「スマートさは無いけれど」グランド・イリュージョン Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
スマートさは無いけれど
イリュージョニスト(手品師)でそれぞれ生計を立てる4人が、あるメッセージをきっかけに同じビジネスに関わる。 それは観客の目の前での「銀行強盗」。 犯人を捕まえるべく、FBI捜査官とインターポールの刑事が捜査に加わるが…というストーリー。
スマートさは無いけれど 異色の顔ぶれと独特の演技、局所で楽しませてくれる作品。 少しだけ男の色気が出てきたジェシー・アイゼンバーグ(でも 早口な芸風は以前と変わらず)。 “胡散臭い”という言葉がぴったりの催眠術師・メリットを演じた ウッディ・ハレルソン。 紅一点、どの主要キャラとも不釣り合いだけれど 突出せず・その魅力的な声が手品師向きかもねと思わせる ヘンレイ役のアイラ・フィッシャー。 先輩方の胸を借りて未熟な手品師を好演、デイブ・フランコ。 ストーリーをリードするポジションでありながら、だらしない感じのハルク…ではなくマーク・ラファロ。 『ダークナイト ライジング(2012)』ドゥオのモーガン・フリーマンとマイケル・ケインは その役柄にちょっと違和感があるも掛け合いは息が合ってました。
舞台がラスベガスで トリックには裏があるという点も『オーシャンズ11(2001)』風ですが、ネタばらしのタイミングがイマイチ。 それでも“悪いばかりじゃない奴ら”の活躍で スカッとさせてくれる部分が評価できる 3.0。 ハイテックな演出も結構あったので、エンディングをもっとカッコよく閉めてほしかったです。
コメントする