかアクションになっていくのだが、「えっ、なんで?」と思える突っ込みどころが沢山あり過ぎる…(笑)
(※)ネタバレになっちゃうので、突っ込みどころは記載しない。

それでも、やっぱり面白いエンターテインメント映画である。

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たいちぃ

4.0当時

2022年7月23日
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豪華キャストで話題になった作品。ウイルスにかかった乗客全員を殺すため、橋から電車を落としてしまうこわーい話。映像はちゃっちい部分はあれど迫力あり。

ソフィアローレンの存在感半端なかったな。

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ken

3.5ヨーロッパ横断列車が舞台というスケール感は有象無象のパニック映画の...

2019年6月24日
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鑑賞方法:映画館

ヨーロッパ横断列車が舞台というスケール感は有象無象のパニック映画の中では頭ひとつ出ているし、キャストも国際色豊か。

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もーさん

4.0面白い要素てんこ盛りの欲張りな映画だ

2019年3月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

なかなかの傑作
国際列車を舞台にした映画といえばオリエント急行殺人事件がまず思い出されるが、本作はその次に名前を挙げられても良い

音楽のジェリー・ゴールドスミスが良い仕事をしており冒頭の哀愁ある楽曲だけで、雰囲気ある面白そうな映画を観るぞという気合いが入る

そしてソフィア・ローレンがやはり素晴らしい
写っているだけで映画の格が上がるとはこのこと
一流スターの力は凄い
エヴァ・ガードナーも印象に残る見事な存在感だった
男性陣もバート・ランカスターの苦悩の演技も流石であったか、O・J・シンプソンが後半に活躍するが彼もなかなかいい役者で印象に残る

ほぼ鉄道列車内での密室劇であり、従って群像劇となるが手際よく処理されておりダレない

クライマックスの鉄橋事故はこうなると分かっていても凄い
鉄道事故の恐ろしさを身体的な痛みで感じられるような演出は見事

列車ものとアクション、そしてパニックもの
そこに軍の陰謀の風味をスパイスに効かせてある面白い要素てんこ盛りの欲張りな映画だ

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あき240

3.0なんかおかしくないか、この話。 ・はなから乗客を助ける気はなかった...

2018年4月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

なんかおかしくないか、この話。
・はなから乗客を助ける気はなかったのか?ならなぜそんなとこに味方の警護隊を乗り込ませる?
・始めは助ける気があったのか?ではどこでそれが変わった。しかも病気は治ると分かったのに。
・乗客も警護隊と銃撃戦までやる?

てな具合でツッコミどころは満載。ちょいちょい挟んでくるラブシーンも緊迫感を大いに削ぎます。とにかく無駄に人が死にまくります、ラストはその集大成。余部鉄橋の事故を思い出し、現実にあったんだと怖くなりました。

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はむひろみ

3.0古い映画だが、十分面白かった。アメリカは結局悪役ってわけだ。やりき...

2018年3月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

古い映画だが、十分面白かった。アメリカは結局悪役ってわけだ。やりきれない憤りを感じた。最後の列車が川へ落ち込む光景が酷かった。

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Sheeta

1.0人命救助の為に殺し合い?

2017年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

知的

幸せ

 対応策のないの感染症が列車内で拡大していく。この問題に対して、原因を作ったアメリカは列車をポーランドの「収容施設」へと運行させる。
 今では考えられないほどの、欧州でやりたい放題の米国の姿が描かれている。イギリスとイタリアの製作であり、これが大戦後の欧州人のアメリカへの視線なのだろう。ジュネーブの保健機関の女医の、米軍大佐に対する視線や言葉がそれを代弁する。
 そしてもっと皮肉なことに、窓を封印させた列車で、隔離すべき人びとを先程の収容施設へと運ぶことが、ナチのホロコーストに重ね合わせられていることは明白である。
 そのような当時の国際情勢を批判的に暗示する一方で、人間は進退極まった時にこそ、その本音を見せ、信念に殉じるものだということもドラマとして見せる。
 ソフィア・ローレンとリチャード・ハリスの夫妻は、本音を吐露し合うことのない結婚を二回も失敗させている。しかし、この危機に際して、互いの働きぶりに驚き、相手の真摯な人間性に気づく。
 神父に変装して、麻薬の潜入捜査をするOJ シンプソン(後の彼が実際に起こした事件と対照するとほとんどコメディにしか見えないが)や、大富豪の愛人のマーティン・シーンも、他の乗客たちを救うために一命を擲つ。
 オールスターキャストだし、オープニング(「サウンド・オブ・ミュージック」へのオマージュであろう。)とエンディングの空撮にはお金も技術もつぎ込んでいる。それにジュネーブの駅のロケも、ヨーロッパが鉄道によって結ばれていた在りし日が映っていて、欧州旅行が高嶺の花だった時代を懐かしむことができる。
 しかし、これだけ大作の要素が備わっているにもかかわらず、いや、そうであるからこそなおさら、観客が納得できない面が目につく。
 米軍の指揮所のセットは初期のスタートレックのエンタープライズ号ブリッジ並みに安っぽいし、封印を施された後の列車がそれまでのものとは別の車両であることが簡単に分かり過ぎる。
 そして、ソフィア・ローレンの、全くのってない演技。
 さらに、人命救助の名のもとに始まる銃撃戦。このおかげで、鉄橋から落ちる列車とともに、映画もまたB 級へと落ちるのだ。

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佐分 利信

3.0恋愛ものじゃなかった(^^;;

2017年6月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ソフィア・ローレンがこういうパニック?アクション?ものやるんだ〜
あんまし意味ない気がするキャスティング

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mamagamasako

4.0橋の名前だった

2017年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

興奮

昔、映画館で見たときはオールスター作品だったが、今回見てなるほどと再認識。
アメリカは肺ペスト血清をジュネーブで開発していたが、テロリストが乱入、制圧したものの肺ペストに感染した犯人が逃亡、国際列車に潜り込む。
アメリカ軍人としてバート・ランカスター、ドクターにイングリッド・チューリン。
列車に乗り合わせるのが、医者のリチャード・ハリス、その前妻で小説家がソフィア・ローレン、ドイツの武器製造会社社長夫人がエバ・ガードナーで、その愛人がマーティン・シーン。
ハリウッド製ではないので最後はちょっと辛口。

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いやよセブン