「「恩讐の彼方に」」レイルウェイ 運命の旅路 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
「恩讐の彼方に」
クリックして本文を読む
第二次大戦下で日本軍の捕虜となり、タイ・ビルマ間の鉄道建設の過酷な労働を強いられたエリック。戦後数十年経っても、そのときのトラウマに苦しんでいる。その彼と、当時の日本軍通訳との再会は、まるで菊池寛「恩讐の彼方に」のようなクライマックス。贖罪と、赦し。
最後、落としどころ(その後、親友と呼び合うほどの交流)がないのは、単なる美談で済ませたくなかったからだろうか?
通訳(真田広之)が、戦争の責任をあそこまで個人で背負い込むことに、やや疑問あり。
コメントする