劇場公開日 2013年12月27日

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「バトロワのようにまた同じものを見せられるのかと危惧していたら・・・」ハンガー・ゲーム2 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5バトロワのようにまた同じものを見せられるのかと危惧していたら・・・

2020年8月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 凄い!1作目に軽く説明のあった暴動、革命といった専制政治に対する憤りをようやくここで開花させてくれた。凱旋演説のときも、民衆は三つ指の手を挙げ、革命の火種になるんじゃないかと恐れたサザーランド演ずるスノー大統領。しかし、ヒーローをそんな簡単に潰すわけにはいかない。何せ“ハンガーゲーム”は国民の不満のガス抜きであったからだ。

 そうして、歴代勝者たちが12地区から選ばれ、まるでクイズ番組のチャンピオン大会の様相を示す。チャンピオンたちは過酷なゲームを経験しているため、仲間=同盟を作って身を守り、悪政を倒そうという意気込みで生き残りをかける。

 前作でも使われた動物、自然を巧みに操るジャングル。参加者が殺し合いをしなくとも、他のトラップによって殺せばいい。とにかく、革命の火種になるものは消せ!という悪だくみのオンパレードでした。レニー・クラヴィッツもあっさり殺されてたし、フィリップ・シーモア・ホフマンの登場でもっとやっかいな展開になると思いきや・・・である。

 あのおばちゃんや電気おじさん、ちょっと可哀そうなくらいだったけど、彼らのおかげで反撃のチャンスがつかめた。この終盤の怒涛の展開では叫び声を上げたくなるくらい興奮。途中眠かったけど、一気に目が覚めてしまいました。

kossy
かいりさんのコメント
2020年8月10日

今の色気むんむんのローレンス姉さんも好きですが、この頃の黒髪あどけないカットニスも懐かしいですね。ライトノベル作品って色々ありますが、ハンガーゲームシリーズは、脇を固める名優たちの存在感もあり、重厚で好きです。

かいり