「もう「バトル・ロワイヤル」のパクリと呼ぶのは辞めよう!前作増しのエンターテイメント!」ハンガー・ゲーム2 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
もう「バトル・ロワイヤル」のパクリと呼ぶのは辞めよう!前作増しのエンターテイメント!
大ベストセラーYA小説を映画化し、大ヒットを記録したサバイバル・アクションの第2弾。
ちょっと前に1作目を見直しておいて良かった…。
前回大会で優勝し、革命の象徴となったカットニス。折しも、歴代優勝者が集う特別大会が開催される。それは、カットニスの存在を疎ましく思い彼女を抹殺しようとする独裁者スノーの陰謀だった…。
日本では、「バトル・ロワイヤル」に似ていると不評だった前作。
さすがに2作目、「バトル・ロワイヤル」と違うという事は幾ら何でも少しは浸透し、またジェニファー・ローレンスの人気上昇も手伝って、今度はヒットするだろうと思っていたら…、昨年の公開時、週末ランキングでベスト10にも入らず…。
どうも日本とこの作品の相性は悪いようで…。
僕は前作もそこそこ楽しめたので、2作目も普通に見たいと思っていた。
で、見てみたら、今回も楽しめた。いや寧ろ、前作より面白くなってる!
始まった“ハンガー・ゲーム”は、毒霧、獰猛ヒヒ、物真似鳥、落雷、洪水と難易度アップ。
強者揃いの中で同盟を結ぼうとするが、誰と結ぶか、誰なら信用出来るか、誰が裏切るか分からない。
いざゲームが始まるとスリリングで、引き込まれる。
弓矢を構えるカットニスは前作増しの勇ましさ。ジェニファー・ローレンスって凄い美人じゃないけど、やっぱり魅力的だなぁ。
確かにゲームが始まるまでが長い長い。時間にすると、映画始まって80分後。
それまでドラマが続くが、前作を見ていれば、ドラマ部分だって飽きはしない。
“偽りの恋人”として世間の見世物にされるカットニスとピータ。
前回大会の苦悩が続くカットニス。
カットニス、ピータ、ゲイルの三角関係は、某ヴァンパイア映画みたいにベッタベタではなく、関係を匂わせる描かれ方なのが好感。
独裁政権への風刺もチクリ。
映画を見ていると、ただの殺し合いのゲームではなく、独裁政権へ立ち向かう話なのが分かる。
一流のスタッフ・キャストによるエンターテイメント。
色眼鏡を外せば、きっと楽しめる作品だと思う。
そして、あのラスト!
続きが待ち遠しくなってしまうではないか!(笑)
またまた、こんにちわ。
私にはヒット作のパート2ってのは
どうもしっくり来ない作品が多いです。
コンセプトは面白かったのですが
多分、宣伝の仕方が悪かったと思います。
歴代チャンピオントーナメントばかりが
強調されていた感があります。
もっと見所あるのに。
いずれにせよ、次回、最終作に
期待が高まりますよね。